December 11, 2006

チェコ・プラハ?

暫くぶりの更新です。

ヨーロッパの街は何処へ行っても落ち着きを感じるのですが、このプラハも例外ではありません。

やはり街全体が統一して醸し出す雰囲気というものが、和みといったものを感じさせるのかなあって思いました。

私達も慌しく観光してまわるのではなく、ひとつの町に何日も滞在し、その町の住人のような気持ちでいるということからの落ち着きもあると思います。

また、自動車の数が少なくて騒音を感じにくいことや、人の数が少ないことも大きく作用しているのだと思います。

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写真は旧市庁舎とティーン教会を眺めたもの。
手前ゴシック様式の旧市庁舎の建物には大きい『天文時計』が組み込まれており、15世紀に造られたとのことでした。

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上下2つの円盤があり、上の方は地球を中心に回る太陽と月の1年間の動きを表しながら年月日と時刻を表示するようになっています。

また下の円盤は黄道12宮を表示し、農事暦ともなっています。
これは1日に1目盛ずつ動きます。

この仕掛け時計が造られた15世紀頃はローマ教皇の権力が絶大の時期にあったので、人々の天文観は天動説の立場でしたから、地球の周りを太陽や月が周回しているのだという考えをもとに造られたのです。

この仕掛け時計が有名なのは、上下2つの時計が連動して太陽や月、その他の天体の動きを表示し、農事暦までをも表示するだけではなく、毎正時になると鐘の音と共に、上部の四角い窓の中にキリスト教12使徒が順に出て来るのです。

そして、それらが一巡すると最上部の四角い窓から鶏が出てきて鳴くのです。

相当複雑な歯車の組み合わせになっているのでしょうけれど、これを考案、製作した人はスゴイものだと感心しました。


at 17:48│
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