May 24, 2010

タイの遺跡を訪ねる (23) スコータイ歴史公園 【4】

初めに書いたようにスコータイ遺跡はかなり広く、三重の壁に囲われたスコータイの城壁内だけでも30数箇所の遺跡があり、城壁外にも大小様々な遺跡が点在し、その総数は300を超えるとされている。
ここに紹介するのはワット・シー・チュム(Wat Sri Chum)で、この寺院遺跡は城壁外の北部に位置する遺跡群のひとつである。

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ワット・シー・チュムは礼拝場の柱の遺構(写真の黒っぽいもの)
と紅い土のレンガで構成された建物、それに大きい仏坐像が残っている。

仏様を安置してあるレンガ造りの建物は高さが15mあり、平面32×32mの広さで壁の厚みが3mという巨大なものである。

建物に天井はなくて雨ざらしになっており、その正面は縦に細長く開口部が設けてあり、仏様を開口部から見ることができるようになっている。
細長い開口部と言っても大人が横に3人並んでも充分に通れるだけの幅があるので、細いと言っても建物全体からすれば細いと言えるだけで、実際に通れないほど細いというものではない。

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s-コピー ~ タイ遺跡旅行(2)276

この仏様は『アチャナ仏』というもので、アチャナとは恐れない者という意味らしい。

右手を膝前に下げ、左手を広げて膝の上に置く姿勢は仏陀が悟りを開いたことを表わすのだとガイド氏が語っていたが、印相(印契)にもいろんな形があるものだ。

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s-コピー ~ タイ遺跡旅行(2)275

この仏像も螺髪の真ん中から真上に火焔状の髪の毛が立っている。
レンガの表面を白色の漆くいで塗り固めてあるのだが、雨水によって黒く汚れが目立ってきている。
このレンガ造りの厚さ3mの建物の壁の中はトンネル状になって内部の天井には仏説画が描かれているようだが、私たちが訪れた時には入ることができなかった。

下の仏像は近くに祀られていたものだが、アチャナ仏に比べたら随分小さなものであった。

パイプを組んであったということは覆い屋根を作るということなのだろうか。
s-タイ遺跡旅行(2)277

とにもかくにもスコータイ遺跡の主要な遺構について写真で紹介したが、名前を記憶していないものも多くあったため見学したものでも全て掲載しきれない。
実際に訪れてみて、多くの寺院遺跡を総合してスコータイ遺跡と呼んでいることが分かったのである。
写真で記録していく場合に、どの寺院遺跡であるのかを文字で記録しておかないと後で整理する場合に困難を極めることになる。
事実、同時代で同素材、同様式の寺院遺跡、しかも損壊が著しいものばかりという条件のスコータイ遺跡だけに写真整理の段階で不明の遺構写真が沢山出てしまった。
これは今後記録として撮影する場合の重要な教訓となった。



masatukamoto at 07:45│Comments(0)TrackBack(0)

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