September 24, 2006

近頃のことと思い

久し振りの書き込み更新となる。

主治医の医院、その他に病院が二つ。

別に、主治医を信用していないわけではない。

一般的疾患検査と診断は主治医の医院で良い。

しかし、専門的検査については検査機器が揃っている国立病院、大学病院、その他、規模の大きい病院が専門医も常勤でいるし、スタッフも多いこともあって、やはり安心度は高いと考える。

しかも、病気については、一つの症状について病因が一つとは限らない場合も多く、病気の原因が複合的であり、相乗的である場合が多い。

従って、仮に循環器系の治療に際しても消化器系の専門医の意見、神経系専門医の意見、或いは栄養管理の面から管理栄養士の意見やリハビリテーションに関わる理学療法士の意見をも加味しながら実施される場合もある。

当然、検査に関わる技師に対して検査項目、箇所などについて適切な指示が出されることは言うまでも無いことであるが、診察、検査、診断、治療にあたっては緻密で連携の取れたチームワークが必要となる。

そうしたことを総合的に考え合わせると、やはりスタッフが多く、検査機器が充実している規模の大きい病院を選択することが最善の策であると考えるのである。

そうした考えの結果、私は前述のように主治医と、その他に二つの病院を選んで検査と診断を受けることとした。

最も、最近は診断、治療など、医療全体に関わるミスがしばしば報じられているように、二股、三股をかけたから安全とは必ずしも言えないような心寒い状況があることも事実である。

これは何も医学界に限ったことでは無い。
法曹界然り、私が属していた教育界然りである。
もっと言えば国そのものも心寒い状況なのである。

立法府の国会議員から地方議員にいたるまで。
行政府の内閣総理大臣から地方行政の長も、それに携わる公務員。
司法府の裁判官、検察官、その現場執行に当たる警察官に刑務官など。

単なるミスどころか、故意に行っている犯罪、或いは犯罪もどきの数々。
更に、正義を旗印とするマスメディアの情報操作など、メチャクチャな日本となってしまっている。

その行政府の一翼を担い、推進してきた者が『美しい日本をつくる』などと平気で唱え、同時に、それを許し認めている国民が多数いるというところに現代日本の病巣があると考えるのであるが、結局は日本人と言うか、人間の利己的、自己中心的な考え方や行動を根本的に断ち切らない限り、日本はまともな方向に向かうこともないだろうと、全く冷めた思いでいる此の頃である。



at 07:22│
記事検索
月別アーカイブ