September 24, 2014
異常気象??
今年も荒れる気象状況が頻繁に起きた。
今年もと書いたように近年の気象の荒れ方は異常と言って不思議ではなく、しかも毎年のように続いていることが不気味でもある。
自然界、とりわけ宇宙における不気味とか恐れといった思いを抱いたのは、かれこれ40年ばかりも昔のことになる。
アメリカ合衆国・サンディエゴ(Ca)にあるパロマ天文台の観測資料を基に天体科学教材としてまとめられた数々の写真を見た時に感じたのだった。
子どもの頃にお月様やお星様を眺めていた頃は、いろんな願いを叶えてくれる神仏に対すると同様畏敬の念をもっていたように思うのだ。
それを学問の対象とする天文学として学んだのは能田忠亮先生の講義が最初であったのは以前に書いた通りである。 ただ、ユリウス暦などの計算ばかりで正直に書けはオモシロクナイ勉強であった。
書斎に置いているパロマの教材写真をと思ったが今は移動出来ない体ゆえ記憶に近いものをネットで探したのが掲載の写真。
上から『かに星雲』『NGC2024』『馬頭星雲』。
私の記憶に深いものを取り上げたが、星雲や星団には色合いとしては『かに星雲』のように綺麗なものもあるが、『NGC2024』や『馬頭星雲』など私が恐ろしく不気味さを感じたものも多い。
これらの星雲・星団などでは水素ガス雲に紫外線照射をして電子を飛び出させ、電離した水素の再結合を行っているといったことや、『かに星雲』は超新星爆発の残骸で多量のX線を放出する中性子星だと現代天文科学では分析考察されているし、星雲の黒い影は宇宙の塵のようなもので、他の恒星の輝きをバックライトにして見えているといったことなど相当解明が進んでいる。
星の誕生と死。
科学としては理解できるのだが感情としての知覚とは別というのが私の受け止め方なのだ。
だから、これらの星雲について今でも薄気味悪い怖さを覚えるのだ。
左の写真は恒星ではなく惑星の木星 ( Jupiter ) である。
水金地火木土天海冥・・・と太陽系の惑星の並び方を覚えたものだ。
(惑星の定義改変によって、現在冥王星は惑星ではなくなった。)
グスターヴ・ホルスト ( Gustav Holst ) による組曲『惑星』が火金水木土天海の 7つの楽章によって惑星を表現していることはクラシック・ファンならよく知っているところだろう。
とりわけ何年か前、平原綾香により組曲『惑星』の中のジュピター(木星)に歌詞を付けて歌われたので一層よく知られるようになったのではなかろうか。
勿論ホルスト以前、モーツァルトが作曲した交響曲41番『ジュピター』もあるが、モーツァルトの『ジュピター』は惑星のジュピターよりもローマ神話の主神・ユーピテル ( Juppiter ) を表現したのではないか、と、これは私の受け止め方。
まあ楽曲は置いておくとして、木星の赤道近いあたりをグルリと渦を巻いた雲のようなものが帯状に連なっているのが分かるだろう。
拡大すれば台風のような渦巻き気流だが、その成分はリン、硫黄、アンモニアなどだと言われている。
また最も大きい渦を木星の大赤斑と呼ぶが、その大渦の直ぐ下に見える小さな白っぽい斑点が地球の大きさに比肩できるのだから大赤斑の大嵐が如何ほどの規模か想像も出来ない。
巨大惑星の木星での状況や何千光年も離れた恒星での出来事と同じようなことが地球で直ぐにでも起きるなどとは現代天文科学では考えられず予想すら出来ないことだ。
と言うより現代科学は大宇宙の真理を説明できるほどのレベルには遥かに遠いポジションにあると言うか、人智は天や神仏の力には及ばぬものと悟るべきか・・・・・
現代科学でも説明しきれないことを理解することは出来ず、畏れの念を持ちつつ気象の荒れに怖さ感じているというのが異常気象と騒がれている事象に対する私の受け止め方なのだが・・・・・
ちょっとブログ更新をと思ったが時間がかかることかかること。
どうもインターネット接続がマズイ。
何とかしたいものだが・・・・・・