June 2015
June 08, 2015
早朝の墓参
この間家内が一人で参ってくれている。
前回の墓参は家内と二人で 2月初めの早朝に行ったのだった。
年末に、正月にと思っていながら果たせず、『今日こそ』と思い切って出かけたのだった。
思い切ってなどと大げさな表現だが、そう表現するだけの理由が私にはあるのだ。
ハンドル操作に問題はないがフットワークに大きい不安を感じる今は極力車の運転は避けるようにしている。
天候や路面の状態、走行コースの曜日や時間帯と車の通行量、歩行者数など予測出来る限りのことを想定して、最も事故に至る危険性の確率が低い状況を推定して墓参を決めているのだ。
墓参日時を決めると我が家のお墓と親族のお墓の2基分の供花を買ってバケツに活けておき、墓参時に車へ積み込むのだが、勿論墓参に必要なものは供花だけではない。 墓石を拭くための雑巾や雑草を摘んだりして出るゴミ用の袋に線香・ろうそく、夏の時期には蚊遣りも要るし今月はサツキを剪定するために剪定ばさみも要るのだ。
そうした準備と予測のもとに行った 2月初めの墓参であったが、現地は夜半からの降った雪のために両手に杖の私にはマッコト恐ろしい状況であった。
杖先がゴムだから一般路面に対する摩擦係数は高いので安全だが、降り積もった雪が日の出前の低い気温下で氷状になっているのだから危険極まりない状況にあったのだ。
まあ過ぎたことは良しとして、昨日は時節など全ての点において予測通りで無事墓参を終えて帰ってくることが出来た。
帰路、墓地とそう遠くない町に住む兄夫婦の家の前を走ったが早朝のことゆえ通過してきただけ。( ゴメンナサイ )
※ 朝の耳には気持ちの良い歌声いっぱいのドイツ民謡集。
ごっつぁんです
「ごっつぁんです。」
まげを結ったデッカイ体のお相撲さんが、しわがれた声で言う姿を想像してしまうのだが、学生時代に『ありがとう』とか『頂きます』『ご馳走さま』などと言う代わりに『ごっつぁんです』とか『ごっつぁん』と言っていたような記憶がある。
私が育った大阪では、素晴らしく豪華で美味しい物(もん)のことを『ごっつぉ』と言っていた。
他の言葉で言えば、晴れの日(祝い事の日)の食べ物という意味で使われていたように思うが、旬のもんやとか珍しいもん、或いは好きなもん(好物)といった意味合いも含めて使われていたようにも思う。
そうしたことから私は『ごっつぉ』を用意してもらって、『ありがとう』+『頂きます』+『ご馳走さま』などの気持ちを込めて『ごっつぁんです』と言っているのだと思ってきた。
だから私自身も学生時代に使っていたのだろうと思うだけで確かなことは今もって分からない。 けれど特段知りたいと思わないし、特別大きな間違いをしているわけでもなさそうに思えるので今はこの辺で終えておくことに。
写真のワインボトルは我が酒蔵にあったもので、飲むためや料理用にと買っておいたものなどマチマチだが、家内が置いていても仕方がないと順次冷蔵庫へ移していたのだ。
家内はワインなら少し、グラスに3分の1程度だから多分
60ml くらいだと思うが私の晩酌に付き合ってくれたりするのだ。
このようにワインボトルの写真を並べると、家内が大層な酒飲みのように見られるかもしれないが、先に書いたように一度に飲む量としては極々僅かである。
だから、私が手伝っても 1本のワインを空けるのに何日もかかってしまうのだ。
ワインの酸化については私の日本酒の保存と同様、vacuvinという器具を使ってビン内の空気を抜き、しかも冷蔵庫で低温保存しているから酸化の問題はほとんど無いハズ。
白ワインは冷やし、赤ワインは室温で飲めと言われるが、家内は冷えた状態でのワインが好きだから、冷蔵庫に入れている。
これが基本だ定石だと語るワイン通が世に多くいる。 何にしても最良の道というものはあり、先人や専門家の御説に従うことは大切で、それらを否定するものではない。 しかしながら世に絶対というものは無く、最良であるかそうでないかは自分自身がそのことについて納得得心出来るかどうかであると私は思っている。
日常の表現のひとつとして『絶対』を使い、科学でも絶対零度(−273.15 ℃)と使っているが、真に『絶対』(absolute)というのは私にとって神仏の他は無い。
つまりワインの飲み方味わい方に王道というものがあるとしても絶対ではなく、最高・最善・最良などと判断するのは個々人の好みによるというのが私の考え。
そんな私の好みから最高に美味しい柿の葉寿司として大将 I 氏のものを何度か紹介してきた。
仕入れる鯖の吟味から切り身にするまでの調理。寿司メシの甘さや酢の加減、柿の木から葉っぱを摘み、その葉でひとつずつを包み押し寿司に仕上げる。
大量に作っている商品ではないし、何日間もの保存が出来るものでもないので実物を提供・紹介出来ないのが残念ではある。
私の大好物ゆえ先日来すでに何度か差し入れてもらっているが、5日(金)にも届けてもらった。
今の時期の柿の葉は淡い緑色の若葉で葉っぱそのものが柔らかく、葉柄から葉脈までも柔らかいものだから柿の葉寿司を葉っぱごと丸々食べられると紹介してきた。
「 3 分間待つのだぞ。」というのはチキンラーメンかレトルト・カレーのコマーシャルで聞いたセリフだが、大将 I 氏は柿の葉寿司を真空パック詰めにして持ってきてくれ、明日が食べ頃と教えてくれるのだ。
ワインボトルをシュポシュポ手動で真空(に近い)状態にする
vacuvinという器具でなく、大将は電動ポンプで真空にするのだが、真空パック詰めにすることで押し寿司の状態を維持し、更に保存効果や移動の便利さも加わるように思うのだ。
味わいが美味しいウマイということでは学生時代からの神戸の友人Wが日本酒を送ってくれた。
「よう頑張っとるみたいやから・・・」「まあ味わって飲んでくれ。」と電話で話していた。
兵庫県三木のお酒『染櫻』で精米歩合40%の吟醸と表示されているものだ。
アルコール添加が有るかどうか別にして、米一粒の6割を磨き取った大吟醸酒だと思うのだが・・・・・
まあ吟醸でも大吟醸、どちらでもええ。私にとってウマイかどうかが最大の問題である。
が、ともかくW(Tとも言うが)の厚意に感謝。
寿司屋の大将 I 氏と友人Wに感謝して一献と思ったのだが、お酒は飲みかけのものが未だあったので楽しみのひとつを先送りにした。
お二人に再度感謝の気持ちを込めて
『ごっつぁんです』
June 04, 2015
入 梅
田植え後の稲が根をしっかり張って、グングン茎葉を伸ばし広げる
時期だ。
入梅を聞いた昨日は夜半からの雨が朝も降り続いていたが、しばらく雨の降らない日が続いて野菜の高騰が問題になっていたので、これで少しは落ち着くだろうかと思いつつ灰色の空を眺めていた。
梅雨時と言えば時節を合わせるかのように我が家の紫陽花も咲き始めるのだ。
母の日に頂いた大輪の爪紅状の鉢植えアジサイは今も元気に咲き誇っているが、我が家のは写真のように小ぶりで少し青みがかった花をつけるのだ。
今の私は花を眺めて楽しい思いをさせてもらうだけだが、アジサイの花が咲く今の時節に合わせて様々な虫たちが出てくるので花の世話をする家内は楽しい気分ばかりではないらしい。
昨日も雨が上がった時点でプラスチックの器と割り箸を持って植木鉢の底を調べて回っていた。
この時期、ダンゴムシ、ヤスデ、ムカデ、ナメクジなどなど、卵からかえった小っちゃな赤ちゃん〇〇がうじゃうじゃ植木鉢の底あたりにいるのだ。
ムカデはヤスデよりも小さく、白っぽい透き通った体をして無害のように見えるが、コイツが成長すると黒光りの硬い体で噛みついてくるアイツになるのだと思うと私は徹底的に潰してしまっていたのだ。
私にとっては天敵のような奴だが、ここ丸2年、今年で3年になるが、奴らは私の不幸な現況を自分たちの幸い事と喜んでいるかもしれない。
家内が最も嫌うのはナメクジ。 奴を見つけると割り箸で挟んでプラスチックの器に入れるのだ。
器には塩を入れてあるから放っておけば体の殆どが水分のナメクジは塩分の浸透圧によって死んでしまう。 簡単に言えば濃い塩分がナメクジの体内の水分と入れ替わってしまうということだ。
私もナメクジが好きだとは言わないが、カタツムリは良くてナメクジがダメなのはどうしてなのだろうか、家内のナメクジ嫌いから疑問が広がってしまった。
軟体動物でどちらも腹足、つまり腹全体が足であり、更に言えば奴らは雌雄同体だから複数匹おれば基本的にはドンドン増殖しよる。
強いて違いを挙げれば貝を背負っているかいないかの違いだけかな??
『 ♪ でんでん虫 むし かたつむり~』 と歌われているか歌われていないか・・・・・
ぶっはははは
そうそう、先月から順次ランの仲間も花を咲かせている。
そんな中、数年前にO氏が家内にプレゼントしてくれたデンドロビュームが今年も花を咲かせてくれている。
昨日梅雨入りしたと冒頭に書いたが今日は朝から晴天が予想できた。
日の出の時間帯は雲が出て写真を撮ることが出来なかったが、空の色は綺麗な青色であった。(日の出前に撮影)
屋外での歩行訓練も先ず先ずの出来であり、将に五月晴れの一日であった。
しかし明日は雨模様のような・・・・・
明日のリハビリのためにテルテル坊主でもと思うが、梅雨時は雨がちなものなのだ。