July 2015

July 29, 2015

ガンバローの気分

膝に痛みを感じたのが7月15日だったから今日で丸々15日目となる。
痛みは何とか治まったものの、立って歩こうとすると僅かだが膝が左右に振れるようで不安定感が強く歩けないのだ。s-2015-07-29_170230
両手に杖を持ちながらもそれを使うことなく4~500mの距離を歩けるまでに回復してきていたのに・・・・・
回復が後ずさりしたことは明らかで、残念とか不安とか憂鬱といった言葉が頭の中のかなり大きい部分を占めている此の頃だ。
気分的に落ち込んでいたし、今も落ち込んでいないと言えるまでの回復はしていなs-2015-07-29_154708いが、ここで負けてはならじとの強い意志も一方で持っている。

時に弱気に、時に投げやりな思いにならないこともないが、日々の出来事が陰鬱で自棄的な気分を和らげてくれている。
寿司屋の大将 I 氏が時折り訪れてくれることもひとつである。
いつもゆっくり話している時間がないのが残念だが、元気そうな顔を見るだけで嬉しいものだ。s-2015-07-29_172701
勿論大好物の差し入れは有難く嬉しいが、何も持たなくとも例え10分でも話していける時間をくれる方が嬉しいのだが。
日々の音楽鑑賞も気分の転換に大いに役立っている。
ビルスマやデュプレが奏でるチェロの響きは気持ちを落ち着かせてくれるし、家内が点ててくれるお茶も考えを整理させてくれる。
このところは暑いので夏茶碗を使っている。
下の茶碗は私に仕入れた記憶がないので家内が練習用に使っていたものだと思う。凡だが楽の茶碗で軽くて持ちやすいから好んで使っているものだ。
s-2015-07-28_170912
この日のお菓子は『葛ひねり』と言うものだとか。
奈良の土産物として売られているらしいのだが、私はこれを見るのも食べるのも此の度が初めて。
味も食感も悪くはないが見かけの形状はチョットチョット。
茶碗は好みのものを使うのだと以前書いたように窯にも作家さんにも私は拘らない。もっとも大事に思っているのは私の好み、なかなか説明するのは難しいが、色・形・触り心地、重量感など、その茶碗が主張する風合いと言うか、受け手である私が、それをどう認めるかとの関わり合いで好みが決まるのである。
s-2015-07-28_170053つまり作家さんの名前も窯も、人間国宝などの肩書も全く考慮の余地が無いのだ。
数奇者とか道楽者などと言われている人もいるが、私はそれらの類いではない。
周囲の人が評価するのは勝手だが、同時に私自身が評価・評定するのも好みの世界では勝手と思って良いのである。
極端なことを言えば、社会一般の人たちが100点満点を付けたとしても、私の評点が0点であるという場合もあるということだ。
奈良にいて赤膚焼のひとつも持って無い、赤膚焼も知らんでは流石に具合が悪い。 と、まあそれだけのことで仕入れた茶碗のひとつ。
奈良絵の花瓶(壺)もあるが、好みの点数は・・・・・s-2015-07-24_200843
まあともかく大将が作ってくれる柿の葉寿司や、ハモ、タコの酒肴は私のリハビリの励みの良薬であり、家内のお茶にお菓子に素敵な音楽も全て私の元気の元肥となっているのだ。
そんな中、宮城県の安倍さんが大好物を届けて下さった。
ホヤだ。
しかも剥き身で。
家内はコレに関しては調理下手。 私も今はホヤの調理が出来ない。 そんな事情を知っている安倍さんが剥き身にしたホヤを送って下さったのだ。
ホヤを届けてもらったことだけでもスッゴイ励みになることなのに、剥き身にしてという安倍さんの思いまで込められている。
こんな嬉しいことって・・・・・

感謝・感謝・感謝・感謝、何度言っても満足しないけど一部分だけを文字で。



masatukamoto at 21:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

July 24, 2015

昨日から今日のこと

昨日は朝から雨。
S OTの訪問リハの日であったが当然屋外での歩行訓練が出来ないことは明らかだった。 例え晴れて、S OTに「行きましょう」と言われていたとしても足の調子が悪いので断っていたと思うのだ。s-2015072221010000
実際、膝とその上下部分が強張って歩くということが痛さも伴って出来なかったし、加えて、一層の痛みが起きたら・・・・・という心配が、訓練しようという気持ちを抑え込んでいたからである。

そんなわけで昨日もヴィヴァルディを聴く時間が長かった。
書斎から持ってきてもらったヴィヴァルディのCDは40枚セットのボックスなので6面体。
多分だが、ヴィヴァルディがヴェネツィアの人だから6面のデザインもヴェネツィアに因んだs-2015072306340000もので構成されたのだろう。

ところで私が中学生の頃、シェークスピアの喜劇の書名は『ベニスの商人』で『ヴェネツィアの商人』ではなかった。
シェークスピアが英国人なのだから英語読みのベニスで不思議はないのだが、私自身、いつ頃からベニスをヴェネツィアとイタリア語読みで呼ぶようになったのだろうか。 このことについて明瞭な記憶がない。
中学生の頃は毛沢東をモウタクトウ、金日成をキンニッセイと呼んでいた。
それをマオツィトンとかキムイルソンだとか出来るだけ原語に近い呼び方にすべきとs-2015-07-24_133702思って使い始めたのは東京オリンピック開催の頃だった。
ヴェネツィアン・グラスとは言うがベニス・グラスとは言わない。
グラス、ガラス、コップ、カップ、タンブラーなどと言葉を使い分けるようになったのも高校生の頃だから、そうしたことを思い合わせればヴェネツィアと呼び始めたのもその頃からかなあと思う。

まあドーデモ良いことだが気になりだして放っておくのはスカンので、ついつい思い出すままに書いてみた。
ヴェネツィアもなかなか素敵な町だが運河が多く、その分架けられた橋も多い。それらの橋の両端は殆ど階段状になっている為、今の足の状態ではとても歩いて回ることなどできないなあと元s-2015072306340001気だった頃のことを思い出してしまった。

のんびり時を過ごすうちに
午後3時。
このところ茶請けは煮小豆を寒天で固めたものを冷蔵庫で冷やして出してくれる。
お茶は家内がお薄を点ててくれるのだが、茶碗は私の好みで日によって異なる。
ちなみに昨日は熊本の小代(しょうだい)焼の茶碗であった。
作家さんも窯も不明の茶碗だが剛直な感じが気に入っているものである。

気に入ってるものと言えば酒器もその内。
s-2015-07-21_210858頂いたものもあるし、私が気に入って仕入れたものもある。
自分で土をひねって焼くというところまでのコダワリは無く、今の所は他人様の作品を鑑賞して折り合いがつけば購入するレベルにいる。
最近よく使っているのは長門・盤石窯の金本氏の作品だ。
彼は萩焼の作家で、彼との出会いは長門市役所近くの割烹『花膳』だった。
写真では分かりにくいが、近頃になって貫入が少し認められるようになってきて愛らしく思えるのだ。
色、風合い共に好めたので頒けてもらって以来、もう20年ほどになるだろうか。
『萩の七化け』などと言われるが、釉薬面に貫入と呼ばれる割れ目が生じ、更に使いこむと割れ目に茶などの色素が沈着して模様を為すのである。
貫入という点では作品を冷やす段階で現れ出るものもあり、これについては先日も書いた。
s-2015-07-21_101731
上の酒杯は前回紹介した古川利男氏の別の作品だが貫入がよく分かるものだ。
貫入は釉薬と粘土の対熱収縮率の違いによって生じるものだから釉薬をかけたものについては基本的に全てs-2015-07-21_102757貫入が起きていると言える。
つまり端から見えやすいか見えにくいかという違いと言っても良いだろう。

左の灰釉の作品も細かいものが認められるが見かけ上目立つほどのものではない。s-2015-07-24_174041
これは清水保孝氏の作品だが、彼の油滴天目の素敵な酒盃は寿司屋の大将の店にある。
店へ行けば『マイ猪口』として使わせてもらうが我が家では写真のぐい吞みを使っている。
いまひとつ気に入っているものを紹介しておこう。
唐津焼のぐい吞みだ。
黒釉の上に、更に海鼠釉をかけ、高温の窯で双方の釉薬が溶け合って微妙な模様を描くのである。
これは唐津焼の中でも朝鮮唐津と呼ぶが、日在窯の鶴田豊己氏の作品で唐津城入口にs-2015-07-21_100901ある店で彼の母御から仕入れたものだ。

焼き物は作家さんの名前だけで高値取引きされることが多いが、そうしたことが私は好かん。

さて本日はハネムーン帰りのY PTの訪問リハだったが、足の調子がイマイチだったので天気は良かったけれど屋外の訓練はやらなかった。
それとH氏に石垣上に生えた雑草、おもに笹だが綺麗に刈り取ってもらった。
毎年無理をお願いしているが暑かったことと思う。今年も有り難う。


masatukamoto at 17:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

July 22, 2015

晴れ後くもり、雨

昨日に続いて日の出が見れるかと思ったのだが・・・・・

朝焼けが綺麗だったので日の出前の空を撮ってみた。
s-2015-07-22_053628
写真の通り日出ずるあたりに雲多くて日の出を見ることは出来なかった。
今日も暑くなるかなあと思う朝焼けであったが、この後どんどん雲の量が増えて8時過ぎには雨が降り始めてしs-2015-07-22_213049まった。

足の調子がイマイチなので自主的リハビリは今日も休み。
そんなわけでノンビリ音楽鑑賞で時間を過ごすことにした。
久し振りに書斎から持ってきたヴィヴァルディを聴くことに。
40枚のCDがセットになっているので当分は楽しめる。
s-2015072306350000ノンビリと楽しめるのは、私の場合、やはりバロックのように思う。
ヴィヴァルディは後期バロックを代表する作曲家だが、私が好む音楽家の一人である。

のんびりと音楽を聴いている間はツマランことも忘れることができる。
そう、音楽を聴いている間だけは、デ・アル。

お山の大将ボク一人と言ってる子どもなら可愛いものだが、一国の総理大臣が行け行けドンドン我がまま勝手に憲法解釈まで変えて法律を作ろうというのはアカンがな。s-2015072306360000
お山のてっぺんで、ふんぞり返って胡坐を組む彼の鼻はズンズン伸びる一方。
そんな彼の鼻を捧げ持ってる輩が平和の党をヒョウボウする公明党の連中、そんな絵図が描けるような。

地方議会でも自民党の悪事に蓋をする発言、結果として加担しているように思えることがあったことを思い出す。東京都議会、兵庫県議会、東大阪市議会・・・
実にツマラン。



masatukamoto at 15:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

July 21, 2015

一歩進んで三歩下がる

ほぼ平年通りと思って良いような・・・・・

何度か書いてきたが愛染さんの夏祭りの頃は梅雨の真っ只中で、その梅雨が明けると天神さんの夏祭りだと。
s-2015-07-21_094747
昨日の朝は雲が広がって日の出を見ることが出来なかったが、日中は青空が広がり気温がぐんぐん上がる暑い一日となった。
今朝は日の出の瞬間をバッチリ見ることが出来たが、暑くなりそうな予感がする。
s-2015-07-21_095552(午前10時頃より雲の量が多くなってきているので、この後は、はてさて・・・)

先日息子が近くまで来たからと立ち寄り、立派な桃を置いて行ってくれた。
私も家内も白桃のような高価な果物は頂きものだから食べるのであって買s-2015-06-22_063444い求めて食べるものだとは思っていないから普段我が家の食卓に上ることはない。
デッカイのが6個もあったので、家内と二人連日贅沢をさせてもらった。

頂き物と言えば家内の友人 S さんが、ご主人の畑のものだと作物をどっさり持って来てくれた。
レタスは市場で買った物だがキュウリとミニトマトは頂き物。
写真では量が分かりにくいが、径22cmのサラダボールに入っているのだ。
これに頂いた紫玉ネギなど他の野菜を入れるなどして、見かけ色合いを変えたサラダを家内が毎朝作ってくれるのだ。
s-2015-07-21_095333野菜も大好きな私にとって毎朝毎朝頂き物で幸せな気分に浸っているのだ。

このように食事も含め日々幸せな思いで過ごさせてもらっているのだが、先週水曜日(15日)、突然左膝あたりに激痛を感じて危うく転倒しそうになった。
幸いなことに右腕に杖を持っていたことと、傾く体を何とか支えられる程度にまで右脚の筋力が回復してきていたこともあり、辛うじて、ホンマぎりぎりの状態で踏ん張り、倒れずに済んだのだった。s-2015-07-22_065952
しかしその後も歩こうと左足に重心を移そうとする瞬間、膝に強烈な痛みを感じるので歩かねばならない時以外は静養することに努めてきた。
何ヶ月か前にも一度同じようなことがあり、回復するのに10日から2週間ばかりかかったことがあった。
今回は痛めてから1週間になるが、痛みの回復は早いようだ。
しかし歩行の安定度は極端に下がり、三歩進みもしないのに四歩も五歩も下がってしまった感じがしている。
でもまあ転倒していたら四歩や五歩の後戻りどころでは済まなかったであろうから、そう考えると
s-2015-07-22_065121難が小難で済んだと感謝すべきかも。

徐々に、ほんと微々たるものであるが回復傾向にあったものが、例え一歩であれ半歩であっても後戻りしたことの残念な気持ちを拭うことはムツカシイ。

こんなに買い込んでいたかと我ながら驚いている赤ワイン。
家内と共に飲む夕食時のワインだがボルドー産が続く。


masatukamoto at 14:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

July 14, 2015

今日も暑い・・・

今朝は久しぶりにコンサートを開催した。
7月10日の日の出《とは言えないが》時の写真を掲載したが、11日も12日も日の出時の太陽は見れなかった。
日中少し晴れ間が見えたりはしたが殆ど薄曇りの状態で蒸し暑いのなんの、私が最も嫌いな天気が続いた。
日の出-1
昨13日は上の写真(午前5時14分)のように全く久し振りに日の出の様子を見たが、ほんの短い間だけのことで直ぐに雲で覆われてしまった。
最も日中は天気が回復して青空が広がり、強い風が吹いていたので蒸し暑さはややマシな一日となった。
しかしここ数日は入浴前にエアコンを始動させ、夕食を終えて眠りについてからもエアコンの世話になっている。
s-2015-07-14_070050
台風11号の動きが気になるところだが、今朝は上の写真(午前5時12分)の通り眩い日の出を見ることが出来た。
しかし写真でも分かるように雲の量は少なく、午前10時を過ぎて気温はどんどん上昇し続けているから私の椅s-2015-07-14-33子のクッション(座布団)は大変なことになりそうだ。

ともあれ今朝は気分が良いのでヴァーツラフ・ノイマン指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団演奏でスメタナの『我が祖国』を聴いた。
ノイマンと言えばチェコ・フィルだが、私が学生の頃はゲヴァントハウス管弦楽団でタクトを振っていた。
『我が祖国』は6つの交響詩から成るが、よく知られているのは第2曲目の『モルダウ(Moldau)』である。
これはドイツ語読みだがチェコ語ではヴルタヴァ(Vltava)川である。
1-1
『モルダウ』を聴いていると、堤防上の道路からヴルタヴァ川に架かる古い石積みの橋と遠くの丘の上に建つプラハ城の素晴らしい景色を眺めていたことを思い出すのだ。
家内とチェコを訪れた時のことは以前に書いている。《クリックで参照》

『モルダウ』を聴くたびプラハの街を思い出すが、素敵な街であった。
早く歩けるようにならねば・・・・・





masatukamoto at 14:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
記事検索
月別アーカイブ