April 17, 2008

私の誕生旬間

表題を『私の誕生日』とせず、『誕生旬間』としたのには意味がある。

『誕生日』とするなら特定の日となり、‘1年に一度巡ってくる日’と言える。

しかし、この表現は正しくない。

‘1年に一度巡ってくる日'という表現は一面正しい、が、有限の世界に生きる人間について‘1年に一度巡ってくる日'などと、あたかも巡り来るのが当然の如くにとらえるかのような表現はやはりマズイ。

その誕生日をして、若い女性の中には「また誕生日が来た」と露骨に嫌な顔をする者がいる。

自らを『今を盛りの花』に譬えて、おそらく花の美しさに重きをおいた見方をしているのであろう。

『花の命は短くて苦しきことのみ多かりき』

行商を営む家族に従い九州各地を点々とせざるを得なかった林芙美子の言葉であるが、パンダのような化粧に現を抜かす現代女子高生が思う『花の命』とは全く異なるものである。

林芙美子の代表作に『放浪記』があるが、女優・森光子は菊田一夫脚本の『放浪記』で芙美子の役を1961年の初演以来47年間も演じ続けてきている。

最近、舞台での『でんぐり返し』を止めることになったというが、彼女は今年5月に満88歳の誕生日を迎えられることになるであろう。

俳優として好きかどうかという以前に『スゴイ人』と敬服するばかりである。

そんな素晴らしい人には年齢をも含めて遥かに及ばない私も誕生日を迎えさせていただくことが出来た。

昨夜は二組の若夫婦のお招きを受けてご馳走していただき、素敵なプレゼントまで頂いてしまった。
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有り難いことである。

誕生日を祝って頂いたことは勿論嬉しいことである。

が、何よりも誕生日を覚えていてくれたということ、そのことがとても嬉しく有り難いという思いでいっぱいなのである。

その上、元気で共に祝うことが出来たという事に対しても感謝の気持ちで・・・

一瞬緩みそうになったが、昨夜は店の女将の視線が気になってグッと、何とか堪えることができたが、この時の気持ちを博多言葉で書けば、

分かろうもん

ということになり、ゴチャゴチャ説明を必要とはしない。

円筒状のものは私がスコッチを好み、その銘柄まで知っている息子たち(私の勝手な思い込みであるが)のことだから、スコッチであることは当てたものの銘柄はハズレであった。

ハズレと言っても良くないという意味では勿論ない。

私が30数年来好んで飲むスコッチはハイランド・モルトのグレンフィディックの12年ものである。

以前は高い酒であったが並行輸入の関係もあって今は手頃な価格になっている。

しかし、頂いたボウモア・カスク・ストレングスは14年以上熟成させたモルトであってアルコール度数も一般の42~3度よりも高い56度の酒である。

高いお酒なのだろうと思う。 ありがとう。
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そして小さな包み。

この小さな箱の重量感などから中の物を想像したのだが・・・

リタイヤして以降ネクタイを結ぶ事が無くなったしカッターシャツを着ることもないので、『ネクタイピンとカフスのセット』かと思ったが、これは予想から外した。

ライターにしては軽過ぎるし箱が小さいので、これも違う。

箱の大きさからすれば指輪でも・・・

しかし、指輪など装飾品の嫌いな私に「まさか」。

リボンを外し、某デパートの包装紙を取ると『Givenchy』の文字が。

「ええっ、私に香水か!」

一瞬驚きつつも、小箱を開けると円盤状のモノ。

思わず『万歩計』と言ってしまった。

実は今朝方、家内に見せたところ、家内も『万歩計』と言ったのである。

しかし、有名ブランドがいろんな商品を手掛けていることは知っているが、フランスのファッションや香水の有名ブランドである『Givenchy』が『万歩計』というのも、どうもシックリこないものがあったのである。

これはモノを手にとってみても分からなかった。
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仕方なく、このモノが何であるかを訊ねたのだが、

『携帯用灰皿』であった。

初めに「健康で、いつまでも元気で」なーんて言ってくれていたものだから、てっきり健康に関わるモノという考えが予想枠を絞り込んでおり、『万歩計』という思いが最も妥当なものとして浮かんだのである。

娘・「健康にって、健康に悪いものばかりでしたね」

ぶっはははははは

全く愉快。

既に先週より祝いの宴がポツリポツリと。

祝いのメールも頂いている。

誕生日一日だけのことではなく、何日にもわたって皆さんからお祝いを頂き、誠に有難いことであると思っている。

私の場合、誕生日が幾日もあるようで、そのため『誕生旬間』と思うて喜ばせていただいている。


at 11:19│
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