October 2019
October 27, 2019
敬弔
大野玄妙君の逝去を悼む。
昨夜、テレビで大野玄妙師(法隆寺住職・聖徳宗管長)の遷化が報じられた。
え?
聴き間違えたかとテレビ画面に顔を向けたほどであった。
彼は私よりも後輩で、うーん、先に逝くとはとの思いや法隆寺で会った時のことなど一度にいろんなことが頭の中に浮かんできた。
『朝には紅顔ありて夕べには白骨となる身なり』
人間の存在が儚く老少不定なることも理解してはいる。それでも猶自分より年若い者が先に逝くことに割り切れぬ思いがあるのだが・・・
『合掌』。
masatukamoto at 09:30|Permalink│Comments(0)│
October 25, 2019
見苦しい
またまた何とも見苦しい政治屋・菅原経産大臣の姿を見てしまった。
国会議員で、しかも国務大臣だ。
選挙区内住民にメロン、かに、ミカンなどを送っていたこと。
知らぬ、存ぜぬ、ダンマリ続けて逃げてやろうと思っていたような。
確たる証拠さえ無ければ大丈夫だと思っていたのかもしれない。
そこへ週刊文春が報じたのだった。
菅原経産大臣の公設第一秘書が選挙区内での通夜に参列、議員名での香典を供えていたと。
公職選挙法違反は明確である。
結果、国会で説明すること無く、大臣を辞任した。
つまり自分が国会で追及されることから逃れ、任命責任を問われるであろう安倍首相への『忖度』を考えたのだろう。
その一方で、公選法違反の責任を秘書のせいにして、自らは大臣を辞任することで国会議員は辞職しないで済まそうとする何とも見苦しくも情けない奴だと私は見ているのだ。
安倍首相は任命責任は自分にあると表明したが、わざわざ表明せずとも当然のことである。責任は自分だと言いながら、いつも口先三太郎、何も千太郎だ。
菅原議員の問題は明確な公職選挙法違反事件であり、検察は積極的に警察に対し捜査指揮を行って然るべきだ。
しかし、総理大臣をして何もしないのだから検察の行動に期待するのがオカシイのかも。
隣の国の検察の方がまだしもマシと言えるかも。
masatukamoto at 21:20|Permalink│Comments(0)│
October 23, 2019
薬 〔つづき-1〕
このところの家内は忙しい。
何やかやと用事が集中する時は誰にでも起きることだ。
予定には前月から決まっている定例的用事のほか、当月になって入って来る用事も結構ある。
日にちや曜日、それに時間帯が空いていれば予定表に組み入れれば良いのだが、既に予定が決まっているところへ新たな用事がかぶってきた場合対応に苦慮するのは誰しも同じである。
日にちの変更が可能な場合、問題は無い。それが不可能な場合は時間調整を試みるのが普通だろう。
しかし急病など急を要する用件の場合は考慮外である。私の通院付き添いについても家内は予定を度外視して最優先事項としてくれる。誠に有り難いことである。
最優先事項と決めているのは長兄の依頼ごともだ。
元気な時は炎天下でも長時間芝刈りをし、片道4~50分はかかる自宅と電車の駅を連日歩いて往復していたくらいの人なのだ。しかし現在長兄は酸素吸入チューブを鼻に付けているので家の中もなかなか自由に移動できる状態ではない。
九十路で独り身になった長兄は日々の食事を含む家事を通いのヘルパーに頼っているが、内々の用事については家内と家内の姉に依頼している。
近々アメリカより来日する里子夫婦との打ち合わせ、突然テレビが壊れたから買いたいと、パソコンの調子が悪い等々、外出できる体なら長兄は自分で済ます用事だが、こういったことも内々の用事なのだ。そんな臨時の用件で家内が長兄宅へ出かけていた時、家内の演奏仲間 S さんがご主人の運転する車で我が家に来てくれた。
以前にも書いたが S さんのご主人は奈良南部・五条に残る実家の畑で野菜などの栽培をしているのだ。
S さん「主人と五条へ行ってきた帰りですねん。」と写真の収穫物を届けてくれた。
以前に比べ道路事情は良くなってはいるが往復3時間、現地での作業も含めると先ず一日仕事と考えられる。ご主人の趣味(楽しみ)だからと S さんは言うが、丹精込められた末の収穫物である。
『元気の出る薬』は形有り見えるものに限らない。見えないけれど感じ取れることもある。
S さんご夫妻にも感謝だ。
S さんご夫妻にも感謝だ。
※ 写真は全て S さんのご主人が栽培したもの。
masatukamoto at 13:28|Permalink│Comments(0)│
October 22, 2019
夢
夢を見せてくれたのは 4 年前に英国で開催されたラグビーワールドカップ 2015 において日本の対戦相手となった南アフリカであったと見ても良いだろう。
ところが勝てるはずもないような強豪南アフリカに僅差ではあったが日本が勝利をおさめた。これには世界が驚いたのだが、最も驚き歓喜に沸いたのが日本であったことは記憶に鮮明である。
結果、ロシア、サモアに勝ち、私は日本がボロ負けすると予想していた世界ランキング 2 位のアイルランドにも勝ち、更に 7 位のスコットランドにも勝利してベスト8に入るという日本ラグビー史上初の夢を見ることが出来たのだ。
そして20日(日)、準々決勝で南アフリカに対してよく頑張ったが3対26で敗れた。
4 年前、日本に夢を見せてくれたのが南アフリカであったが、今回日本の夢を挫いたのもまた南アフリカであった。
今回の夢は覚めた。しかし夢は何度でも見ることが出来るのだ。
今より4年先の夢を追いかける契機を与えてくれたのが、また南アフリカだとも言える。
世界の強豪チームとの差が縮まっていることをテレビ中継で見てきた。次回はフランスでの開催となるようだか心堅石穿(しんけんせきけん)、しっかり力蓄え新しい夢を見せて欲しいと願う。
※ 時期遅れの写真だがカットとして用いた。
masatukamoto at 15:00|Permalink│Comments(0)│
October 20, 2019
薬 〔つづき〕
『元気の出る薬』の一つが寿司屋の大将I氏の差し入れであることは紹介してきた。
感冒薬が製薬会社ごとに異なる名前で販売されていることは良く知られていることだ。
私に効く『元気の出る薬』の場合は新薬やジェネリックの区別無く、名前も効能も同じで違うのは会社と薬の成分と言える。かな?
時期が前後するが 10月8日(火)夜 7 時頃だったろうか、
Y君が「田舎から沢山栗を送って来たのでオカンが栗ご飯を炊いたんですわ。それで食べてもらおう思うて。」と栗ご飯を届けてくれたのだ。
Y君が仕事を終えて帰宅するとお母さん手製の栗ご飯。
私たちが栗を、炊き込みご飯を好きなことを知っているから、きっと夕飯を食べる前に車を走らせて来てくれたのだ。
Y君のご両親の田舎は確か愛媛・大洲の方で昨年は豪雨で大変な被害を受けた地域だった。平地の少ない彼の地の様子を思い浮かべながら、栗がどっさり届いたのなら被害が小さかったのかもなどと思ったりしつつ未だ温かさが感じられるパック詰めの栗ご飯を有難く受け取ったのだった。
私も家内も何度も栗の皮剥きを経験している。
渋皮煮を作るにしろ栗ご飯を作るにしろ硬い鬼皮を剥かねばならない、これが大変な作業なのだ。
2個3個ならどうってことはない。しかし夫婦二人分どころか息子たちの家族3軒分の栗ご飯も作るとなれば剥く栗の数も・・・
受け取った栗ご飯のパックの温かさの奥に、もっともっと温かいモノがある。これら全てが私の『元気の出る薬』になるのだ。
masatukamoto at 17:40|Permalink│Comments(0)│