April 26, 2011

悲しみを越えての出産を祝す

“光陰矢のごとし”の例え通り、1月『いぬ』、2月『逃げる』、3月『去る』などとよく言ってきたが、4月は歯の治療から始まり、慶弔諸々今日は既に4月最終週の火曜日となってしまった。

毎日何やらバタバタ、手すきの折にブログを書くのだが書こうとする事柄が前後して記事内容が時間的に順を追ったものにならない。 ポルトガル・スペインへの旅のことも中途半端なままだし他のことも。

さて、昨年春にお世話をさせて頂いた二人のことだが、3月吉日、大阪・生國魂神社にての挙式について月別アーカイブ“June 11, 2010”の項に書いているが、新郎は我が息子同様の者、新婦は20数年前の卒業生である。

この新婚夫婦にもコウノトリが飛んできてくれたという嬉しい報せを聞いたのが昨年8月末だったか9月初めだったか。 出産の予定は4月。 初産の場合は出産日が遅れる場合が多いので、ひょっとすると私と誕生日が同じになるかも・・・と、私なりの楽しみを抱いたものだった。
pict-P1030259水仙反転
以前より新婦の母御さんは体調が優れず入退院を繰り返しておられ、そのため介護の手も必要なことから彼らの新居も実家近くに求め、新婦は勤め先から帰宅すれば母御さんの介護にあたるという2足か3足かの草鞋(わらじ)を履くという生活を続けてきた。

この母御さんの体調急変により私のもとに訃報が届いたのが彼女の臨月である今月初めのことであった。

母親おもいの彼女にとってのショックは想像以上のものであったに違いない。

私は私で、ショックが妊婦に与える影響の大きさを心配した。 と言って何ができるというわけでもない。 私に出来ることと言えば新郎に更なる気配り気遣いを頼む以外になかった。

しかし、予定よりも数日早かったが『無事女児出産・母子とも健康』との報を新郎から受け、先ず安堵した。
pict-(女児2960g)
赤ちゃん、私にとっては新しい孫のようなものだが、子どもの誕生を慶び祝う気持ち以上に母親が元気でいるという報せが安堵感をともなってより大きい喜びとして感じられた。

良かった良かった。

弔事を乗り越えての慶事である。

母御さんに孫を見せることが出来なかったことは残念なことだが、『生者必滅会者定離』、森羅万象『諸行無常』である。

子を育てるという新たな責任を負うことになったが、二人なら親としても立派に責務を果たせるだろう。

もう名前も決まっただろう。

写真は出産第一報のもの。 携帯電話での撮影だから解像度は悪いが、出産後初めての写真なので貴重な記録である。

誕生 おめでとう


masatukamoto at 10:04│Comments(0)TrackBack(0)

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