June 28, 2009

北欧の旅 (16) コペンハーゲン~オスロ DFDS Seaways (2)

午後5時に出航のPearl of Scandinaviaであるが実にデカイのである。

DFDS Seawaysの資料によれば全長176.8m、全幅29.6m、乗用車365台と乗客2100人を積載できるという総トン数4万12トンの巨大船なのだ。
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上の写真はPearl of Scandinaviaが岸壁を離れた時に上甲板で撮ったものだが、港の施設(ビル群)とカメラの目線を比べてみれば分かる通り、左手の白いビルが11階建てなのだから、この船の高さがどれだけのものか想像がつくであろう。

写真中央よりやや右にドームが見えるが、コペンハーゲン港からは南方に位置するフレデリクス教会(大理石教会)で、甲板からはコペンハーゲンの街を一望できる。

この船はフェリーなのでカーデッキが3階と4階。

客室は5階、6階と9階、10階にある。
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客室はインサイドとシービューに分かれる。 これはインサイド、つまり窓がなくて海が見えない部屋が並ぶ廊下であるがシービューの廊下も同じこと。 カーペットが敷き詰められた長い長い廊下が続く。

5階が船の出入り口になっており、6階にはサウナやスイミングプールも設置されている。

7階フロアはレストラン、免税店、両替所、レストランやカフェが占める。

私たちが夕食、朝食を摂ったブッフェレストラン『Seven Seas-Terrace』もこのフロアにある。

8階にはレストラン、バー、ナイトクラブなどがあり、10階には客室のほか、プールと屋上デッキが広がる。

11階は会議室と屋上デッキがある。

私たちの部屋はインサイドルームで外の景色を眺めることはできなかったが、4人部屋をツイン仕立てにした部屋で、小さいながらもシャワーブースにトイレットも設置され特段不自由を感じることもなかった。
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ただ、もっとも心配だったのは船旅を弱い弱いと心配していた家内のことであった。

もう40年近く昔のことであるが、関西汽船の客船で大阪・天保山から別府まで瀬戸内海航路を利用した時、その帰りに宮崎・日向港から高知県沖を通って大阪へ戻るサンフラワーを利用した時の船酔いがひどくて、その時のことをいつまでも覚えていたのである。

そのため船に乗ることが無かったのだが、2年前であったか、短い時間ではあるが青函フェリーや利尻島・礼文島へのフェリーに乗せて慣れるようにしてきた。

昔の数千トンクラスの船ではなく、現在は大型化していて揺れも少なくなっている。

昨年は小型のフェリーだが九州への旅行で2度経験させ、当人も大丈夫みたいと語っていた。

今回乗船する船は4万トンクラス。 これまでに乗ったどの船よりも何倍も大きいから大丈夫と家内には何度も刷り込みを行ってきた。
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それでも若干の不安を持ってはいたのだが、ズンド海峡(エーレスンド海峡)は穏やかでベッドに横になった時に船のエンジン音をわずかに感じはするものの船に乗っているという感じはほとんどせず、家内の調子は頗る良港であった。

乗船する前にも、乗船してから船のパンフレットでも、スウェーデンとデンマークの最も狭い海峡に位置するクロンボー城のあたりを19時に通過するとの情報を得ていたので、是非ともクロンボー城を海から見てみたいと思っていたのである。
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左は朝食時のブッフェレストラン『Seven Seas-Terrace』の写真であるが、私達の夕食は17時であるから食事を終えてからクロンボー城を見にデッキへ出るつもりにしていた。

船のブッフェレストランは日本でのバイキング形式になっており、好きなものを好きなだけ取って食べるという北欧ではスモーガスボードと呼ばれているものである。

料理の種類は多く、サーモン、ニシン、エビ、ハム、ソーセージ、チーズなどからデザートに至るまで大変に豪華であり、とても全種類を食べれるものではない。

ストックホルムとヘルシンキ間はビールも飲み放題だが、この船では注文しなければ出てこない。 それでもサービスなのかツボー(Tuborg・デンマークのビール)が1人に1本付いていた。 もっとも私の腹には2本分入ってしまったが。

で、食事もそこそこにしてデッキに上がったのだが、むむむむむ。

狭い海峡は既に船尾のずっとずっと後方。

ひょっとして見間違えか? 記憶違いか? 情報の間違いだったのだろうかと考えてみたが、定刻に出航しており海は凪、自分の間違いということもあるから強い潮風を受けながらも暫くデッキで眺め続けていた。

しかし、やはり通り過ぎていた。

残念。

もっと早く見に出てこなければ・・・と思うが、そうそう何度も来れるところではない。

残念。

仕方なく船室へ入り早めに眠ることにした。

午前4時。 私にすればいつものことなのだが、静まり返った船内から屋上デッキへ出てタバコを一服。

既に空は明るくオスロ・フィヨルドが前方に口を開けている。
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上の写真は朝食を終えてからだったろうか・ 既にオスロ・フィヨルドの奥深くまで船が入ってきていた。

オスロの町はフィヨルドの最奥に位置しているのである。

ノルウェーの海岸線が入り組んでいるのは、このようなフィヨルドが幾つも幾つもあるからである。


at 10:50│
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