August 2011

August 27, 2011

キアゲハ羽化 続き

pict-P1030864キアゲハ・サナギ(1)キアゲハのサナギを段ボール紙に貼り付け、その写真を『キアゲハ その後』(August 22,2011)で左の写真のように紹介した。

サナギは順に蝶となり、写真の左側のタテ2つと一番下は羽化が終わったので屋外へ放してやった。そのため右側のタテ2つの羽化を待つだけになっていた。

右上のサナギについては終齢幼虫の脱ぎ捨てた皮がサナギの下にくっ付いていたので以前の記事を読んだ人には特定しやすいと思われるので、このサナギに視点をあてて、その後の様子を少し紹介してみたい。
pict-P1030857キアゲハ(1)、終齢蛹から蛹へ脱皮
既に紹介済みのことだが、終齢幼虫の青虫からサナギ化した時には写真のようにサナギは黄緑色をしていた。

pict-P1030865キアゲハ・サナギ(3)それが時間の経過とともに白っぽい灰色に変化していき、茶色の模様が浮き出るようになっていった。


pict-P1030918キアゲハのサナギA他の3匹のキアゲハが蝶になった25日の夕刻には写真のように縞模様が明瞭になった。

pict-P1030920キアゲハのサナギ 1-1

脱皮した皮がくっ付いているので変化の様子が分かりやすいかと思う。

サナギに触れると上部を大きくピクピク動かせていた。

pict-P1030922キアゲハのサナギ 1-2
白い段ボール紙上でサナギになった残りのも体の色合いがはっきりしてきた。




この調子だと26日中か、27日の明け方までには羽化すると予想し、時折壁面に貼り付けた段ボールの台紙を観察していたが、26日の23時過ぎになっても羽化は始まらなかった。
pict-P1030933キアゲハのサナギ抜け殻 2
27日(本日)午前4時に見た時には既に羽化し終わり、羽の乾燥も終えていたのか蝶の姿は見つからなかった。 家の中にいることだけは確かなので自然光が入るようになってから探すことにした。

pict-P1030934キアゲハのサナギ抜け殻 2午前6時に見たら最後のサナギも抜け殻になっていたが、こちらの方は蝶となってサナギのそばで羽を広げて乾かせているところであった。


午前8時過ぎに先に蝶になったのも見つけたので、家外へ放してやるために指先にとまらせて庭先へ出たが、先に羽化した蝶の羽の片方が何かに挟まれたのか可哀想に折れ曲がっていた。
pict-P1030932キアゲハ羽折り傷
写真では向かって左側の羽である。





pict-P1030929キアゲハ 1後から羽化したのは傷もなく完全な蝶(左の写真)であった。

いずれもプランターの花にとまらせてやったが、1時間ばかりして見に行ったら2匹とも姿が見えなくなっていた。

羽が折れた蝶も元気に飛べたのなら良いのだが・・・・・


一昨日、青虫の終齢幼虫になっていた2匹は、プランターの残りのイタリアンパセリを食い尽くした後に姿が見えなくなったので、どこかでサナギになっていることだろう。

イタリアンパセリの種まきをしたので、またパセリが葉を茂らせるだろうが、蝶は越冬するサナギもいるため10月末頃には再びキアゲハの幼虫に悩まされるかもしれない。 彼らに食べさせるために栽培しているのではないのだが・・・・・                   

キアゲハのレポートは以上で終了とする。



masatukamoto at 12:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

大好物のこと (果物・・・ニューピオーネ)

石炭を燃料とする蒸気機関車が黒い煙を吐いて力強く走るのは良いのだが、困ったことには機関車後方に連なる客車の窓にはススが舞い込んでくるのである。 ススと言っても形や重さなどは一定ではなく様々であり、埃のように小さく軽いものから砂粒のようにザラザラした感触の大きさのものもある。

そのため当時の駅のプラットホームには必ず洗面所が設えてあり、乗客は顔や手を洗ってから改札口に向かえるようになっていた。  

昭和34年の夏のこと、まだ蒸気機関車がシュッポシュッポ硬い座席の3等客車を牽引して山陽本線を走っている頃だった。 いとこの大学生・ Yちゃんに連れられて山陽本線小郡まで向かう途中、岡山駅に停車した時のことだ。 小さなススが目に入って痛かったのと、汗をかいた体にススの粒が沢山ついていたためpict-白桃 1にプラットホームの洗面所で顔と手を洗い、上半身裸になって体を拭いて客車に戻ったところへ『白桃』の売り子がやってきた。 

いとこは、「岡山へ来たら白桃を食べんとあかん。」と買ってくれたが、当時も高価な果物だったと記憶している。 大阪から山口線の某駅(長門峡に近い)間の往復運賃が2000円程度(当時の学割運賃は5割)だったが、白桃1個の値段が100円程度、駅弁(幕の内)も同じか或いは駅弁の方が若干安かったかもしれない。

高いだけに片手に余るほどの大きさで果汁多くウマイの何の・・・。 それに白桃と言うだけあって白っぽい色で綺麗。 赤っぽい桃色の桃は食べたことがあるが、白桃は全く初めてであり、この時の印象は今も鮮烈に残っている。

果物に好き嫌いは無いが、より好きな、大好きなものというのはある。
pict-201108261723箱
春からはイチゴ、サクランボ、ブドウと好物が続くのだが、昔と違って温室ものやハウスものなど栽培方法に変化が生じて旬の定まらない、或いは旬の期間が長くなったと言えるだろうか、そうした果物が多くなってきた。
が、これはこれで私にとっては嬉しいことではある。 それに品種改良に加えて新種も。 これもまた嬉しい。

とりわけイチゴにブドウは店舗に並ぶ期間が長くなったことが最も嬉しいことである。

ブドウの出始めはデラウェア。 この品種は大阪・柏原や奈良・平群など露地もので産地が近いので7月に入った頃よりよく食べる。 実が小さい頃にジベレリンに浸した種無しブドウが私の好み。

岡山名産としては先の白桃とともにマスカットも有名であるが、私はブドウが大好物であるがマスカットは好んでは食べない。 ひとつにはマスカットの味、それに種無しマスカットが一般的に出回っていない、今ひとつ大きい理由は高価だということ。
pict-P1030915ニューピオーネ店頭に出回る時期としては少し遅めだが、私は巨峰が好きで8月末から9月にかけて高価ではあるが買い求めてよく食べる。 粒が大きいし、果汁は多くて甘い。 それに紫色の皮の苦味、渋みがが加わって何とも言えぬ味わいなのである。 ただ、これも種無しのものが無い。

写真は岡山ニューピオーネである。

ここ何年か、巨峰よりも岡山ニューピオーネを買い求めることが多い。

行きつけの果物屋に寄ると、店の若奥さん(高校生の息子がいるから若いとも言えないが)が注文も聞かずに4房入りの箱を出してくる。 勿論、買い求めるつもりで立ち寄っているのだから、それはそれで良いのだが・・・イチゴの時期にはイチゴを同じように出してくる。 他所の嫁はんに我が好みを知られているというのは何とも面映ゆい感がするが、もう苦笑いするのみ。

岡山ニューピオーネは巨峰とマスカット(品種は知らない)を掛け合わせたものらしいが、ジベレリンに浸してあるので種無しで大粒、味わいも抜群。 価格は巨峰と同程度か高い。 しかし、高い分だけ美味しいし、何より私の好みにピッタリのブドウで、8月から9月は充分に楽しませてもらえる。

ついでというつもりではないが、大好物の岡山ニューピオーネを恵送頂き、Y 君夫妻にはここでお礼を申しておきたい。

Y 君の実家が備北だったなあと思いつつ有難く頂戴。 R子夫人も私の好みに合わせての心遣い常々感謝していることを書き添えておく。 ありがとう。



masatukamoto at 07:15|PermalinkComments(0)

August 25, 2011

キアゲハ 羽化

今朝、いつも通り私の部屋で早朝の本読みをしていたところ、本棚の方で何やら動く気配を感じた。

何かと思って気配のした方を見ると羽化したキアゲハが飛び立つところであった。
pict-P1030873
キアゲハは書斎の天井に取り付けてある照明具の蛍光灯にまとわり付くように飛び回っていたが留め具に止まって小休止。

8月22日の『キアゲハ、その後』で書いたように、このサナギが羽化するのは29日頃と予想していたのだが、今日は25日なので私が予想したのよりも4日早く羽化したことになる。 つまり16日夜からなので9日目ということになろうか。

羽化する瞬間が事前に分かっていれば待ち構えることも出来るのだが、羽化する日時を事前に特定することは難しい。 羽化する前日ぐらいから時々サナギがピクピク動くのだが、これも連続的に長い時間動くというものではないので発見するのは難しい。
pict-P1030867キアゲハ・サナギ(2)
写真のキアゲハが飛んだのが5時40分。 私が書斎に入った時刻が4時20分だったから、多分、部屋の照明をつけてから直ぐに羽化し、羽を徐々に広げて乾かしていたに違いない。

それで、他にも羽化するのがいるかもしれないとサナギを貼り付けた段ボール紙を眺めていたら、何と残りの中のひとつがピクリと動くのを発見した。

1番に羽化したのは写真左上のサナギ。 ピクリと動きを見せたのは白い台紙の左側。 

羽化が今日か明日かとサナギに触れると、右側の2つと下の1つは反応しないものの、白い台紙の左側のサナギはピクリピクリと鋭く反応する。

サナギの殻を通して体の形(腹の部分)や羽の模様が少し透けて見え、これは羽化が近いと判断したので本読みを止めて暫くキアゲハの羽化の観察に集中することにした。
pict-P1030875羽化 1
5時50分、サナギ全体がピクピクと震わせるように体を動かした途端、小さなプチッという音と共にサナギの上部が割れ、頭の部分が出る。

(プチッという音は聞こえたような気が・・・)

pict-P1030876羽化 2
その後、体全体をブルブル震わせたかと思った瞬間、体全体がサナギから出ていた。 この間僅か数秒。 頭を覗かせてから画だ全部がサナギから出るのに1分とかからなかった。
(ブルブル体を震わせるので像が乱れた)
pict-P1030877羽化 3






以下写真で・・・


pict-P1030879羽化 5

この段階から羽のシワが少しずつ伸びる。






pict-P1030882羽化 6










pict-P1030886羽化 7




この段階からは羽を小さく開いたり閉じたりしながら
しわを伸ばして乾かしている様子が見られた。


pict-P1030887羽化 8











pict-P1030904羽化 9

綺麗な羽になったが、なお乾かしている感じ。

pict-P1030906羽化 10








サナギから飛び出して、初めて羽をいっぱいに開いた。

ここまで、ざっと1時間。

今朝は読書の代わりにキアゲハ誕生のお付き合い。

明日も明後日も、かもしれない。

朝8時、家内とふたりでキアゲハ2匹を放生。


masatukamoto at 12:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

韓国・済州島行 (4)

済州島紀行を書くのに随分間が空いてしまった。

韓国における再生エネルギーによるスマートグリッド化は2030年の完成を目指して既に2010年に策定され、済州島においては2011年までに完了させる計画で進められていることについて『韓国・済州島行 番外編のⅠ』で触れておいた。
pict-P1030420済州島風力発電
再生エネルギーという言葉は最近よく耳にするようになったが、地球温暖化の要因のひとつとされる二酸化炭素(CO2 )を排出する石炭・石油・天然ガスなどや原子力発電に用いられるウランなどの枯渇性エネルギーを除いて、枯渇せず自然現象のまま何度も再生できる地熱・風力・太陽光などの力を再生エネルギーと呼んでいる。

済州島で進められているのは『三多』のひとつである風を利用した風力発電であり、『風力発電産業の展望と市場育成方策 』(キョン・ナモ、 2009)によれば、済州島の風力発電の現状は下の図の通りである。
pict-img075
私が訪れた時には、島の東北部・城山方面では海上に何基もの発電機が建てられて海上風力発電団地が完成しつつあったし、既に何基もの発電機が稼働していたようであった。

上の図で分かるように風力発電機が設置されている地域が現在までのところ島の北部に集中しているのが分かると思うが、これは済州島の自然環境とも大いに関係しているものと思われる。

台風は8月に多く、年に3~8回やってくるらしい。 11月から3月までは北西の季節風が強く、5m/s以上の風は済州で42.5%であり、島の北側では長期にわたって強い風が吹き続き、済州島全域では年間の3分の1、つまり125日は強い風が吹くという気象状況だという。
pict-P1030426村の道と風車済州島が『三多島』とも呼ばれる理由のひとつ、強い『風』がよく吹くことは風力発電の利用が進んでいることからも分かる。

『三多島』と呼ばれる多いものの二番目に『石』がある。

家々を囲うように石が積まれているし、畑も石が積まれ、済州島のどこへ行っても石垣を目にしない場所は無いと言っても良い。 そして、この石垣の石は全て玄武岩である。

玄武岩については今更書くことでもないが、一般的にはマグマが上昇して地表部(海底部)で急激に冷やされて固まった火成岩であるとの理解で良い。 そのため結晶が成長せず、同じ火成岩であっても深成岩である花崗岩などとは粒状の大きさの違いだけで見分けることができる。 火成岩の分類は含まれる二酸化ケイ素(SiO2)の量などで行われるが詳細は省く。 また玄武岩質溶岩は流動性が高く、平らな場所に噴出すると、下の第三段階の図のように扁平な溶岩台地を形成する。

こうした玄武岩の分布は済州島の成り立ちを示し、その環境の中で暮らしてきた人々の生活にも大きい影響を与えてきたのである。

済州島の成り立ちについては以前に紹介している『済州、自然遺産と民俗文化』(済州特別自治道民俗自然史博物館 編 2008 )に形成過程を5段階に分けて説明しているのが分かりやすいので、下に概略を記すことにした。
pict-img076済州島地層形成史1
第一段階を120万年以前の火山活動期とし、この頃以前の済州島は韓国南部と陸続きであったが、広い範囲で地盤沈下が起きて海底に没し、未個結堆積物が基盤岩の上に堆積した。 その後、基底玄武岩が島の中央部一帯で噴出し、溶岩台地と楯状火山を形成した。 
(第一段階火山活動期)

pict-img078済州島地層形成史2第二段階は100万年前頃で火山砕屑性堆積物が堆積し、多くの海洋生物化石を含む浅海性海洋堆積層である西帰浦層が形成された。
(西帰浦層堆積期)



pict-img086済州島地層形成史3第三段階は70万年~41万年前の頃で、本格的火山活動によって大量の玄武岩が流出して、海抜数100mの楯状の扁平な溶岩台地(現在の済州島の海岸部にあたる辺り)の島が形成された。
(第二段階火山活動期)


pict-img087済州島地層形成史4第四段階では30万年~20万年前頃のことで、島の中心部で火山活動が再開し、多くの溶岩の噴出によって楯状火山ができ、この火山の噴火活動によって海抜約1600mの漢拏山火山体が形成された。
(第三段階火山活動期)


pict-img088済州島地層形成史5第五段階は20万年~2万5千年前頃で、漢拏山の頂上を中心とする火山活動が起こり、漢拏山を形成したマグマの上昇が島全体を隆起させ、城山日出峰のような水中爆発地形が海面上に姿を現した。

この時期と前後するように済州島全体に360以上の寄生火山が形成され、最終的に漢拏山の頂上に白鹿潭噴火口が作られた。
(第四段階火山活動期)

この済州島にいつごろから人類が現れたのか、これについては『韓国・済州島行(3)』で、「済州市西方の涯月邑ピレモ洞窟遺跡より発掘された各種打製石器や大陸系の褐色熊の骨などにより、7万年~3万5千年前頃」と書いておいたが、いつごろから人が住み始めたのか、つまり狩猟による移動生活であれ定住であれ、済州島が島として形成されて以後、いつから人が住み始めたかについては明らかにはなっていない。

李 興淑(イ・フンスク、明治大学文学部助手)が『韓国の祭祀及び巫俗信仰に関する諸論文の報告書』(古代学研究所紀要第7号)で、「ソウル大学の学術調査班の1959年度の調査では、2000年前と推定される石斧が発見された。」と書いていることから、最終氷期とその後の海進を考慮すれば6000年前~2000年前頃に島としての済州島に人が住み始めたと推測できるが、これはあくまでも想像上のこと。 

歴史科学では許されないことだが、夢物語の素材としては面白い。 続きは次回に。


masatukamoto at 09:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 22, 2011

キアゲハ、その後

8月14日の『夏の虫たち』において、キアゲハの幼虫がイタリアン・パセリや三つ葉を食害していることについて書いたが、幼虫たちを捕殺するか生かしてやるか少々迷った。

と言うのも、栽培しているイタリアン・パセリが既に見るも無残なまでに葉を食い荒らされ、幼虫たちをそのままにしておいたら多分翌朝にはパセリが茎だけになって枯れてしまうと思い、捕殺やむなしと思った。 

しかし、キアゲハのメスが私の見ている前でパセリの葉っぱに卵を産み付けては飛び、また戻って来ては卵を産み付けるという行動を繰り返す姿に哀れを覚え、この日が14日のお盆だったということもあり、捕殺やむなしという思いと生かしてやろうという二つの思いが頭に浮かんだからなのである。
pict-P1030857キアゲハ(1)、終齢蛹から蛹へ脱皮
結局、殺生をしないという仏の教えに従おうと決めたものの、沢山の幼虫が食べるだけのパセリの葉が既に無い状態だったので、餌のパセリの葉は別途購入することにし、段ボール箱で蛹になるまで世話をして、その後羽化すれば外の自然に返してやろうということにした。

キアゲハの幼虫の食欲は大変なもので、5齢幼虫の青虫はパセリの葉っぱだけをムシャムシャと食べ、直ぐに緑の茎だけにしてしまう。

写真は段ボールの箱の中でサナギ化した第一号。 脱ぎ捨てられた5齢時の皮が
サナギの下にくっついている。

pict-P1030867キアゲハ・サナギ(2)
5齢幼虫は次々とサナギになったので、羽化する時に羽を広げやすいよう段ボール箱から切り取り、写真のように固定してやった。

まだ3齢幼虫から5齢幼虫まで9匹いるので当分パセリの葉を仕入れてこなければならないが、サナギに成長すれば順次羽化しやすいよう写真のようにしてやるつもりでいる。
pict-P1030865キアゲハ・サナギ(3)
青虫(5齢幼虫)が脱皮してサナギになる時、1枚目の写真のような淡い黄緑色をしているのだが、時間の経過とともに白っぽくなり、更に濃い灰色へと変化するとともに灰褐色の模様がサナギの表面に浮き出てくる。
pict-P1030866キアゲハ・サナギ(4) 
キアゲハと確認してサナギから羽化するまでを観察したことがないので分からないが、モンシロチョウの場合は14日前後で羽化していたことから考えれば、キアゲハも多分同じくらいの日数で綺麗な羽を広げることになるだろう。

写真のものは16日、17日、18日にサナギ化したものだから、今月の29日頃から羽化が始まるのではないだろうか。

羽化する1~2日前にはサナギの中で運動を始めるのでサナギ自体がピクピク動く。 この動きで羽化する日にちが予測できる。
ただ、羽化する時間帯はモンシロチョウの場合も一定ではなかったので羽化する様子を見れるかどうかは分からない。

うまくタイミングが合えば写真に収めようとは思っているが、誕生、こればかりは正確に時刻までをも断定することはできない。


masatukamoto at 05:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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