March 15, 2008

橋下府知事に、あきれ返る。

旅行に出ていたり、バタバタすること多くブログ更新にまで手が回らなかった。

それにしてもツマランことの多い世の中である。

『不足は言うまい』、『まーるく、丸く生きよう』・・・宗教家でもない私ではあるが仏道、修養の『ABC』程度のことは理解できる。

しかし、理解できることと、そのことを受けて実際に事を行うことは難しく、矛盾無く言行を一致させることの困難性は人間が共同社会を構成し、律を作った時より延々今日まで続く大きな課題でもある。

古来よりの信仰上の教えだけでなく、カントの純粋理性批判以後、道徳の学としての形而上学も発展してきた。が、所詮学問の域内のことであって行動を伴うものではない。

『机上の論理』などと他を批判して憚ることのなかった大阪の橋下知事自身、行政のトップとして自らの政策実現上、いろいろな現場施設を巡って自らの考え(思い込み)が『机上の論理』であったとされていることと同じである。彼は矛盾が分かっとらんようであるが・・・。

府を破産企業に例える橋下知事は破産管財人とでも思っているのであろうか。

学校の校庭を芝生にする・・・運動場が緑になるなんて素晴らしいことである。

そんな構想を明らかにした彼は北野(高校)でラグビーをやっていたらしい。

同じラガーマンとして私も賛成したい。

しかしながら橋下知事は極端な赤字財政を建て直すために3ヶ月の暫定予算とは云いながら、全てをゼロベースで見直し、今年度府債発行停止、府民のための施設廃止と民間への売却、府職員の給与カットなどを掲げている。

そこで校庭の芝生化であるが、府財政の建て直しと果たして整合性のある施策と言えるのかどうか、ラガーマンであったという橋下知事にワカランわけはないと思うのだが・・・

平成18年の府統計資料によれば幼稚園814、小学校1048、中学校527、高等学校284、盲・聾・養護学校40、その他専修・各種学校316となっており、総数3029校である。

公立小中学校だけでも1575校。

貼る芝生の代金だけでもバカにならんが、芝生の養生をどないするつもりなんやろか。

芝生の手入れなどしたことも無く、ただ芝の上でボールを蹴り、ゲームをしとっただけの橋下知事にはワカランのかもしれん

広い芝生面の養生のためには、
?水やりが欠かせない。
?肥料をしっかり与えなければならない。
?雑草抜きを頻繁にせねばならない。
?根切りをしたり、土の透水・保水性を高めて通気性を保持させねばならない。
?芝の目詰めや、芝の欠けた部分の補植をしなければならない。
?やっかいな発見しにくい異物取りを丹念にしなければならない。
?補植のための芝生を別途養生しておかねばならない。
?芝生養生のために何ヶ月も芝生面への立ち入りを禁止せねばならない。

これらのことを1つの学校で出来ることだと思っているのだろうか?

それとも府下の市町村行政の負担とさせるつもりなのだろうか?

人件費のカットを叫ぶ橋下知事は、いったい誰にこれらの作業をさせ、予算執行の裏付けを何に求めるつもりなのだろうか?


知事に当選する前、テレビで好き勝手に語り、3億円もの収入があったとされるボンボンの絵空事に過ぎないこと、『机上の論理』とは将に橋下知事自らの発言を言うものであると私は考える。

府議会議事録より橋下知事の発言は削除されたとは言うものの、一端議会で公言した橋下知事の発言事実というものは消し去ることは出来ない。

橋下知事教育委員会に命令します。」

橋下知事共産党がそういう主張をするなら、多数党を取ってからしてもらいたい。」

以上要約ではあるが、法律の専門家としての弁護士である橋下知事の発言としては全く馬鹿げていると言うか、ホンマに法律家なのだろうかと疑うようなセリフである。

教育の不偏不党・その独立性を保障する建て前から教育と行政が命令系統に属さない関係にあることぐらい、法律家である弁護士なら悉皆承知しているべき基本的事項の一つである。

また、府議会における日本共産党議員の主張を「多数党を取ってから言え」などとする暴言は、弁護士と言う以前に法律家としての資質が欠如していると言わざるを得ないメチャクチャなものである

真の民主主義国家の確立を目指し、代議員制を取る日本の国・地方議会に選出された議員諸氏は主権者たる国民・府民より信託を受けて活動しているものであって、その発言や活動は主権者たる国民・府民の声を代弁するものであり、保障されこそすれ不当に中傷したり封ぜられたりするものではない。

国民・府民の中には猶、日本国憲法の制定趣旨に疎い者がいることを承知してはいるが、法律の専門家である橋下知事が斯様な発言を公的な議会の場で臆面も無くやってのけたところに橋下知事の独断的なファシズムを感じ、彼が府行政トップの知事職にあることに対する危惧を覚えるのである

現在、大阪府議会には与党・自民49人、公明・23人、野党とされる民主・24人、共産・10人の他、少数会派が3人、1人、1人、1人と4会派があるが、多数党でなければ主張してはいかんなどというのは民主政治を否定するものであり、そんな橋下知事の発言に対して何ら苦言をすら呈さなかった自民党、公明党も本質的には変わらない民主政治を否定する同じ穴のムジナと言わざるを得ない。

180万府民の支持を得たことが彼の鼻をピノキオの如くに高くしているのかも知れないが、ボンボンの勝手気ままの全てを許すつもりで投票したものやらどうやら、彼の言動については警戒心をもって要注意である









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