September 16, 2012

風が吹けば桶屋が儲かる???

『風が吹けば桶屋が儲かる』と言うのは、風が吹いたら砂ぼこりが出て盲人が増え、盲人は三味線を弾くので三味線の皮を張る猫が必要となる。そのため猫の数が減って鼠の数が増える。鼠は桶をかじるので桶屋が儲かるという慣用句である。

この言葉を初めて耳にしたのは小学4年生頃だったと思う。 ひとつひとつの言葉の意味は理解できるし、事柄の連鎖にも「ふんふん」と頷けはしたのだが、どうも無理があると思ったものだった。

やがて中学生になってアリストテレスの三段論法を学び、全く予想だにしない結果が生じる場合やアテにならない期待をする時の例えにも用いられる慣用句であることを理解したのだった。

さて、『節電すれば・・・温泉入浴剤の人気が高まる』。 これはどうだろうか。

今夏も猛暑、酷暑の連続であった。 秋の彼岸を目前にして朝夕少し季節の変わり目を感じ始めたものの、日中は未だまだ残暑が厳しい。

原子力発電所の稼働停止によって節電が奨励・要請された今夏、私も協力せねばとエアコンの使用に至っては昨年と比較して10分の1以下に抑えた。

これはこれで良かったのだが、早朝から夜まで椅子に座っていることが多いため、腿から尻にかけてアセモができ、あまりに痒いものだから掻きむしった結果、患部が化膿して床ずれのような症状になってしまった。 

まったくアセモなんて60何年か前の子どもの頃に経験して以来のこと。 「カユーイのカユーイの飛んで行けー。」などと叫んでも飛んで行くものではない。 アセモ症状初期の頃は『ムヒ』を塗って天花粉をパタパタしておくだけで良かったのだが、症状がひどくなってくると痒みを止めるよりも傷口に塩をすり込まれたように痛む痛む。
pict-温泉入浴剤(1)
これほどまでアセモの症状が進行してしまうと使いたくないステロイド系の皮膚疾患治療薬を用いざるを得ないが、まあそれはそれとして、アセモはシャワーをかかるなり入浴するなりして肌を清潔にするのが最も大切なことである。

そこで私はアセモの症状がひどくなってからだが、朝と夕、時に真昼間から風呂を楽しんでいる。 それも、ただのお湯でなく温泉入浴剤を入れて温泉『気分』に浸っているのである。 勿論ただのお湯であってもアセモの肌には心地よいのだが、温泉らしさを感じさせる成分として炭酸水素ナトリウム(重曹)や硫酸ナトリウム(芒硝)、硫酸カリウムアルミニウム(明礬)などを含む温泉入浴剤を溶かして入浴している。

温泉と言えば硫黄を含んだものが最右翼に位置するし、私が好む温泉の一番も硫黄泉である。 火山の噴気孔周辺には付着・堆積している黄色い昇華硫黄が見られる。 しかし、硫黄は酸度が強いので家庭用の浴槽では風呂釜が破損するので使えない。

しかし、先に挙げた明礬や重曹などを含んだ温泉入浴剤は殺菌効果も期待されるので硫黄の代わりに使っているのだが実に気持ちが良い。

これまで風呂釜を傷めるかもしれないと思い、頂いた物を使わずに貯め込んでいたのだが、使わないのも勿体ないと思い、毎日成分や色・香りの異なるのを使い捨てて行ってるのである。

我が家を新築した時、私の贅沢として書斎と小さい浴槽ながらもジャクージ(Jacuzzi)を付けてもらった。 所謂ジェットバブルのジャグジーである。 これに温泉入浴剤を溶かして浸る。 アセモで荒れた皮膚は気持ちええし、皆さん方が仕事を始めておられる朝の時間帯に申し訳ないと思いつつも、ホンマに気持ち良うて小原庄助氏の気持ちの3分の1だけ分かる分かるって気分である。

小原庄助氏は『朝寝』『朝酒』『朝湯』が大好きだったそうだが、私は『朝湯』だけで十二分である。  



masatukamoto at 10:29│Comments(0)TrackBack(0)

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