December 29, 2009

『博多・・・秋色』 ・ 『かじ天』新装

福岡の地下鉄・中洲駅を上がると明治通に出るが、そこから南方向に中洲とは博多川を挟んで川端通商店街が続く。

川端通商店街(上川端通)は明治通と国体道路の間、凡そ400mばかりあるが、その南端に祗園山笠で有名な櫛田神社があり、キャナルシティへの連絡通路がある。

この一角に『かろのうろん』の店がある。
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『かろのうろん』というのは『かどのうどん』であって、写真の通り将に角にあるうどん店なのである。

以前に『饂飩蕎麦発祥之地』の石碑が承天寺にあることを紹介したが、宋から帰国して承天寺を開いた円爾(聖一国師)が饂飩を伝えたとされている。

博多は長浜ラーメン発祥の地でありラーメン店は至る所にあるが、うどんを看板にする店は大変に少ない。
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店のメニューが掲げられていたので写真に収めたが、この店の饂飩を私は未だ味わったことがない。

荷物にならないから食べていけと書いてあるが、13世紀に伝わった饂飩の製法を継承しているなら立ち寄っても良いけれど、この店の開店がお昼なので私のお腹とのタイミングも合わないのである。

『かろのうろん』の店の前を通る国体道路を東へ歩くと以前に書いた萬行寺の門前に出るが、その隣の寺が順正寺(じゅんしょうじ)である。
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順正寺は浄土真宗本願寺派で袖湊山順正寺と言い、空寂上人が1583年(天正11年)に開いた寺である。
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この一画も順正寺のほか萬行寺、善照寺、覚永寺が集まり寺町を構成しており、大博通を挟んで東長寺や承天寺、聖福寺とも連らなっている。

さて、新幹線の博多駅に到着した時、そして博多を離れる前に必ず立ち寄るのが『かじ天』である。

博多駅ビル工事のために駅地下街のデイトスも何ヶ月か閉鎖されていたが漸く改装が終わり、『かじ天』の店舗も真新しくなった。
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『かじ天』は中洲・春吉橋の割烹『かじ』の出店のひとつだが、『かじ天』と店の名前に『天』が付いているように天ぷらが美味い店である。

勿論、春吉橋の割烹『かじ』本店の大将(社長)が玄界灘を中心として周防灘・豊後水道で揚がった新鮮な魚介類を一括仕入れてきたものがケースに並ぶので素材は間違いないし、板前さんたちの腕も良い。

下は新装開店なった『かじ天』の明るい店内である。
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朝早い列車を利用する人たちのために10時頃まではザル豆腐や味噌汁のついたワンコインの朝食(定食)を提供している。

そして、早朝仕入れた魚介類が10時頃に到着するので、この時間以後各種定食や一品料理が提供されるのだが、定食の素材が良いこと、ボリュームがあること、それに安いことが加わって店はよく繁昌している。
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写真は店長が天ぷらを揚げているところだが、定食の天ぷらは注文を受けてから揚げるのでアツアツの状態で提供される。

私は博多駅に10時過ぎに到着する列車を利用し、『かじ天』で活イカの刺身を湯割り焼酎で頂くことから博多滞在の生活を始めることにしている。

剣先イカの刺身の残り身は天ぷらにしてダシで頂くのだが、店長の揚げ加減が絶妙で、しかも、耳の部分とゲソの部分を時間を空けて揚げてくれるので、つまり先に揚げたものが無くなりかけたところでタイミング良く皿にのせてくれるのでアツアツの最も美味しい状態で味わうことが出来るのである。


at 04:40│
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