July 24, 2014

近くの、むかしむかし《5》

昨日は大暑。pict-ひまわり-2
うーーん、やはり暦はスゴイと思う。
我が家は高台にあるので真夏でも風通しが良く、エアコンで冷房しなければ我慢できないという日は少ない。
大概は扇風機で済ますことが出来る。
しかし大暑の昨日は流石に・・・むむむむむ。
昼間、網戸だけで開け放した座敷には風が流れてはいたのだが、生暖かい風でムウッとするばかり。 
夕食時、止むなくエアコンのスイッチを入れ、その後ベストな室温で眠りにつく時点でスイッpict-うちわMASA-2チを切った。
ところが午前 0 時頃には室温が上昇し、寝ていても汗をかくほど暑くなった。
通常、午前 3 時頃には外気温も下がるので網戸だけにしたのだが、これが全くダメで日の出時刻まで・・・・・
ここ3日間連続だが雲に阻まれ日の出は見ていない。
しかし、今日も雲は多いものの、またまた暑い暑い昼を過ごさねばならないようだ。
pict-ひまわり-3
ところで久々に 『 近くの、むかしむかし 』 の表題で書くこととなった。
音声言語が何故文字言語に・・・・・・5 W を考えていたのだが結論は出なかった。
言語や考古、歴史学の専門やが寄り集うても結果は同じだろう。
pict-ひまわり-1広く深く知識知恵を出し鳩首凝議したところで、状況を推量し、その上に推論を組み立てるほか何とも仕方がないのだから夢を描く
ド素人の私の頭と大した変りはないと思うのだ。

近くの昔々、と言ってもほんの少し前の1983年頃のことを書いてみよう。
この頃は未だバブル期ではなかったと思うが、我が家周辺の雑木林や田地田畑が徐々に宅地化されていた時期であった。
そんな折も折、我が家裏の棚田の宅地化工事が始まった。
pict-須恵器皿-1工事はどんどん進み、田地の粘土質の土が削られて平らに整地され、次はコンクリートの基礎工事が始まるのかと予想できたのだ。

そんな或る日の早朝、工事現場を見ると何やら土器のカケラ状の物が田地
一帯に散らばっているのを見たのだ。
それで気になってカケラのひとつを取ってみたところ、手触りや色合いで高い焼成温度pict-須恵器高坏-2であることが分かったし、一見して須恵器片であると思った。

満足な形をした物は見当たらなかったが、写真(参考例)のような皿のカケラや明らかに高坏の台部分と分かるものなどがあり、それも整地された田地一面に広く散らばっていたので何故なのか私には理解できなかった。
しかし考古遺物の大量出土と工事の進捗具合を合わせ考えると、先ず直ぐにでも専門家が調査に入るべきとの考えに立ち、当時市議会議員をしていた友人 N に現地へ来て状況確認の後、奈文研か橿考研へ連絡を取るように依頼して私は職場に向かったのだった。
pict-須恵器高坏-1
 N 議員の素早い対応で宅地造成工事はストップ。 調査は橿原考古学研究所が担当することになった。

調査はほぼ 1 週間ほどかかったように記憶しているが、どのような発掘調査なのか、毎朝出勤前に現場を見たものの実際に発掘調査している状況を見たり、出土品を全て見ていたわけではないので何が発掘されたのか、何人くらいで作業していたのかなどは全く分からないままだ。
しかし、調査が始まる前に確認している須恵器片から写真のような高坏などが発掘されたのであろう。 完全な物であったかどうかは知らないが。

後に N 議員から橿原考古学研究所の主担者が藤井利章氏であったことを聞き知った。
藤井氏が主担だったのなら仕事を早く切り上げて帰ってきても良かったのだが、その当pict-P1090221時は誰が調査に入っているのかなど全く知らなかったのだ。
藤井利章氏は明日香の発掘に全力を注いできた末永雅雄氏や網干善教氏の指導を受け、共に活動してこられたのだから直にお話を聞かせてもらえたらと思ったが後の祭りであった。

ところでこの発掘についてだが、この辺りには奈良時代に多くの窯が作られ、平城京で使用する食器などを焼いていたらしく、生駒古窯跡群生駒地区と呼んでいるとのこと。
この調査結果を私が聞くまで私自身が地域の歴史に疎かったというわけである。
随分沢山の発掘品があったようだが、この時の調査地は
 『 俵口北窯跡 』 と名付けられ、その灰原 ( かいげん ) だったということだ。

奈良は、どこを掘っても遺跡だらけと言われたりするが、
1300年もの昔、我が家のあたりでは山の傾斜を利用して登り窯が造られ、豊富にある雑木を集めて燃やし、皿や壺、甕などを焼く人がいた。
丘陵の上には煙が立ち上り、私が歩いている同じ場所を
1300年もの昔人も歩いていた、かも・・・・・


ひとつの事実から想像を膨らませる。
これはトテモトテモ楽しい愉快なことではないか。
 



masatukamoto at 18:05│Comments(0)TrackBack(0)

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