June 28, 2009

北欧の旅 (15) コペンハーゲン~オスロ DFDS Seaways (1)

のんびり、ゆったり、このような旅行スタイルが好きな私たちにとっては少々慌しい移動にはなるが、添乗員付きガイド付きのパッケージツアーというのはそれぞれの旅行会社が他社としのぎを削り、熾烈なまでの競争の結果としての商品であるだけに先ず間違いのないものになっている。

と、私は思っている。

思うというような曖昧な表現を付け加えたのは、私達が常にパッケージツアーを利用しているわけでもなく、沢山ある旅行会社の商品について熟知しているわけではないからで、少しばかりパッケージツアーに参加したからといって全てを知っているかのように言うのは適切ではないと考えるからである。

だが、旅行の参加費用、日数、コース、訪れる場所、ホテル、食事、利用交通機関など総合して考えてみれば、個人で同じ行程の旅行をする場合に比べて3分の1程度は安く、場合によっては半分の費用で旅行することが可能である。

しかも、旅程上に生じるロスタイムが少なく、煩わしい手続きも要らず、訪問先の名物料理も組み込まれていると何かと便利なのである。
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今回の行程中、デンマークのコペンハーゲンからノルウェーのオスロまでDFDS Seawaysの大型フェリーを利用するのだが、この間を船で移動するのは初めてなので私は随分楽しみにしていたのである。

今回乗船したフェリー客船はPearl Of Scandinavia(写真)であるが、総トン数40012tという巨大な船のため写真に収めきれずDFDS Seaways社のホームページのものを借用した。

Pearl Of Scandinaviaの全景写真Fred Claessen氏のWWW.Maritime Memoriesに掲載されているので紹介しておく。

コペンハーゲン・オスロ間にはPearl Of ScandinaviaとCrown Of Scandinaviaの2隻が就航しており、両船は2つの港から各々17時に出航して翌朝の9時30分に到着するスケジュールになっている。

個人旅行ならば乗船手続きから荷物の預け入れなどをしなければならないのだが、こうした面でもパッケージツアーの場合には添乗員が代行してくれるため手荷物を持っただけでブラブラしておれるので楽である。

もっとも乗船ゲートで若干トラブルが発生したが・・・

このフェリーは国内移動ではなく国際線フェリーなので、乗船ゲートではパスポートと乗船券に記載された氏名との照合が行われる。

ゲートでのチェックは2列で行われたのだが参加者の先頭と後部とでは随分の距離が生じた。 しかしチェックインの残りが僅かと判断したのであろう添乗員のMs.Nが先に船へのタラップを渡って行ってしまった。

その後、私がチェックインを済ませて家内を待っていたのだが女性担当者に何やら言われチェックがストップしてしまっていた。

何事かとゲートまで戻って確かめたところ、家内が持っていた乗船券には別人女性の名前が記されてあり、そのためゲートを通れないでいたのである。

その名前の女性が誰であるのか私が知るよしもなく、仕方がないので女性担当者に「団体旅行の者だが間違いが何故起きたのか分からない。添乗員が先に行っているので呼んでくるから、ここで少し待たせてくれ。」と言って私がタラップの方へ走っていった。

そこでPearl Of Scandinaviaのクルーの服を着た若い日本人女性(ゲートに並ぶ前に日本語を話していた)と出会ったので添乗員のMs.Nを呼んできてほしいと依頼してゲートに戻った。

そこで乗船券の名前がどうして違ったのかと話していたら、列の後ろの女性が自分の乗船券の名前が違うと言ってくれたので確かめると、家内の乗船券とその女性のものが入れ替わっていることが判明。

これでトラブルは解消したのだが、多分、添乗員のMs.Nが乗船券を配布した時に手違いがあったのであろう。 それしか考えられないが、受け取った者も受け取った時点で確認しておけば起こり得なかったトラブルである。

が、敢えて言えば、誰でも彼でもが海外旅行ができる結構な時代になったとは言え、誰もが横文字の並ぶ乗船券の中のアルファベットに自分の名前を見つけることが出来るとは言い切れない。 横文字に弱いという人もいるかもしれないし、小さな字で刻印してあるために老眼で見えないという人もいるかもしれない。

旅行開始当日、初めて顔を合わせた40人もの人を一度に覚えるなんてことは神業に近く、しかも、そんな彼らをまとめつつ旅行案内業務を遂行するのには私たちに想像出来ない苦労があることと思う。

保育所、幼稚園、義務教育諸学校でも顔合わせして直ぐに校園外への団体引率行事を設定することは先ず無い。

パッケージツアーの場合、唯一救われるのは対象参加者が大人であるという点である。 一応常識を踏まえている者たちと想定して。

それでも尚、添乗は業務であり、添乗員はプロである。 同時に添乗員を雇用している旅行会社は客が満足できる商品を販売しているのであり、客が満足するための添乗員への教育指導や研修に対しては細心の注意を払って実施しなければならない。

こんなことは言うまでもないことだが、更に確かなものとして頂くことを期待して敢えて紹介することとした。


at 05:56│
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