October 17, 2009

K子さんの逝去を悼む

全く落ち着きを失くした家内がふらふらと書斎に入ってきた。

「K子ちゃんが亡くなったって」

K子ちゃんと聞いただけでは何処の誰のことだか分からない。同じ名前の人は沢山いるのだ。

追々問い質していってやっと事情が理解できたが、話の順序を整理出来ないでいるほどに家内は混乱し、それほどに突然の報せであったのだ。

K子さんは私も会って知っている人だし未だ若い人なので私自身も驚いた。

彼女の両親はともに他界しており、一人っ子であった彼女にとって嫁ぎ先の主人と中学2年の娘、中学1年の息子、5歳の息子、それに姑が家族であった。

彼女が嫁いだ家は徳島県の柑橘生産販売会社を経営しており、彼女は会社の経理事務を担当する傍ら、中学校や保育所の保護者会役員としても活躍、家庭にあっては姑や主人に良く尽くし、子ども達にとっても良き母親であったと聞いている。

実母が亡くなってからは島根にいた実父を近くに住まわせ、数年前まで良く介護にあたっていたことも聞き知っている。

K子さんは家内の教え子の一人なので私もよく知っていたのである。

明るく健康的なK子さんであったが、急性の病で旅立ってしまった。

38歳。

生者必滅の理あると言えど余りにも若く、残された子どもたちが不憫でならない。

お別れの折に人々は長い列を為し、供えられた花は彼女の御棺を閉じることが出来ぬほどに積まれていた。

生前のK子さんの人柄が偲ばれる弔いであった。

今一度、謹んでK子さんのご冥福をお祈りする。

合掌


at 06:14│
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