October 13, 2009
博多を巡る【13】 朝の散歩 中洲~清川〔B〕
散歩の帰り道、某駐車場で見付けた屋台。
これらの屋台は未だ明けやらぬ博多のいずれかの場所からココへ帰ってきて、午後2時か3時頃までコノ場所で眠るのである。
通常、屋台の主人(調理人)は屋台の置かれている所へ出向き、そこで営業活動を行うだけで、屋台の運搬は『引き屋』という専門の仕事人が行い、『引き屋』は何軒かの屋台を預かっている。
屋台は一代限りと聞いたことがあるのだが、その権利を売ったり貸したりしていることもあるらしい。
一般の固定店舗と違うのは土地に関する費用は要らない代わりに屋台の駐車?料金や『引き屋』に対する支払いが必要となる。 営業する側の金銭的苦労は分からないが、博多名物のひとつとなっている屋台だけに一代限りで徐々に数が減って行くのならば淋しいことである。
写真の屋台には『たっちゃん』(長浜ラーメン・ギョーザ・おでん)『さんゆう』(博多ラーメン・やきとり・美少年)『松ちゃん』(天ぷら・牛タン・魚貝麺・串焼)と書かれており、それぞれの屋台で提供する主な品名を掲げているのだが、これは其々の屋台独自のもので、いずれの屋台でもラーメンを提供しているものでもない。
『松ちゃん』は春吉橋の『司』の並びにあったと思うが、他の屋台がどこで営業しているのかは知らない。
屋台だから料金は安かろうと思うのは大きな間違い。 一般の大衆酒場に比して何割かは高めの料金設定がされていることを承知しておかないと、自分の基準で料金を勝手に決めてはいけない。
麓の町で100円の飲み物であっても頂上に近い山小屋で求めれば200円するのと同じこと。 郷に入らば郷に従う覚悟がなければ最初っから屋台へは行かないこと。
屋台では屋台の楽しみ方がある。 もっとも、法外な料金を請求されることがあるということを地元・博多の人間から何度か聞いている。 店の名前も分かってはいるが、ココでは明かさない。 博多もんは親切だから尋ねれば安心できる屋台を教えてくれるので参考までに。
上はキャナルシティの前、博多川に架かる清流橋。
橋を渡ると中洲の歓楽街である。 この一画は飲食店が集まる歓楽街ではなく、昔のトルコ、現在はヘルスと言うらしいがギッシリと建ち並んでいる。
朝のうちだから割と平気で通れるのだが、昼から深夜にかけては私は通らない。
お店の門という門に黒服の若い男が立って声をかけてくるのである。
もう7年も以前のことだが知らずに歩いて多いに弱ったことがあった。
この通りを抜ければ国体道路に出る。
右へ行けば中洲1丁目の交差点で左は春吉橋東交差である。
この春吉橋東交差角の駐車場にMKタクシーの乗り場が開設された。
MKタクシーと言えば京都で『料金破壊』のタクシー会社として既存のタクシー会社との間で問題になったことがある。 現在はどうか知らないが、会社も運転手も目の仇のようにされていた。
しかし、タクシーを利用する側から言えば料金が安いだけでなく運転手の言葉や態度が親切丁寧で気持ち良いため私は度々利用してきた。
博多のMKタクシーを今回初めて利用し、乗る機会が三度あったが京都のタクシーと変わりなくなかなか良かったという印象を持った。
この隣に『かじ』という割烹店があるのだが、8月に50周年を迎えたということで安い朝食を提供していたのである。
『かじ』には支店もあり、私は博多へ到着すると駅地下デイトスの『かじ天』を訪れ、また、帰る折にも必ず立ち寄ってから新幹線に乗るのである。
朝食時間以外に訪れる際の注文品は決まっており、剣先イカの活造りと芋焼酎の湯割りである。
このように書けば店の者は「あの人」とピンとくるはずである。
散歩の通り道なので店内を覗いてみたらデイトスの『かじ天』にいるバアサン(失礼だが事実)の顔が見えたので寄ってみたのである。 丁度博多駅が工事中でデイトスの『かじ天』は営業していなくて、彼女は本店の手伝いに来ていたというわけである。
丁度『かじ』の社長もいたので50周年の祝いを言い雑談をしていたのだ。
社長には話していないが、もう何年も以前に2、3度だがこの本店も利用している。 しかし、仲居さんの応対があまりに悪くて気分を害することが続いたので以後一切訪れなかったのである。
だが、写真で示すように店も料理も悪くはない。 むしろ値段から言えば良心的な店と言える。
そんなわけで、明くる日に友人のT氏とU氏を誘って真昼間から宴席を持ったのである。
勿論、私が注文するのは剣先イカの活造りであるが、松茸の土瓶蒸しに海老天ぷらなど豪華なものである。 もっとも酒は焼酎・白波だったが3人なのでボトルで・・・
ところが、おとなしいU氏が店を出てから、「あの仲居は商売する気があるのかねえ」と、ポツリ。
私も同じことを感じていたのだが、「おおおっ、見とるねえ」とT氏も同調。
デイトスの『かじ天』が閉まっているので仕方なく私一人であったが明くる日に又『かじ本店』を訪れた。
客は私一人だけ。 店にはフロアに仲居が2人と厨房に若い男が2人。
ああっ、もう書くのは止めよう。 思い出すのも気分が悪い。
50周年と店も仲居も年だけ積み重ねたのでは、むむむむむ
社長の好々爺ぶりなーんて、私と変わらん年齢だが、優しすぎてナメラレトルのと違うかな?
仲居の年齢の方が上かトントンか。
接客についてはもっと厳しく指導せんとハッキリ言えばダメ。
デイトスの『かじ天』には今後も行くつもりだが、『かじ本店』は・・・
これらの屋台は未だ明けやらぬ博多のいずれかの場所からココへ帰ってきて、午後2時か3時頃までコノ場所で眠るのである。
通常、屋台の主人(調理人)は屋台の置かれている所へ出向き、そこで営業活動を行うだけで、屋台の運搬は『引き屋』という専門の仕事人が行い、『引き屋』は何軒かの屋台を預かっている。
屋台は一代限りと聞いたことがあるのだが、その権利を売ったり貸したりしていることもあるらしい。
一般の固定店舗と違うのは土地に関する費用は要らない代わりに屋台の駐車?料金や『引き屋』に対する支払いが必要となる。 営業する側の金銭的苦労は分からないが、博多名物のひとつとなっている屋台だけに一代限りで徐々に数が減って行くのならば淋しいことである。
写真の屋台には『たっちゃん』(長浜ラーメン・ギョーザ・おでん)『さんゆう』(博多ラーメン・やきとり・美少年)『松ちゃん』(天ぷら・牛タン・魚貝麺・串焼)と書かれており、それぞれの屋台で提供する主な品名を掲げているのだが、これは其々の屋台独自のもので、いずれの屋台でもラーメンを提供しているものでもない。
『松ちゃん』は春吉橋の『司』の並びにあったと思うが、他の屋台がどこで営業しているのかは知らない。
屋台だから料金は安かろうと思うのは大きな間違い。 一般の大衆酒場に比して何割かは高めの料金設定がされていることを承知しておかないと、自分の基準で料金を勝手に決めてはいけない。
麓の町で100円の飲み物であっても頂上に近い山小屋で求めれば200円するのと同じこと。 郷に入らば郷に従う覚悟がなければ最初っから屋台へは行かないこと。
屋台では屋台の楽しみ方がある。 もっとも、法外な料金を請求されることがあるということを地元・博多の人間から何度か聞いている。 店の名前も分かってはいるが、ココでは明かさない。 博多もんは親切だから尋ねれば安心できる屋台を教えてくれるので参考までに。
上はキャナルシティの前、博多川に架かる清流橋。
橋を渡ると中洲の歓楽街である。 この一画は飲食店が集まる歓楽街ではなく、昔のトルコ、現在はヘルスと言うらしいがギッシリと建ち並んでいる。
朝のうちだから割と平気で通れるのだが、昼から深夜にかけては私は通らない。
お店の門という門に黒服の若い男が立って声をかけてくるのである。
もう7年も以前のことだが知らずに歩いて多いに弱ったことがあった。
この通りを抜ければ国体道路に出る。
右へ行けば中洲1丁目の交差点で左は春吉橋東交差である。
この春吉橋東交差角の駐車場にMKタクシーの乗り場が開設された。
MKタクシーと言えば京都で『料金破壊』のタクシー会社として既存のタクシー会社との間で問題になったことがある。 現在はどうか知らないが、会社も運転手も目の仇のようにされていた。
しかし、タクシーを利用する側から言えば料金が安いだけでなく運転手の言葉や態度が親切丁寧で気持ち良いため私は度々利用してきた。
博多のMKタクシーを今回初めて利用し、乗る機会が三度あったが京都のタクシーと変わりなくなかなか良かったという印象を持った。
この隣に『かじ』という割烹店があるのだが、8月に50周年を迎えたということで安い朝食を提供していたのである。
『かじ』には支店もあり、私は博多へ到着すると駅地下デイトスの『かじ天』を訪れ、また、帰る折にも必ず立ち寄ってから新幹線に乗るのである。
朝食時間以外に訪れる際の注文品は決まっており、剣先イカの活造りと芋焼酎の湯割りである。
このように書けば店の者は「あの人」とピンとくるはずである。
散歩の通り道なので店内を覗いてみたらデイトスの『かじ天』にいるバアサン(失礼だが事実)の顔が見えたので寄ってみたのである。 丁度博多駅が工事中でデイトスの『かじ天』は営業していなくて、彼女は本店の手伝いに来ていたというわけである。
丁度『かじ』の社長もいたので50周年の祝いを言い雑談をしていたのだ。
社長には話していないが、もう何年も以前に2、3度だがこの本店も利用している。 しかし、仲居さんの応対があまりに悪くて気分を害することが続いたので以後一切訪れなかったのである。
だが、写真で示すように店も料理も悪くはない。 むしろ値段から言えば良心的な店と言える。
そんなわけで、明くる日に友人のT氏とU氏を誘って真昼間から宴席を持ったのである。
勿論、私が注文するのは剣先イカの活造りであるが、松茸の土瓶蒸しに海老天ぷらなど豪華なものである。 もっとも酒は焼酎・白波だったが3人なのでボトルで・・・
ところが、おとなしいU氏が店を出てから、「あの仲居は商売する気があるのかねえ」と、ポツリ。
私も同じことを感じていたのだが、「おおおっ、見とるねえ」とT氏も同調。
デイトスの『かじ天』が閉まっているので仕方なく私一人であったが明くる日に又『かじ本店』を訪れた。
客は私一人だけ。 店にはフロアに仲居が2人と厨房に若い男が2人。
ああっ、もう書くのは止めよう。 思い出すのも気分が悪い。
50周年と店も仲居も年だけ積み重ねたのでは、むむむむむ
社長の好々爺ぶりなーんて、私と変わらん年齢だが、優しすぎてナメラレトルのと違うかな?
仲居の年齢の方が上かトントンか。
接客についてはもっと厳しく指導せんとハッキリ言えばダメ。
デイトスの『かじ天』には今後も行くつもりだが、『かじ本店』は・・・
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