April 22, 2007

東京へ

『東下り』などと言うと時代錯誤も甚だしいと叱られそうである。

東京が日本の首都となって既に139年の歳月を経ているのであるから、東京へ行くことを『下り』と表現するのは国語上間違っていると言わねばならない。

それでもなお、『上方』を意識の芯に据えて考えるというのは東京に対する対抗心のようなものが作用しているからなのであろう。

それはそれとして、『国立新美術館』の開館記念として開催されている『ポンピドー・センター所蔵作品展』「異邦人たちのパリ」の招待を受けたので、家内と共に『東下りの旅』を楽しんできた。

新幹線で2時間30分。

時間的には近いが、そうそう行くことも無いので、今回は滞在期間を長く、のんびりとあちこち見て回ることにした。

そのため一般のシティ・ホテルではなく、マンスリー・マンションを借りることにした。

宿となったのは赤坂の丘陵地、交通至便、環境優秀な場所に建つマンションである。

地下鉄・千代田線の赤坂駅が最も近いが地下鉄・丸の内線の国会議事堂駅と地下通路でつながる南北線、銀座線の溜池山王駅にも近い。

都営大江戸線の六本木駅や乃木坂駅も歩けない距離ではない。

氷川神社、アメリカ大使館宿舎、TBSに近く、勝安房や勝麟太郎(海舟)の邸跡のあたりになる。

TBSの敷地は安芸・広島藩、松平安芸守の中屋敷の跡であるから、江戸城に近い赤坂のあたりは譜代の大名たちの屋敷が建ち並んでいたのであろう。

現・赤坂御用地は徳川御三家の一つ紀伊殿の中屋敷跡である。

下が『国立新美術館』で『政策研究大学院』と向かい合って建ち、地下鉄・乃木坂駅から美術館へは地下からエスカレーターで直結している。
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何気なく美術館の正面入口を撮影していたのだが、その写真の中に、偶然にも『篠山紀信』(下)氏が・・・(ちょっと部分拡大)

私は気付かなかったのだが、家内が「カメラマンの篠山さんよ。」と教えてくれたのだ。
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国立新美術館』の概観。
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この美術館の設計は『黒川紀章』氏。

壁面はガラスで構成され、美術館自体が現代建築美術としての価値ある建造物である。

内部は床面を自然木とし、ガラス壁を通して広い吹き抜けのホールに入る柔らかな光が落ち着いた雰囲気を醸し出していた。



at 16:12│
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