April 20, 2007

ソウルあれこれ

何を目的にソウルを訪れるのか、人それぞれに思いはあろう。

固く理屈っぽく書いてきた部分があったかも知れないが、それは私の姿勢であって他の人たちに指図するつもりは毛頭無い。

事実、事前の知識や学習していった以上のこと、或いは全く知らなかったことを現地を訪れることで学ぶことも多いからだ。

以前ソウルを訪れた時には○○大学講師の李さんにガイドをしてもらったが、今回は日程が合わずに私一人でブラブラ歩きまわっていた。

以前に案内してもらった徳寿宮(トクスクン)ではあるが、今回訪れた際偶然に王宮守衛の交代式に出くわした。
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徳寿宮の大漢門の前で行われる守衛の交代式は現地を訪れたことで知り得たことの一つである。

徳寿宮は1470年に王の別邸として建てられたものであるが、ソウル市庁舎やソウル広場とは太平路を挟んだ広大な敷地に朝鮮式の建物が建ち並んでいる。

それらの建物ではオンドル式の床暖房システムを見ることができるし、美術品展示に利用されているものもある。

下の写真は旧・ソウル駅で建物は保存?されているように思えたが、立派な建造文化財である。
現在、新幹線その他の列車の発着は隣接する新しいソウル駅をターミナルとして行っている。
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クリスマス、正月、旧正月と、ソウルの街の照明は明るい。
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ソウル滞在中に私が通うのは地下鉄2号線の乙支路入口から一筋北の道を入った通りにある海鮮料理店。

韓国と言えば焼肉が代名詞のようになっているが、食べなくはない、が、それ以上にナクチ料理が好きなのである。

ナクチ、つまりタコのことであるが、韓国のタコ料理の場合マダコよりも小ぶりで、イイダコのようで手がうんとながい手長ダコを指している。

よく洗ったナクチの長い手をハサミでチョッキンチョッキン。

短く切られたナクチの手が皿の上でうごめくのをゴマ油と塩で食すのである。

箸にまとわりつき、口の中でも吸い付かれるが、食感が良いので酒のアテに良い。

酒というのは当然ソジュ、焼酎のことである。

ナクチ・チョンゴルもウマイ。

これはタコと野菜などを煮込んだ唐辛子で辛い鍋料理であるが、辛い料理で熱くなった口を冷えたソジュがさましてくれるのだ。

鍋の具が無くなれば、ご飯を入れて・・・しかし、一人でこれだけは食べきれない。

何故かって?  韓国では必ず注文した品物以外に、その店で作ったキムチなどの小料理を何品か出してくれるのだから。

この店は英語も日本語も通じないけれど、賑やかな明洞からは離れているので静かであるし、物が新鮮である上に安いので気にいっているのである。


at 11:16│
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