April 23, 2007

選挙・・・・・私見

昨日の選挙結果が出た。

私も含め、全国的に注目を浴びた選挙の一つ長崎市長選。

『弔い』だの『同情』だのといった思いで選挙に望むことに対し、私は以前のページで苦言を呈しておいた。

その際、選挙活動半ばにして右翼・暴力団幹部が発射した凶弾に倒れた伊藤前市長に対し哀悼の意を表してきた。

民主主義に敵対する実力行使によって生命まで奪い取られた伊藤氏に対しては心より同情するものである。

しかし、伊藤氏の不慮の死によって立候補を表明した人は身内や部下であり伊藤氏と『同じ』では無いのである。

この1点において、今回の長崎市民の見識は高く評価できるものと考える。

当選した人が良くて他の人が良くないと言っているのではないので誤解なきよう付記しておく。

一方、『恥を知れ』と言いたい事件が起きた。

世の中全体狂っていると言えばそれまでだが、『清廉潔白の士』が極端に少なくなってきていることを憂う。

奈良県・生駒市の山林売買における背任容疑で酒井 隆・現職市議会議長が大阪地検特捜部に逮捕された。

逮捕されただけで犯罪が立証されたわけではないから容疑者であるというだけのことではある。

しかし、市民から市政の審議権を付託された重責を担う立場でありながら背任の嫌疑をかけられたということだけをもってしても許されるものではない。

李下に冠を正さず』という俚諺がある。

しかし、この酒井 隆という男、初めて市会議員に立候補当選した時も地元では買収贈賄の疑いが囁かれていた。

その後、市議会議長に名乗りを上げた時には同僚の自民・保守系の議員への買収贈賄が明らかとなり実刑判決を受けた曰く付きの人物である。

昨日終了した市会議員選挙において、この酒井という男は1417票を集めて当選している。

この酒井という男に投票した1417人は何を考えているのだろうか。

私なら恥ずかしいと・・・もっとも、そう感じる以前に、こんな人物の名前を投票用紙に書くわけは無いが。

既に逮捕されている中本幸一・前市長は、若い頃、ヤクザの賭場で草履とりをしていたらしく、その能力に対する疑問と共に暗い噂がつきまとってきた。

政治家ならぬ『政治屋』の暗躍。

国政に於いても地方政治に於いても『清廉潔白』・『誠実さ』という姿勢が消え、「自分さえ良ければ」「我がため」のことのみを考え、自らの職責も顧みない『政治屋』が横行する現状に腹立ちを感じる。

政治家の目的・目標は『世の為人の為』であり、民主主義はそれを実現するための手段に過ぎない。

この手段を歪めたり、誤った用い方をする者に対し、国民ひとりひとりが自ら兜の緒を締め、厳正な態度で臨まなくてはならないことは言うを待たない。

情実、ムラ選挙、所属(宗教など)等々に縛られた安易な選択は自らの墓穴を掘る結果につながることを肝に銘じなければならないと私は考える。


at 08:09│
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