March 25, 2007

ソウル滞在 6 板門店

前ページで朝鮮半島の歴史を若干振り返ってみたが、大陸と陸続きであることや、弱肉強食、或いは主義主張など利権の争いに巻き込まれ、強大国の狭間にあって翻弄されてきた感のある朝鮮であったように思える。

私が小さかった頃、『朝鮮動乱』という文字が新聞紙の一面のトップを飾っていることが多かった。

戦争について書いてあることは分かっていたが、その内容や背景などは歴史学習を始めるまでは理解できていなかった。

朝鮮戦争』の休戦協定が結ばれたのが『板門店』という所であることは既に書いた。

当初は『開城』(ケソン・・・現在は北朝鮮の宣伝村)で会談がおこなわれていたようであるが、南北双方の思惑から現在の場所・『板門店』に移ったらしい。

開城』の町と『板門店』は数キロの距離しか離れていず、『板門店』というのは元々は何かのお店の名前だったようだが、現在は南北の会議場の場所を示す地名となっている。

この『板門店』の見学は厳重な統制下にあり、軍事的境界線上にある会議場を含む一帯は国連軍と北朝鮮軍の共同警備区域JSA(Joint Security Area)とされ、見学者は宣誓書に署名し、下の写真にあるゲスト用のIDカードを付けなければならない。
8f2d9aa4.jpg
現地での規制は厳しく、個人行動の禁止(トイレも含む)、私語の禁止、人物に対する指差しの禁止、写真撮影の禁止、兵士への語りかけの禁止、カメラ携帯の禁止、服装の制限・・・

まだあったように思うけど忘れてしまったが、見学者宣誓書の文面に。

敵の行動によっては危害を受け、死亡する可能性がある。

また、事変、事件を予期することは不可能なので、国連軍、アメリカ合衆国及び大韓民国はゲストの安全を保障することは出来ないし、敵の行動に対し、責任を負うことはできない。

私はこれを読み、理解し、この指示に従う。

このサインは、それらの指示に従うことを承認するものである。

と言うような意味のことが書かれ、ゲストは一人ずつ署名をしてIDカードを受け取るのである。



at 14:01│
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