January 2009

January 17, 2009

書き忘れではないが・・・

1月12日は月曜日であったが『成人の日』で祝日。

昨年末クリスマスの頃に行ったきり、私が顔を出していない喫茶店へ初めて行ってきたと、某保育園に務める女性からメールをもらった。

とても美味しいコーヒーであったと感想を書いて寄こしたのである。

その喫茶店はカウンターだけなのだが、数台のサイフォンを置いて客の好む豆でコーヒーを点ててくれるのである。

喫茶店そのものが少なくなってきているように思うのだが、昔ながらの、タバコを吸ってノンビリとした時間を過ごせる店。そんな喫茶店なのである。

私は、この店の豆のブレンドの割合が好きなのと、タバコを吸えるということで時々訪れる程度なのだが、主任保母をしている女性がこの喫茶店の近くに住まいしていることを知ったので昨秋に紹介したのだが、忙しい時期であったらしくなかなかコーヒーを飲みに行けなかったらしい。

それがやっと行くことが出来たというのである。

最近はスターバックスだのという店、チェーン店らしいが、こうした類いの店が足場の良い所に多く出来ている。

ガラス張りで店内は明るい感じであるが道路側から丸見えで、ほとんどが禁煙の店になっている。

忙しく走り回る若い人たちには良いかもしれないが、私には合わない。 喉が渇いていても自動販売機のコーヒーの方がまだマシ。

私が訪れる喫茶店ではコーヒーの回数券を売っていて、10杯分のコーヒー代金で2杯分だったかのサービス券が付いている。 しかも回数券を購入すると『ビール缶(発泡酒)』が5本プレゼントされる。 更に冬場は1杯のコーヒーを飲む度に『貼るカイロ』を1枚プレゼントしてくれるのである。

いかに水商売とは言えサービス精神旺盛なのには驚くばかりなのだが、この店から年末に渡すつもりだった物があるので立ち寄ってほしいとの伝言があったと件の女性がメールに書き添えてくれていたこともあって、外出のついでにコーヒーを飲みに寄ってきたのである。

頂いたものは某デパートの包装紙に包まれたもので、開いてみると『お歳暮』の熨斗に喫茶店の名前が書いてある下のボトル。

うーーーん、『お歳暮』など頂くようなお付き合いもしていないし、常連という客でもないのに・・・

正月早々面食らってしまった。
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この喫茶店には2人の男性がいるのだが、主人(私はそう見ている)は足が不自由なのだが世界中を旅してまわったという人物で、とりわけアフリカ旅行について面白い話を聞かせてくれる。

不自由な足で外国旅行も私達には想像出来ないような大変さもあったのだろうと想像するが、どこを旅行するのにも自分の車を運んで行くので不自由なことはないと言う。

それだけ聞いて、「この人は私とは全く違う境遇の人」という印象を抱き、以後今でも私は彼をそのように見ている。

単に足が不自由であるという違いだけではなく、マイカーを現地へ空輸して旅行を楽しむというのであるから資産面での違いが余りにも懸け離れ過ぎているというわけである。

前に戻って考え合わせると、『ビール缶(発泡酒)』にしろ『貼るカイロ』にしろ『お歳暮』にしろ、私にすれば彼の『道楽』のように思えるのだ。

実際、僅か300円程度のコーヒーを出して原料、光熱費などを差し引いて、1日に何杯売れるのかを考えると、私には商売をしているとは考えられないのである。
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まあ、そうしたことは良しとして、彼がここ何年か執着しているのが南西諸島への旅行だそうだ。

これは現地でタクシーを利用するようにしているらしいが、その旅行で見つけたのが奄美黒糖焼酎だそうで、この『朝日』という銘柄は最も気に入っている焼酎に次ぐものだそうである。

現地でも品切れの時があるようで、こちらでも常時商品棚に並んでいるわけでは無いという。

私は未だ味わったことの無い黒糖焼酎だが今は酒蔵、ぶっははははは、蔵と言うほどのものでは勿論ないが、他の酒とともに並べている。

Y君か誰か来れば一緒に封切りを楽しみたいと思っている。

楽しみや幸せは、出来るだけ多くで共有すれば良いのだ。

ともあれ喫茶店の主人にはお礼を申し上げておく。




at 10:51|Permalink

January 14, 2009

博多の友人が雑誌に 『船長のこと』

我が家の新年の集いに来たH君が持ってきてくれた雑誌に、博多・第三共進丸の店と船長が取り上げられていた。

秋に、年末に、行きたいと思いつつ行けなかった博多であるが、船長が雑誌『九州・大人のウォーカー』12月号に載ってやってきてくれた。
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にこやかなエエ顔で写っているが、頑固さにかけては私ですら舌を巻き口閉じざるを得ないほどの人物。

が、これでは褒めているのか貶しているのか分からない。

頑固には違いないのだが、曲がったことが嫌いで筋を通すという、言い換えれば『生一本』な男で、私が博多を訪れた時に一緒に酒を酌み交わす相手でもある。

私は知らない人であるが吉田 類(よしだ るい)というイラストレーターで文筆家が雑誌の取材で船長の店『第三共進丸』を取材で訪れ、その時の記事が『九州・大人のウォーカー』12月号に掲載されていたのである。

 『九州・大人のウォーカー』12月号
      発行・角川クロスメディア

写真はそれを転載したものであることを断っておく。

これまで船長の目は覆い隠していたが、雑誌で公開されているので今回は配慮しない。

吉田 類(よしだ るい)・・・1949年高知県生まれ、文筆家、イラストレーター、俳句同好会主宰。90年代より酒場や旅をテーマに執筆。著書は「酒場歳時記」(NHK出版)、「酒場のオキテ」(青春文庫)など。現在BS1「酒場放浪記」(毎週土曜22:30~)に出演中。 【雑誌のプロフィールより】
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吉田 類氏もヤリイカの活け造りについて、
ヤリイカの いよいよ切らる 月白に
という句とともに、
まだ幾本かの足はうねり、黒く大きな眼がこちらを睨む。透き通ったその身には、脈管が律動しているじゃあないか。その様はネオンの点滅に似ている。これを舌へのせれば、かろやかな粘りと共に深海の恵と溶け合う心地。まさに命のきらめきを頂くよう
と、褒めちぎっている。


自家製の『漁師かまぼこ』や『シュウマイ』と共に、今や『ヤリイカの活け造り』も自慢の一品となった。

「イカをやれ、活け造りをやれ。」と随分言ってきたが、頑固な船長はなかなか首をタテに振らんかった。

シャイな男だから『感謝』の『か』の字も言わんが・・・ぶっははははは


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第三共進丸の、或いは『九州・大人のウォーカー』の宣伝のようなことになったが、しばらく会っていないので船長の元気な様子を知る事ができただけでも嬉しい。

月が替われば一緒に飲めるかも。

この『九州・大人のウォーカー』12月号は博多・春吉の『久岡家』も紹介されており、他に東京・築地市場や三厩のマグロなども特集されていたので楽しく見せてもらうことができた。


at 11:00|Permalink

January 13, 2009

汗顔の至り

決して口先のことではない。

目玉が飛び出すような大金をはたいて購入したワープロ。

もう20年以上前になるだろうか。

キーを打つことは、中学2年の折に父親が持ち帰ってくれた中古品の英文タイプライターで慣れていたので何ら抵抗を感じることも無かった。

赤と黒の2色の布テープを何本消費したか、大学の教養までは使用していた。

図体の大きいワープロも1行表示に変わりはなかったが、26文字プラス特殊記号と数字を打ち込む英文タイプライターに比べ、日本語ワープロの特性は漢字・かな変換機能があり、これは便利で面白いが、ひとつの言葉ごとに変換しなければならないのが面倒でもあった。

やがて2行表示や3行表示の出来る機種が出現し、文節単位で一括変換出来るように便利さが増し、価格も初めの頃の物からは想像も出来ないくらい安価となり、A4サイズやB4サイズの全画面を表示出来るまでになった。

人間というもの常により良いものを求めるようで、私にしてもワープロは3台買い換えた。

しかし、一括変換という便利さの反面、変換の間違いによる誤字が多くなったのも事実。

初期のワープロでは言葉ごとに変換していたので誤字を見過ごすということは99%無かったことであるが、一括変換が可能になってから以後の誤植は多く、パソコンを併用し始めた時のウィンドウズ95以来、現在のXPに至っても悩みの種の一つである。

既に公開したブログの分量が増えたので、冊子にすべく保存を開始して見直しを進めていたら、何と結構変換の誤りによる誤字が見つかるのである。

人間の頭脳が不確かなものであることは分かっているが、機械はそれ以上に不確かであり、二重にも三重にも確かめなければならないことを痛感するのである。

新年早々に汗顔の至り。

汗をかくことで痩せるなら、もう随分と痩せているはずなのだが・・・


at 07:54|Permalink

January 09, 2009

正月の宴で書き忘れていた

正月4日の宴について書き忘れていたことがあった。

これはブログに書くのを忘れたのであって、宴の席上では紹介・披露しているので念のため書き加えておく。

昨年11月下旬にK氏とSさんが関空からハワイに向けて飛び立った。

ハワイでの挙式のためである。

彼らは結婚式を行うとともにハネムーンとしてハワイ滞在を楽しんで帰国したのだが、彼ら夫婦から私は沢山のお土産を頂いた。

Sさんについては私の多くの家族も良く知っているのだが、K氏については知らない者たちも多く、正月4日の宴に我が家へ来てもらうように誘っていたのだ。

しかし、新婚夫婦としては年末年始の休みに挨拶まわりや墓参りと時間が取れなかったようで来てもらえなかった。

結婚の報告は2人の口から語ってもらうつもりでいたのだが、私の方から披露させてもらった。

その折に2人から頂いた結婚記念のワインを正月の宴で皆に披露しようと思って取っておいたのである。
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K氏とSさんの結婚、婚約が成立した2組のカップル、長男を出産したNさん、家内の誕生日、そして新年を迎えることができたことと、祝い事が沢山あったので全ての祝い事に乾杯と取って置きのシャンペンの栓をM君に抜いてもらった。

M君に抜いてもらったのは、栓を抜く時の音が怖いという私の臆病さが理由だったのだが・・・。

どれだけ冷やしておいてもシャンペンの栓を抜く時には大きい音がするものだからね。

その後、K氏とSさんの結婚を披露し、上の写真のワインを飲んでもらった。

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T君Sさん、

結婚おめでとう

正月の宴に参加した皆の言葉を伝えておく。

John Dominis Chapel by the Sea』は青い海とダイアモンドヘッドを望むことのできる素敵な教会らしい。(参考:教会名をクリックすればリンクする)

確かシェラトンに滞在したように聞いたが、いずれゆっくりとお話をしに来てほしいと願っている。

書き忘れていたのだが、ここで改めて2人の結婚を披露し、お祝いの気持ちを表しておく。

at 11:08|Permalink

January 05, 2009

正月の宴

今年の正月休みは新年に入って4日間。

我が家には毎年若い人たちが寄り集ってくれる。

もっとも若いと言っても年齢を四捨五入すれば30、40であるから、男女ともにミーちゃんハーちゃんや青二才ではない。

みんな私ども夫婦の息子や娘扱いにしている人たちで、彼らが連れて来る子どもたちは当然私どもの孫扱いである。

実際、私どものことを『ジイジイ』『バアバア』と子どもたちは呼んでくれる。

勿論、私達は身体的にも精神的にも『ジジイ』だの『ババア』だのと思っているわけでは無いので面映い気がしないでもないが、『ジイジイ』『バアバア』と呼び慕われることは嬉しいものである。

彼らも元日は家族揃ってそれぞれの家で新年の祝い事をしたであろうし、二日、三日は双方の実家への年賀にも行かねばならなかったことであろうし、世話になっている職場の上司への挨拶にも行ったかもしれない。

今年は四日が日曜日で、明くる五日は仕事始めであることから慌しい三が日になったことであろう。

そのような中、彼らは正月二日と四日に分かれてやってきてくれた。

長男扱いのJ夫妻と孫Y君(8歳)とA君(3歳)は二日に来てくれた。

前回会ってから僅か数ヶ月のことであるが、Y君のお兄ちゃんぶり、それにA君が元気に走り回る姿と速さといった彼らの成長ぶりには全く驚いてしまった。

J夫妻は薬学を専門として病院で活躍しているが、末期医療の現状に関わってモルヒネの効能と使用について多くのことを学ばせてくれた。

私にとってモルヒネというものは阿片より抽出するアルカロイドの一種で『麻薬=悪』というイメージが強く、忌避すべきモノの代表のように考えていたのだが若干考え方を修正せざるを得ないようになってしまった。

四日の午後からは三々五々、息子や娘扱いにしている人たちが訪れてくれた。
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写真は最も若い我が娘25歳と5ヶ月と少しになった孫である。

初顔見世となったが、物怖じせず元気な男の子である。

この日来てくれた孫は5人と少なかったが、それぞれに成長の程が感じられ嬉しいことであった。

今春、出産予定のHさん、婚約が成立して式場の予約に向かう途中に来てくれたT君とHさん、5年目にしてプロポーズを果たしたY君と、目出度い話題で宴席が大いに沸いた。
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寿司は馴染みの店から取ったが、他の料理は家内が腕を振るった。

鶏手羽と大根の煮物、海老チリソースにポテトサラダ、焼き豚にハム・ソーセージ、カマボコにコロッケの揚げ物、そしてカブラのナマス。

正月定番の数の子、これは博多の第三共進丸の船長が送り届けてくれたもの。壱岐のガゼ味噌は博多・銀寿司のT氏が送ってくれた。

私は、この日のためにカラスミを造り、お酒類を用意しておいた。

何とか正月の膳になったであろうか、要は喜んでもらえたかどうかである。

この日は家内の誕生日でもあり、娘たちは祝いのケーキを持ってきてくれた。

今春出産予定のHさんは、生クリームたっぷりの大きい紅茶ゼリーケーキを作って持って来てくれた。

甘さ控え目の大人のケーキといった味わいであったが、孫たちにも大好評。とても美味しいものであった。

包丁すら握れない夫Y君ではあるが、Hさんの指示でケーキの粉を混ぜる仕事と生クリームをホイップすることは『やらされている』らしいので、きっと紅茶ゼリーケーキ作りも手伝わされたのであろう。

今年は昨年の正月に比べると少ない人数であったが、狭い我が家に20数人が集い賑やかに新年を祝わせていただいた。

全く有難いことである。

日々是好日、感謝、感謝である。


at 06:16|Permalink
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