May 14, 2009

広島 ・ ちょっとした『こだわり』

大阪・博多間の往復切符の有効期間が10日間であることに間違いはない。

いつも大阪環状線某駅のみどりの窓口で往復乗車券と新幹線の切符を購入し、往路か復路で広島に途中下車してきたというのが私の旅行パターンであった。

ところが今回、博多駅で広島駅途中下車を告げて新幹線指定席を買おうとすると広島での途中下車は出来ないと言われた。

そして、途中下車するなら切符は無効となるので博多・広島間の切符を新たに買うのが安いと・・・で、結局博多・広島間の乗車券プラス新幹線特急券に指定席券を購入することになった。

博多駅のみどりの窓口係員は、「お持ちの復路の切符は広島駅から有効になります」と言っていた。

何かスッキリしないのである。

つまり往復新幹線乗車券ならば復路の乗車券と新幹線特急券については既に支払っているはずなので、博多・広島間の指定席を取るつもりならその分だけを支払えば済むはずであり、博多・広島間の乗車券、新幹線特急券、指定券代金を別途支払わねばならないというのが理解できず納得がいかないのである。

係員の説明もイマイチ。 JRはん、何かオカシイのんと違いまっか。

これまで出来てたことが何で出来しまへんねん。

ちょっと気分の悪い博多からの旅立ちとなったものの、広島到着で気分一新。

前回の記事とごっちゃになるが、日曜日の夜は広島・流川のお店もほとんどが休業。

『どんどん』は月曜日が定休日なので、この夜も美味しいお魚を頂きに行き、真面目に早い時刻にホテルに戻った。

しかし、もう少し飲みたいと思ってホテル最上階の『リーガ・トップ』へ行ってみた。
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ここはバーカウンターとイタリアンのレストランがあり、夜景が綺麗に見えるのである。

レストランは何度か利用したし美味しいお魚を食べてきたので今回はバーカウンターに座ることにした。

私の飲み物は決まっておりスコッチ(グレンフィディック)・モルトウィスキーかサッポロビールである。

しかしギネスがあったのでクリーミーな泡立ちを楽しみたいと写真の通り1パイントだけ。 喉が渇いていたこともあって旨かった。

レストランの方はそこそこの入り。 バーカウンターを挟んだラウンジの方では結婚式の二次会だろうか随分盛り上がっていた。 日曜日の夜にホテルのバーで1人飲むというのは何とも侘しいものである。
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長いカウンターには私一人。 

フロア担当の若いホステス達が結婚式二次会の会場とバーカウンターの間を忙しそうに頻繁に行き来している。 盆に載せて運んでいるのは殆どがサワーカクテルだ。 

広島のハイグレードなホテルのトップラウンジを借り切って二次会を開くカップル・・・?

街中でベンツやジャガーを乗り回している学生かと思えるような男や女を見かけることが度々あるが、き奴らは一体何者と思う気持ちがラウンジの新婚カップルにも感じられた。

ぶっははははは、貧乏人のヒガミと言われれば、それまでのことだが。

中年の男性が若い女性と連れ立ってカウンターに座り注文したのが『鶴』の水割り。 親密な間柄なのか寄り添って何事かを話していたようだが30分ほどで席を立ち、再びカウンターには私だけ。

そんな私を気遣ってくれたのか、それとも・・・悲しいことだが孤高(気高いという意味ではない)のオジンに同情してくれたのか、ラウンジへのカクテル作りの合間に若い女性バーテンダーが話しかけに来てくれた。

「お強いのですね。」

「それほどでもないが。しかし、さすがに広島じゃねえ。『鶴』を注文されよる。」

「そうですね。結構人気があります。」

『鶴』は現在アサヒビールが販売しているが、北海道・余市のニッカウヰスキーの製造であり、ニッカウヰスキーの創業者は竹鶴政孝、広島県竹原市の出身である。竹鶴氏は旧制の大阪高等工業学校醸造科(後の浪速大学・現・府立大学)を卒業後、(株)寿屋・後のサントリーに入社、ウヰスキー製造を始めた時の山崎工場の責任者でもあった。(以前に小樽の項でも書いた)

以前、ミナミのショットバーで『竹鶴35年』を味わうという仲間に入って飲んだことがあるが、これはウヰスキーのイメージの枠外、別格ものとの印象を受けた。 味わい、香り等々ウマイのひと言で他の修飾語を必要としないものであった。

私が洋酒を飲み始めた頃はトリスバーかニッカバーしか無かったように記憶するが、当時のウィスキーというのはエタノールに色を付けた程度の辛く刺激の強いものでしかなかった。 その記憶に比べると今のウィスキーはどれも美味しいと思ってしまうが、美味しいものでもそれぞれに段階わけできるものであり、『竹鶴35年』はやはり別格とするのが適切である。

この夜も気持ちよく眠る事が出来たのは言うまでも無い。

広島に立ち寄るとリーガロイヤルの隣に『そごう』があるので、そこの地下にある『山豊』の店をのぞき、写真の広島菜の漬物を我が家送りにしている。 
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私は菜っ葉が好きで・・・蝶々ではないが緑色をした菜っ葉は嫌いなものが無いのである。 勿論、白っぽい色の白菜も好きである。

漬物では、とりわけ野沢菜、広島菜、高菜などの塩漬けが大好物。自宅送りにしても殆どが私用であると言えるが『山豊』の店に置いている広島菜の漬物が好みである。

ただ大きいもの、つまり3kg以上のものは買わない。 量が多過ぎると食べきる前にカビを生やして勿体無いことになってしまうからである。

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写真の『からいけん』も『山豊』の店に置いている漬物だが、これはピリッと辛くて少し歯応えのあるもので熱いご飯にも酒のあてとしてもウマイものである。

広島でのこだわりの二品である。 が、直ぐに無くなってしまうのが残念。

菜っ葉が好きであることは書いた通り漬物も好きであり、漬物は菜っ葉に限らずカブラ、大根なども、そしてキュウリやナスなども好きである。

塩漬け、醤油漬け、味噌漬け、酢漬けと何でも好きだが、甘酢に漬けたものだけは好きになれない。

赤カブは好物のひとつであるが甘酢漬けだけはダメである。 京都の千枚漬けは別。

赤カブと言えば和久俊三氏の作品に『赤かぶ検事』があり、赤かぶ検事こと柊検事の大好物が赤かぶとチリメンジャコを熱いご飯の上に載せたものとされている。

まるで赤かぶ検事か和久俊三氏が始めた食べ方のようであるが、小説が発表される遥か以前から私の好きな食べ方である。 私がそのような食べ方をすると「赤かぶ検事の真似をしている」と言われることがあるが、こちらが本家本元であるので断っておく・・・蛇足ではあるが。


at 03:54│
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