July 11, 2009

北欧の旅 (28) ノルウェー (オスロ・2)

前ページでムンクの作品と国立美術館(Nasjonalgalleriet)について書いたが、今回は写真を撮ることができなかった。

よく知られた作品であるが、下がエドヴァルド・ムンク(Edvard Munch)の『マドンナ』。
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この作品は盗まれて、それが発見された時には確か傷つけられていたと記憶しているが、よく修復されており素人の私などにはとても判別がつかなかった。

下は国立美術館所蔵の『叫び』である。
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解説では、ムンクがフィヨルド付近で地上世界の滅亡を暗示するがごとき深く沈うつで、どこまでも不気味に響き渡るような叫びを聞いたことがこの絵画制作発想の根源であるように書いていた。

フィヨルドまではイメージできなかったが、恐怖、不安、絶望、不気味などといった言葉がもたらす感情は、この絵から充分感じ取ることができる、分かりやすい作品と言えるように私には思える。

 上記2点については、国立美術館で買い入れたカタログ写真を複写したものである。

再びオスロ大学と国立劇場(下の写真)の前に出る。
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遠くから見れば花の色からライラックかと思ったのだが、近付いて葉っぱや枝ぶりなどを見るとシャクナゲのようであった。
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カール・ヨハン通りを写真奥の方へ歩くとショッピング・ビルのPaleetやグランドホテル、下の写真の国会議事堂などがあり、オスロ大聖堂を経てオスロ中央駅に至る。
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下がオスロ中央駅だが、正面ではなくて裏側から見た駅。

つまり、オスロ中央駅のビルの向こうにカール・ヨハン通りが真っ直ぐ王宮に向って伸びているということになる。
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中央駅の写真左手方向がオスロ港。 オスロフィヨルドの最奥部でDFDSシーウェイズの発着埠頭にもなっている。

この埠頭の西側に市庁舎前船着場があり、この2つの船着場を分けるように岬が出張っているのだが、そこにアーケシュフース城がある。

これらについては次ページで。




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