February 2020

February 26, 2020

残 念《3》

新型コロナウイルスの発生と感染拡大は残念極まりないことで、兎にも角にもこ奴の性質を解明し、治療法の確立が切に望まれる。
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こうした中、個展開催のため3年ぶりにポルトガルより帰国する友人と会食を楽しむべく計画を立ててs-2019-12-18_174635いたのだが今回は帰国しない旨の連絡を受けた。
新型コロナウイルスの流行が心配で、日本に帰国滞在中に感染しないか気がかりだというのが一番の理由。次いでポルトガルでの感染は出ていないが隣国のスペインや近隣のフランス・イタリーなどで感染者が出ていることから、出国してもポルトガルへの再入国が出来ないかもしれないという不安も抱えていたようだ。
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2月5日の時点でミクロネシアは日本を新型コロナウイルスの感染国に指定した。そのためミクロネシアへの入国は汚染国では無い国に最低14日間滞在した後でなければ入国出来ないことになったのである。
香港政府は日本とイタリアから入国する人に対し、14日間は滞在先に留まることと体温測s-2019-12-14_195455定、それに外出時の全行程マスク着用を義務付けることにしたのだとか。
米国国務省も日本や韓国への渡航警戒レベルを上げ、不要不急の旅行は延期するよう求めている。

※ 上は昨秋作った大きい干し柿

制圧か共生か。まったく厄介な奴がはびこりおってと苦々しく思うものの仕方がない。
傲慢にならない道を・・・
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masatukamoto at 17:45|PermalinkComments(0)

残 念《2》

先ず第一に香港で下船した乗客の一人が新型コロナウイルスに感染していたことが判明したことを受け、厚生労働省は検疫実施のため客船ダイヤモンド・プリンセスの航海差し止めを命じた。2019-12-01_061943
検疫を実施するのは当然だし、3千人を優に超える乗客乗員を対象とするのだから一定時間を必要としたことは理解出来た。
しかしその後、日本政府は乗客乗員の船内隔離という方法を取った。
この方法はオカシイ間違っていると、素人の私ならずとも感染・疫学の専門家でも思った人は多かったはずだ。
ウィルス感染が濃厚に疑われる船という隔離された構造物に閉じ込められるのだから、そのこs-2019-12-01_072552とだけでも感染危険性は100%を超えると容易に想定されたはずだ。何新聞だったか、ダイヤモンド・プリンセス号をウイルス培養皿(Virus culture dish)に例えていたものもあった。
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それでも日本を代表する感染・疫学の専門家たちを動員して、政府・厚生労働省が主導して検査・診療にあたっているのだろうと私は安心していたのだ。
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ところが私の政府・厚労省に対する信頼感は日を追うごとに下降一直線を辿って来た。
2月22日にはダイヤモンド・プリンセス号を下船して帰宅した23人に対して必要なウイルス検査を行っていなかったことについて、「私どものオペレーションのミスでこうした事態を招いてしまったことを深く反省・・・」と加藤厚労大臣が謝罪会見を行ったことも信頼を無くした要因のひとつだ。
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相手は目に見えぬウイルスだし失敗は誰にでもある。しかしながら日本の感染・疫学の専門家たちが結集して感染予防に当たっているのだからオペレーション・ミスを犯すなど思いもよらぬことで俄かには信じられない出来事だった。s-2019-12-18_174419
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勿論未だ未だ他にもあるある。
PCR検査は肺炎症状が重篤化した人でなければ受けられない実態もそうだ。
昨日、菅官房長官は「先手先手で対応してきた。基本方針も今後患者が増加する局面を想定しており、ある意味で先手先手だ」と語っていたが、先手と言うのは何か比べる基となることがあって言えることだ。ある意味でと言うのは比べる基がハッキリしていないから、どうとでも言い変えることが出来るということで、これも信頼感を低下させる要因となっている。
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言葉の簡略化は好かんのでPCRは、
Polymerase Chain Reaction であることを記しておこう。
検体ウイルスの増殖具合で感染判定に資する検査法と私は理解している。
〔2/26記〕
残 念《3》へ続く



masatukamoto at 15:22|PermalinkComments(0)

残 念《1》

猛威を振るっている新型コロナウイルスに関する報道が連日他の報道を圧している。それは、このウィルスの性質や感染経路を明確に出来ないばかりか、適切な治療法が見いだせず重篤に至る感染者が出ていることに対する不安を世界中の人たちが感じているからだろう。
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中国・武漢が発生源だとされる新型ウイルスの伝染力がとても強く、中国は言うに及ばず世界各国に感染を広げていることは認識されながらも、これまでWHOの対応に機敏性は全く感じられなかった。
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国際緊急事態の宣言から1ヶ月近くなろうとする現在、新型コロナウイルスによる病気(COVID-19)感染者数は増加の一途を辿り、感染拡大は今なお続いているのだ。しかしWHOのテドロス事務局長は、こうした状況に対して懸念する状況だがパンデミックではないと2月24日に語っていた。
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パンデミックではないだと? うーーむ。
パンデミックの構成はパン+デミック、つまりパン(Pan)=汎(広い)であり、地域・枠を越えた広さを表す言葉だと私は理解してきた。 世界の現況を見ればテドロス事務局長の認識は間違っており、特定地域に限定した流行状況ではないと私は思っているのだが・・・
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感染・疫学の専門家でない素人の私が言うことではないかもしれない。しかし、ど素人の私でもWHOの姿勢はオカシイと思っているのだ。否WHOばかりではない。不思議を通り越して疑念を持つのが厚生労働省の感染症対策である。何か公に出来ないこと、或いは別の目的を密かに持って感染症対策をしているかの如く見せかけているだけなのではないかと、斯様に疑いたくなるようなことが幾つもあるのだ。〔2/25記〕
残 念《2》へ続く




masatukamoto at 15:11|PermalinkComments(0)

February 23, 2020

遅い・おそい《読書》

月日の経つのが早いことを様々な場面で感じることしきりの近頃。
将に『光陰矢の如し』である。
故に『一寸の光陰軽んずべからず』との思いを『日々新又日新』に・・・
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そう思いつつも実際には異なることが常で、情けない思いをすることが多いのだ。
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思いと実態の違いが大きい例として読書の量や速度を挙げることが出来る。
一般書の場合、単行本であれ文庫本であれ3日あれば読了していたのだが、近頃は読もうという意欲も読み続けようとする気力も低下してきているように感じているのだ。
山本一力氏の作品の追っかけをしていた頃も読了するまで随分時間がかかっていたが、近頃は1冊の本s-2020-02-16_201931を読み終えるのに10日以上かかるのが常となってしまった。
しかし別にオモシロクないわけではないのだ。興味があるから買い求めるのでオモシロクないからと途中で放り出す本は殆ど無い。
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1冊の本を読了するのに何日もかかるのには私流の読書法にも一因がある。
これは学生時代からのクセのようなもので、一般・専門の別無く本文中に疑問が生じると、その疑問を解決した上で原文に戻るという読書姿勢のことだ。
以前にも書いたが朝井まかて女史の作品『眩』を読んでいる時には葛飾北斎と娘・応為の作品を見直しs-2020-02-16_201200たり、長野県・小布施町を訪れた折の資料を読み直したりもしたのだった。つい最近、朝日新聞が美の履歴書(1/28 夕刊)で応為の『吉原格子先之図』を紹介していたが『寄り道読書法』の良さを感じたものだった。
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朝井まかて女史の作品は『眩』『恋歌』のほか、今年になってからは『最悪の将軍』『先生のお庭番』を読んだ。
『恋歌』は幕末の水戸藩に於ける天狗党と諸生党の対立闘争の中で、水戸藩士・林忠右衛門以徳に嫁いだ登世の思いや生き様を描いている作品である。登世は夫・以徳が天狗党であったことから獄に囚われの身となるが、後に釈放されて東京で私塾『萩の舎』を開き多くの門下生を輩出した。
s-2020-02-16_201353この登世が中島歌子、実在した女性であり樋口一葉もこの門下生の一人であった。
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『最悪の将軍』は徳川5代将軍・綱吉を主人公にした作品である。
徳川綱吉と言えば生類憐みの令を出した犬公方。そして在位中には赤穂浪士討ち入りや富士山の宝永大噴火などがあって悪将軍としてよく知られている人物だ。しかし、視点を変えてみれば4代・家綱より受け継いだ文治政治を更に進め安定させた面もある。読んでいるうちに、フーンと感心することも。
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『先生のお庭番』は、日本鎖国下の出島を舞台にオランダの商館医として赴任してきたシーボルトの薬草園の園丁・熊吉を主人公に描いた小説である。s-2020-02-16_200957
シーボルトと言えば植物誌や蘭学、とりわけ鳴滝塾や高野長英などを思い浮かべる。しかしシーボルトの薬草園で彼が興味を持った日本の植物の世話を実際的に行っていたのは熊吉という植木職人なのだが、世の多くがそうであるように下積みの者に照明が当てられることは珍しい。そんな中、朝井まかて女史は熊吉の視点からシーボルトや奥方(オタクサ)、召使(おるそん)らの人間模様を描いているのだ。
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私の『寄り道読書法』と言うのは、主となる本を樹の幹とし、寄り道として比定するものが枝や葉なのだ。
主脈となる幹を進んでいて疑問に思うことに出会うと枝から枝へ、時に葉の先まで巡って再び幹へ戻って読み進めるようなものなのだ。
s-2020-02-08_143310こうして読書を進めるのだからただでさえ時間がかかるものだ。そこへもって根気が続かなくなってきているのだから読了に時間がかかるかかる。
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贈呈頂きながらもなかなか表紙を開くところまで行かぬ本もあり申し訳ないと思うことしきりである。


masatukamoto at 20:30|PermalinkComments(0)

February 22, 2020

大安売り

大安売りと言っても日々の食料品のことではない。
真実味の無い言葉の大安売りのことだ。
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これまで安倍首相は何度も『真摯に』という言葉を用いて反省?の弁を語って来た。
反省に疑問符を付けたように、私には彼が反省したようには見えなかったし、今もってその思いは変わっていない。
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『真摯に』と言う言葉の意味は、今さら説明するまでもないが『真実、誠に、心から』といった意味合いの言葉である。だから『真摯に』と言う言葉を用いて語る言葉にウソ偽りがあってはいけないのだ。
ウソ偽りを言うのなら、それは語りではなく騙り、つまりダマしたことになるのだ。
だから私は彼のことを二枚舌とも三枚舌とも思っているし、口先だけの人物と思うが故に口先三太郎や何も千太郎と書いてもきたのだ。
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2月16日、感染拡大が深刻化している新型コロナウイルスに関する政府閣僚全員がメンバーの対策会議が開かれた。感染経路も治療法も解明されていない現状で、どのような対策を取るかは我が国保健衛生上の喫緊の課題であることは論を待たない。
ところが地元後援会行事などに出席のため、森法務大臣、小泉環境大臣、萩生田文部科学大臣の3名が会議を欠席したのだ。そのことを追求、責めらるるは当然である。
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その3大臣が反省?の弁に用いた共通の言葉が『真摯に』であった。
これはもう言葉の大安売りと言わねばなるまい。
もともと重い意味合いの言葉『真摯に』が如何に軽い薄っぺらな言葉になったものか。
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喫緊の課題である新型コロナウイルス対策会議を主宰する安倍首相の会議出席時間が平均12分程度(1会議あたり)だとか。
うーん、頭から腐る発言ならずとも、「さもありなん」と言うべきや。







masatukamoto at 15:00|PermalinkComments(0)
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