August 24, 2015

遠距離乾杯

家内の体調が回復したので昨日は久し振りに茶を点ててもらった。
(練習用にと家内が義姉から頂いたもので窯も作家も不明ながら手ひねりで色の変化もあって私が好んでいる茶碗。)s-2015-08-23_170312

これまでも2年に一度くらいの割合で高熱を出して
1週間ばかりは寝込むことのあった家内だが、今回の夏風邪?とやらはひどかった。
体調が悪いと感じてから27日も・・・。 回復したと自身で判断するまで
ほぼ1ヶ月を要したのだから。

そんなわけで兎にも角にも良かった良かったと、一昨夜には家内の回復を祝っての夕膳とし、義兄と『遠距離乾杯』を行った。s-2015-08-23_104951

『遠距離乾杯』?
ぶっはははは、遠距離と言っても隣接する大阪と奈良である。
同じ行政区内であっても北海道の南北や東西の位置関係ほど離れているわけではないし、交通の発達によって移動時間においても遠距離という言葉を想起させるほど離れているわけではない。
しかし今の私は最寄りのバス停までも歩けない上にバs-2015-08-22_205022スや電車の乗り降りも出来ないのだから、極端に言えば『我が家以外の場所は全て遠距離』ということになる。

遠距離と言えば遠距離恋愛という言葉をテレビで時々耳にするが、私の思春期の頃には聞かなかった言葉である。
当時、遠距離と言えば他県に住まいする親戚や文通相手、集団就職で来阪した人たちの故郷を思い浮かべる程度で、交通や通信が発達した現代とは地理的にも時間的にも言葉のイメージには大きい違いがあった。

遠距離乾杯の相手をしてもらった義兄とは早く回復を果たして一献酌み交わしたいものだs-2015-08-22_205614と以前から話していたのだが、私の回復スピードが遅々として延びのびになっていたものだから私の方から此の時にと頼んだのである。

その遠距離で行う乾杯のため義兄に送ったお酒が『竹風万葉』。
近頃私が好んで飲む『蔵人の詩』を造っている中本酒造店の最高級酒である。
『蔵人の詩』の精米歩合が60%。
『竹風万葉』は精米歩合35%と山田錦を磨きに磨いたものなので美味かろうことは飲む以前から分かり切ったこと。
s-2015-08-24_100513とは言いながら『蔵人の詩』を4本買っても猶おつりがあるほどの高いお酒である。

そうそう気安く買って普段に飲める酒ではない。
つまり今回のように何か特別に理由付けることの出来る機会でなければ飲めるものではなく、事実私自身も初めて飲むことになったのだ。
木箱に入れて大事に送られてきた『竹風万葉』はグリーンボトルに詰められ機械栓で封じられていた。

とびきり上等の酒あらば勿論私の好物が膳に並ぶ。
何はともあれ先ずは本マグロの赤身だ。
写真には湯葉とインゲン豆などの煮物や冷奴も写っている。
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酒杯は貫入模様が面白い京焼(古川利男氏の作品)。
茶碗の次に掲げたぐい吞み(清水保孝氏の作品)は芋焼酎『佐藤黒』の超々薄い湯割り(白湯とカワラン)を飲むためのもの。
瓶詰はサイコロ状に切ったアワビを生ウニで和えたもの。
そして大切に冷凍保存しておいた三陸・女川からのホヤ。
s-2015-08-22_204622デザートは岡山は津山のニューピオーネと頂き物が多いが大の大好物が並ぶと嬉しくて嬉しくて。
送って下さった方たちに感謝。そしてそれらを食べられる体でおれることにも感謝である。

私の足は未だ屋外での歩行訓練が出来るほどに回復していないが、膝の痛みが少し和らいでいるように思える、このことも感謝しなければ。
回復の道筋は山坂いろいろ有りだ。s-2015-08-24_110818
分かってはいたのだが、やはりノンビリ構えることが大事なのだと思うよう努めることにした。

そうそう『竹風万葉』だが、一言で言えば上品。
クセが無いと言うか、俺が俺がと主張することが無い。かと言ってタダの水ではなく舌を生かし料理を一層美味しくさせてくれたことは分かる。
今回は味わっていない油っ気の多い洋風料理よりも淡泊であっさりした日本料理との相性が良いかな?と言うのは私の感じ。

終わりに、共に盃を傾けてくれた義兄に感謝



masatukamoto at 12:16│Comments(0)TrackBack(0)

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