April 2007

April 22, 2007

武勇伝 1

今回のソウル滞在では以前にガイド役を務めてくれた友人が仕事の都合で予定がつかず、私は気楽に一人でブラブラ過ごしてきたのであるが、機内で隣席に座っていた女性のことを思い出して電話をしてみた。

もともとソウル出身であり、しばらく親戚の家に滞在すると聞いていたので、どこか良い店でも教えてもらおうと思ったのである。

幸い予定も空いているとのことであったので世宗ホテルまで来てもらった。

明洞あたりの焼肉店は珍しくも無いが、やや高級だが品物も良いし綺麗な店で、しかも江南にあるということなので夕食を一緒にと連れてもらうことにした。

明洞などのソウル市内の中心部は漢江(Han River)の北側に位置するのだが、江南地区は字の通り漢江の南に位置する地域である。

ロッテワールドも江南の蚕室にあるし、ホテル・リッツカールトンもある。

ソウル・オリンピックを機に大きく発展した地域であり、漢江に沿ってHyundaiなどの高級マンションが建ち並んでいる地域でもある。

案内された焼肉店は『サムウォン・ガーデン

広い敷地に滝や池を配し、緑の木々に包まれたレストランであった。

部屋が幾つもある大きいレストランであるが、私達は滝を望めるフロアーの分厚い自然石で造られたテーブルに座った。

美味しいお肉などの料理にビールと焼酎で、いやがうえにも話が盛り上がった。

下は上機嫌の私だが、背景はレストランの一角である。
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ところで下の写真の女性、LPGA・2004で優勝したグレース・パークであるが、このレストランのオーナーは彼女の父親だったのである。
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それはそれとして、田(テ)さんの友人が経営しているクラブが近くにあるというので、そこへ飲みに行こうということになった。

レセプションのソファには若いベッピンのお嬢さんたちが7人ばかり座り、バーカウンターの後ろにバーテンダーが2人と棚には高級ウィスキーがズラリ。

フロアーにはタキシード姿の男性3人が立って私達を迎えてくれた。

日本のクラブのようなオープンフロアーではなく、全室4畳半か6畳程度の個室仕様となった高級感溢れる店である。

私達が案内された部屋は6畳ほどの広さであったが、大きいテーブルにゆったりしたソファ、それにカラオケ・セットも完備されていた。

他の部屋も同タイプとのことであり、完全防音。既に他の部屋にも客が来ていたようであるが、全くその気配さえも感じない造りであった。

私と田(テ)さん、それにオーナー(ママ)の3人でさんざん飲み食いし、生伴奏の男や店の女の子を呼んで大いに歌い楽しんだ。

何時間店にいたのか、フロアーマネージャーが閉店を告げに来た時、私はホテルに帰るのが面倒になるほどで、他の2人もへべれけに酔っていた。

オーナー・ママが、二人とも我が家に泊まっていけというので、彼女のお抱え運転手が迎えに来てくれたので、そのまま彼女のマンションへ深夜のドライブ。

豪華な高級マンションに彼女は一人暮らし。

そんな部屋に初めて店を訪れた男を招くのも常識外であるが、私にしても考えられない行動を取ったものだと思う。

武勇伝の続きがあるかどうか・・・・・







at 06:59|Permalink

April 21, 2007

しっかりしてくれ

異様、奇怪、不思議

何と表現して良いのか分からない、訳のワカラン事件が頻発している。

ええかげんにして欲しいと願うのは私だけではあるまい。

個々の殺人事件だけではない。

勿論、大国の侵略と言える戦争による大量殺人もある。

それに、テロリストと呼ばれる連中の無差別殺人もある。

まことに情けない。

安倍首相が慰安婦問題での発言を撤回した。

アメリカ詣でのアクセサリーの1つなのであろう。

強制の事実は無かったと言ってみたり、狭義の意味での連行は無かったとか、黒色からグレーにボカシ、結局白色に変えてしまった。

猫の目じゃあるまい、戦争を知らない世代だから仕方が無いなどとも言えない。

軍政の全体主義のもと、平和を願う至極当然な思想を持つだけで警察に拘引され拷問を受け、そして投獄されるという異常な世の中にあって、人々は語る言葉を失くしていた時代である。

北朝鮮の拉致問題に事寄せて、拉致=連行・強制という言葉をイメージさせ、あたかも強制が無かったと焦点ボカシの強弁をしたのであろうとしか思えない。

政治家は巧弁であるべきとは思うが、歪んだ歴史認識を持ち、事を捻じ曲げるようなことを言ってはならない。

ましてや一国を代表する総理大臣にあっては尚更のことと言えよう。

清廉潔白、誠実という姿勢が政治家に見られないのは残念なことだ。

今日は全国各地で地方選挙が行われる。

伊藤一長氏が射殺された長崎でも市長選が行われる。

弔い選挙だと名乗り出た者、現市政を引き継ぐと言う者もいる。

功罪は別にして伊藤氏は亡くなった。

義理や人情に流される事なく、長崎市民が見識を示すことを期待したい。


at 23:21|Permalink

April 20, 2007

ソウルあれこれ

何を目的にソウルを訪れるのか、人それぞれに思いはあろう。

固く理屈っぽく書いてきた部分があったかも知れないが、それは私の姿勢であって他の人たちに指図するつもりは毛頭無い。

事実、事前の知識や学習していった以上のこと、或いは全く知らなかったことを現地を訪れることで学ぶことも多いからだ。

以前ソウルを訪れた時には○○大学講師の李さんにガイドをしてもらったが、今回は日程が合わずに私一人でブラブラ歩きまわっていた。

以前に案内してもらった徳寿宮(トクスクン)ではあるが、今回訪れた際偶然に王宮守衛の交代式に出くわした。
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徳寿宮の大漢門の前で行われる守衛の交代式は現地を訪れたことで知り得たことの一つである。

徳寿宮は1470年に王の別邸として建てられたものであるが、ソウル市庁舎やソウル広場とは太平路を挟んだ広大な敷地に朝鮮式の建物が建ち並んでいる。

それらの建物ではオンドル式の床暖房システムを見ることができるし、美術品展示に利用されているものもある。

下の写真は旧・ソウル駅で建物は保存?されているように思えたが、立派な建造文化財である。
現在、新幹線その他の列車の発着は隣接する新しいソウル駅をターミナルとして行っている。
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クリスマス、正月、旧正月と、ソウルの街の照明は明るい。
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ソウル滞在中に私が通うのは地下鉄2号線の乙支路入口から一筋北の道を入った通りにある海鮮料理店。

韓国と言えば焼肉が代名詞のようになっているが、食べなくはない、が、それ以上にナクチ料理が好きなのである。

ナクチ、つまりタコのことであるが、韓国のタコ料理の場合マダコよりも小ぶりで、イイダコのようで手がうんとながい手長ダコを指している。

よく洗ったナクチの長い手をハサミでチョッキンチョッキン。

短く切られたナクチの手が皿の上でうごめくのをゴマ油と塩で食すのである。

箸にまとわりつき、口の中でも吸い付かれるが、食感が良いので酒のアテに良い。

酒というのは当然ソジュ、焼酎のことである。

ナクチ・チョンゴルもウマイ。

これはタコと野菜などを煮込んだ唐辛子で辛い鍋料理であるが、辛い料理で熱くなった口を冷えたソジュがさましてくれるのだ。

鍋の具が無くなれば、ご飯を入れて・・・しかし、一人でこれだけは食べきれない。

何故かって?  韓国では必ず注文した品物以外に、その店で作ったキムチなどの小料理を何品か出してくれるのだから。

この店は英語も日本語も通じないけれど、賑やかな明洞からは離れているので静かであるし、物が新鮮である上に安いので気にいっているのである。


at 11:16|Permalink

April 18, 2007

韓国 ソウル 貞洞劇場

今回のソウル滞在中、楽しみの一つにしていたのが『パンソリ』の鑑賞であった。

パンソリ』というのはリズムを取りつつ、その場の雰囲気を太鼓を叩きながら表現する“コス”と、セリフ・物語を身振りと共に語り歌い上げる“ソリクン”の二人が呼吸を合わせて演じるもので、やがて観客達もそれに同調し、演じる者と観客が一体化していくという朝鮮民衆芸能の一つである。

下は“コス 写真は貞洞劇場の公演パンフレットより
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私が初めて『パンソリ』に接したのは1993年だったか、もう少し前だったか、友人の女性に連れられて韓国映画を観に行った時であった。

確か『風の丘を越えて・西便制(ソピョンジェ)』というテーマの作品であったと思う。

原作を文庫本でも読ませてもらったが、映画によって音と映像が強く印象付けられていたのでイメージしやすく、『パンソリ』というものが強烈なものとして心に残ったのである。

朝鮮の伝統芸能としては『パンソリ』のほか、宮廷音楽としての『国楽』、農業行事に関わる“農楽”や巫女たちのシナウィと呼ばれる“巫楽”と民謡としての“散調”などの『俗楽』、それに風刺劇としての『仮面劇』(タルチュム)などがある。

パンソリ』には、昔は12の話があったそうだが、現在は『春香歌(チュニャンガ)』、『沈清歌(シムチョンガ)』、『水宮歌(スグンガ)』、『興夫歌(フンブガ)』、『赤壁歌(ジョクビョクガ)』の5大パンソリが演じられており、ユネスコの世界文化遺産にも指定されている。

いずれも朝鮮民話としてよく知られているものである。

下の写真は“ソリクン  写真は貞洞劇場の公演パンフレットより
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沈清歌(シムチョンガ)』を語り歌い上げる

私が鑑賞した時の演目は『沈清歌(シムチョンガ)』であった。

沈清歌(シムチョンガ)』の“沈清(シムチョン)”というのは盲目の父親と二人で暮らす親孝行な娘の名前である。

お米300袋をお供えすれば目が見えるようになると僧侶に言われた父親はお供えすることを約束してしまうのだが、貧乏な生活をしている沈清(シムチョン)の家で300袋ものお米を工面できるはずもなかった。

そのことを知ることとなった沈清(シムチョン)は、船の「いけにえ」となることを知った上で船頭達に身を売る決断をし、父親の目が見えるようになることを願いつつ父親と別れて旅立つのである。

沈清(シムチョン)の行為から娘の想いを知った父親は胸が張り裂けんばかりの悲しみのどん底に沈みこんでしまう。

ひどい嵐の海で沈清(シムチョン)は船頭たちとの約束通り海に身を投げる。

しかし、天の助けによって沈清(シムチョン)は人間世界の后となり、王の協力を得て父親と再会する。

そして父親の目も見えるようになり、親子共々幸せに暮らしたという筋書きなのだが、これを太鼓の音と共に語り、歌い、時には叫び、身振りを交えて演じるのである。
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公演は全て韓国語で行われた。

舞台のソデでは英語や日本語の説明が電子文字で表示はされるのだが、セリフと一致するものではないし、演者の表情や身振りと同時に文字盤を見ることは出来ない。

私は物語の筋書きを充分に知っていたこともあって、演者が韓国語で演じていても彼女の身振りや声の大小、強弱、高低、うなり、ひねり等、表現の違いから今何を語っているのか、ひしひしと感じるものがあり、いつの間にか舞台で演じる彼女と同じ場に立っていたようだ。

彼女の演技の中でボロボロ涙がこぼれて・・・・・

単に私の涙腺がゆるんできたのか、彼女の演技が私を泣かせたのか。
むむむむむむ

舞台が終わった沈清(シムチョン)役の女優さんと記念撮影

この娘が私を泣かせた・・・泣き顔は見せられないので悪しからず

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下の貞洞劇場では『パンソリ』の他にも宮廷音楽としての『国楽』、農業行事に関わる“農楽”や巫女たちのシナウィと呼ばれる“巫楽”と民謡としての“散調”などの『俗楽』も演じている。

いずれも素晴らしいものであった。
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at 14:30|Permalink

韓国 水原 6

シティーツアーバスは最後にオマケ(私にとって)みたいにKBS(韓国放送)のドラマセンターに連れていってくれた。

ドラマの撮影セットである。
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上は昭和初期だろうか、日本の町であった。

下・日本家屋(左)もあったが、朝鮮風民家のような屋根の家もあり、場所を想定するのが難しかった。
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下は、大正から昭和初期にかけての日本の町だろうか。

チンチン電車のレールが敷かれていた。
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撮影セットであるからホンマモンの大きさでは無いし、内部に造作が施されているものもあったが、大半は表部分だけ。

しかし、韓国でドラマ制作を行う場合、李朝時代や戦後・現代モノはともかく、明治以来1945年までの間を舞台とするドラマには必ず日本の情景を表すセットが必要になるのだということをココに来て再発見した次第。

ともあれ楽しいツアーを終了してマーサと共に記念撮影を観光案内所のお嬢さんにお願いした。(この写真は秘密)

お腹が空いたので水原駅の上へ食事をとりに上がってみた。

日本のデパートの食堂街のように何軒ものレストランがあったが、私は下の写真の店に。
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昼時をやや過ぎてはいたものの、客の多いこと。

客席が多く広いレストランであったが、ほとんどが女性。

たまたま空いていた4人がけの席に1人で座らせてもらった。

フロアースタッフとして女性6人で切り盛りしていたが、残念ながら日本語も英語も全く通じず、仕方なく簡単な韓国語で、

「ネー オモニ メニュバン ジュセヨ」

メニューを持ってきてもらって見るもハングルが分からない。

「イルボンヌ メニユー イッソヨ」

日本語のメニューも無い。

仕方なく近くでワイワイ賑やかにしゃべりながら食事しているご婦人がたのテーブルを見回し、そして、幾つかはメニューに出ている写真を参考にしながらメニューの写真を指差し

「イゴ ジュセヨ」「イゴ」と・・・
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出てきたのが上の写真のような料理。

注文したのは右上の鶏肉と野菜の料理、右側の赤飯のようなもの、それにビールだけであった。

しかし韓国のレストランは必ずその店のキムチや和え物など、ちょっとした『おかず』を別に出してくれるので盛り沢山なものになってしまった。

店が別途に提供してくれる『おかず』が何種類で、どれだけの量なのか、これは其々の店によって異なるので予想がつかない。

昼間っからビール2本を空けて満腹状態。

ビールを飲まずとも常に満腹状態にはあるのだが・・・


at 11:42|Permalink
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