October 16, 2005

信州への旅  第三

前回、安曇野に多くの美術館、博物館などがあることについて書いた。

それらは、とても短時間では見てまわることができないことも書いた。

今回は、二つの美術館をピックアップしてみたい。

その前に、前回述べた道祖神を写真で紹介しよう。


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写真では表情や仕草が充分理解できないであろうが、男女二人一組になった石彫は、ただ二人並んで立っているものもあれば、男が女の肩に手をかけて抱き寄せているようなものなど、いろいろある。

そうした二人のセッティングから、『縁結び』や『夫婦和合』の神と考えられ、更に『五穀豊穣』『子孫繁栄』の神と発展的に解されてきたのかも・・・・・。

長くなるので、美術館紹介は次に。


at 07:17|Permalink

信州への旅  第二

安 曇 野

 あ ず み の 


安曇野の道ばたには、御影石に削り込まれた可愛い道祖神があった。

その表情や仕草は似てはいても同じものは無かった。

以前この地を訪れた時、緑の稲穂の畦道に、ひっそりと二人たたずむ道の神に愛らしさを感じたものだった。

道祖神は一般的には『道路の神様』であり、道路の悪霊を払い旅人らの安全を守る神であるが、案内書では『縁結びの』『五穀豊穣』『子孫繁栄の神』『夫婦和合』などの神であるとも書かれている。
道祖神信仰について、宗教学的研究報告は沢山あるので、ここでは省くことにする。

北アルプスから流れ来る幾筋かの川が合流し、安曇野で犀川となるが、扇状地であるため雪解け水の湧水は清らかな流れを作り出している。

アルプスを眺め、松本盆地の北に広がり、穂高温泉郷を抱えるのどかな高原田園地帯が安曇野である。

以前に比べれば道路が広がり建物が増えたものの、牧歌的風情を多分に残しており、素晴らしい土地柄であることに変わりはない。


変わってきたと感じたものは美術館に博物館、ガラス工房など、アート・ワークショップが増えたことだろうか。

この安曇野一帯で芸術に関係する施設の数は相当なもの。

全て見てまわるには、2日は費やさねばならないのではないかと思えた。

私が頻繁に旅行をしていた学生時代に『安曇野』という地名はなかった。

一体いつの頃から安曇野と呼ばれ始めたのか不明であるが、どうやら臼井吉見氏が書かれた作品、『安曇野が世に出てからのことらしい

穂高や豊科という地名も歴史と伝統を持つ名前ではあるが、そうした地域を含む一帯を称して呼ぶ安曇野という地名には何かロマンを感じさせる響きがあるように思う。

それが2005年10月1日、町村合併で『安曇野市』と市の名前に冠せられたのだが、行政区分の市名となると、私のロマンの感覚とは若干ズレるものを感じた次第である。



at 04:48|Permalink

October 15, 2005

秋色の信州

信州の平地は秋の始まり。

高地は、まさに錦秋の趣き。

全く久方振りに訪れた信州。

過去何度となく訪ねた信州であるが、秋のこの時期は初めて。

現職にあった頃、10月、11月は休みを取れる状況にはなかった。

自分の仕事だけでなく、何かと行事の多い時期でもあった。

家内も私もリタイアし、のんびりと二人で味わう初めての信州の秋であった。



まだ明けやらぬ安曇野に到着。
しばし仮眠を取り、ワサビ農園へ。

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肌寒ささえ感じる朝靄のかかる中、幾筋もの清冽な流れを挟んで目に鮮やかな緑の帯が伸びている。

せっかくの機会なので『ワサビの粕漬け』作りにチャレンジしてみた。

材料は、ワサビの根と葉の軸の部分、それに味付けされた酒粕と塩少量。


根の部分はスライスしてから千切り状に、軸の部分は5ミリ程度にぶつ切り。
切り終えたものに塩を少量振り、軽く混ぜて馴染ませる。
それに蔽いをして砧で叩いてワサビの辛味を出す。
それと酒粕を混ぜ合わせて密封して寝かせる。


作りたてはワサビの苦味が勝っているが、一昼夜寝かせると苦味が消えて辛味が強くなる。

自画自賛するようであるが、帰宅してから食した『マイ・ワサビ漬け』は今まで食べたワサビ漬けの中での最高・最良のものであった。

信州の旅は、まだ始まったばかりである。


at 07:01|Permalink
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