October 11, 2012

今日の天声人語は小気味良い 2012.10.11

最近のマスコミの姿勢には賛同し難く感じることが多いのだが、今日の朝日新聞の第一面・『天声人語』は痛快であった。 この『天声人語』の筆者は最近の日中交流関係を包括的にとらえ、中国の行為を大人と子どもに対比させて論じているが、この筆者の指摘を私も支持したい。

ただ紙面枠との関係もあったのだろうか、「難じておく」で擱筆となったのは少し残念。

ともあれ原文を一読あれ。
11天声人語-1
11天声人語-2

August 18, 2012 付で『暑い熱い夏』という題で拙文を開陳したが、その折に8月16日付の『天声人語』を引用しつつ、《中国に真の『大人』はいなくなってしまったのだろうか。》と嘆息の一行を載せておいた。

『大人』。 中国語としてはターレンと読む(四声の発音を表記できないので省く)が、日本で言うところの『大人』イコール『おとな』とは意味合いが異なるのだ。 つまり、ただの『おとな』ではなく、中国(語)では人格的に高潔であって、その言動が人々に信頼されている『おとな』を『大人(ターレン)』と呼ぶのである。 

従って『天声人語』の筆者が用いた『大人』と私の一文の『大人』とは少し意味合いが異なりはするが、とりわけ尖閣の問題がクローズアップされてから以後の中国は政府も国民の中にも『大人(ターレン)』は見当たらず、日本で言うところの『大人(おとな)』どころか全くジャリ(子どもの意味)ばかりに見えるのだ。

奈良文化財研究所飛鳥資料館は今月19日から日本・韓国・中国の重要文化財を集めて特別展『花開く都城文化』を開催する予定だが、中国側から輸出許可が下りないかもしれないと連絡が入り、93点の文物が未だに届いていないということも起きている。

『坊主憎けりゃ袈裟まで』という慣用語があるが、将に日本に対する現在の中国の姿勢を示しているようで言い得て妙である。

日本政府も経済界も、勿論日本国民全体もだが、単に中国(政府・国民)の言動をあざけり難じるだけでなく、中国の姿勢を『他山の石』として、『人のふり見て我がふり直せ』の俚言の通り自戒することも必要であろう。

中国との尖閣にしろ韓国との竹島にしろ、戦後処理をきちんと行ってこなかった自民党政治のツケが今になって回ってきたと受け止めるべきであり、いずれも領土・領海問題は存するとの認識で互いに友好の立場から解決策を模索すべきであると考える。

話は変わるが、先ごろ韓国の団体がニューヨークのタイムズ・スクウェアに慰安婦問題に関する広告を掲げたそうな。 西ドイツのブラント首相がポーランドを訪れ謝罪した時の写真を用いて。 

この韓国の団体の行為がマスコミで云々されているが、そのことよりもドイツがユダヤ人迫害についての責任も含め何年にもわたって戦後処理をきちんと行ってきたことを日本政府も国民も気付かねばならないのではないだろうか。 マスコミも話題性のみで取り上げるだけなら人々の考えを一定方向に煽動するだけの結果にしかならないことは分かっているはずだ。 

眠くて眠くて朝刊に目を通したら又寝入ってしまった。 先ほど目覚めたが、徹夜ができない年齢になってしまった。 言いたいことは未だあるが今回はこの辺で。


masatukamoto at 15:16│Comments(0)TrackBack(0)

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