August 31, 2015

『良薬口に旨し』

磯の香りの強いホヤが好きだと何度も書いてきたが、これまで私が食してきたのは天然物も養殖物も全て『マボヤ』『真ほや(真ぼや)』ばかりだった(と思う)。
『アカボヤ』というモノもあると知ってはいたが、調理されて身の部分だけを、それも酢の物などで提供されると私には区別できない。
s-71277d6a[1]
上の写真は安倍さんに送って頂いたイボイボ突起が特徴の『マボヤ』(養殖物)。 出荷される養殖物は天然物に比べて体が大きい。
学生時代に仙台で食べたホヤの味が忘れられず、"みちのく"を訪れるごと季節も考えず探し求めて食べてきたs-b85d8baf[1]のは『真ほや』だったし、韓国南部の多島海に面した町々を旅した折に食べたのも『マボヤ』であった。
この『マボヤ』の身は写真(右)の通り薄い黄色をしている。

「早う元気になりなはれ。」と度々私の大好物を差し入れてくれる寿司屋の大将Ⅰ氏が先日も『励まし薬』を届けてくれた。
薬の中身はバッテラの海苔巻きや細巻きにお刺身。
もう40年ばかり昔になるが、確か『くろがね』と呼んでいたお寿司があった。
s-2015-08-31_063002もともとは大阪ミナミ・島之内にあった紅梅亭という料理屋だが、鰻の押し寿司を海苔で巻いてあるので『くろがね(黒鉄)』と言っていたのだろう。
これが好きだったので、大将にバッテラの海苔巻を作ってほしいと求めたのが最初だったように思う。
『くろがね』は大層美味いものだが、鰻の高騰で、もう食えんかもしれん。
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話が少し横道に逸れたが頂戴した薬の中に天然物のホヤが入っていた。
ホヤの皮にイボイボ突起が無いし、身の色が柿色で『マボヤ』とは明らかな違いを示している。
冒頭で触れた『アカボヤ』である。
『赤ほや』とも書くが、身の食感と言うか、噛み応えのコリコリ感は『マボヤ』の方が若干強く、舌触りと言うか『アカボヤ』はネットリ感が強く『マボヤ』の方がサラリとした感じが強い。
s-2015-08-30_104049香りや味わいはどちらも好みだが濃厚さという点では『アカボヤ』の方が勝るような・・・・・
これは私の個人的な感じを言葉で表してみたものである。

『アカボヤ』は海藻が付着した岩礁の石や貝殻に根付いた物で、根付いた状態のまま切り取り調理されたもので天然物マチガイ無し・完全保証の代物であった。
海ブドウが添えられていたので沖縄産の『アカボヤ』???
ホヤは海水温の低い地域だと思っていたのだが
ぶっはははは。大好きな奴だが住んでる場所も知らんかったワイ。

まあそんなことはドーデモええか。
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兎にも角にもゴッツォに感激・感謝・感謝。
ハモの焼き霜、活けダコのブツ切り、それにピカピカ、キトキト活きの良いサバの刺身。
足が速いサバまで届けてもらった。
『良薬口に旨し』と言うべきか。 ごっつぁんでした。


masatukamoto at 10:30│Comments(0)TrackBack(0)

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