September 01, 2015

謝・旅の便り

大好きな旅が出来なくなって3年になろうとするが、この間テレビの旅番組を見るとか友人が旅行してきた話を聞くなど他から入る情報に自分を同化・埋没させて楽しめるように努めてきた。
訪れたことのある地域は当時のことを思い出しながら、未だ訪れたことが無い所は今将に訪れている『つもり』になって視聴してきたのだ。

そんな私を楽しませてくれる絵葉書が届いた。
s-2015-08-30_122537
法善寺の割烹に勤めていたK子さんが旅先から送ってくれたものだ。
佐賀県武雄温泉の楼門の形にカットしたカードで、その形が分かるように背景を白と黒にして表と裏を写真に収めてみた。
この楼門は辰野金吾氏(東京駅設計者)の設計によるもので、1914年(T-4)に完成し、国の重文に指定されているのだと。
今回彼女は嬉野温泉や武雄温泉を巡ったようだが、私は未だ訪れたことが無い所だ。
s-2015-09-01_101348
この絵葉書に触発され、これまでに訪れた所と道筋を赤色の線で表してみた。
武雄、嬉野の西に位置する伊万里や有田は家内と共に訪れたことがあるし、東側の吉野ケ里遺跡や佐賀は私一人でだが訪れている。
上の地図上、武雄&嬉野は見事空白地帯となっていたのだ。
以前は賑やかな歓楽温泉を嫌っていたので、そうした印象を持っていた場所を避けていたのだと思う。が、実際s-2015-08-30_105759はどうなのか訪れたことがないので分からない。

そんなわけで絵葉書と文を見ながら想いに耽っていたいたところ宅急便屋さんがK子さん発送の荷物を届けてくれた。
写真に示す湯豆腐セットで一部を写真に撮ってみた。この写真に入っていないのはペットボトルに入った嬉野温泉水に削りガツオや下ろし生姜といった薬味。

嬉野温泉水を使っての湯豆腐を旅館で提供していることはテレビの旅番組で見たことがあるので情報としては知っていた。
湯豆腐が温泉の働き(化学的)により朧豆腐のように食感・味わいともに変化するのだと。
しかし訪れたことのない嬉野温泉だから未だ食べたことのない湯豆腐であり初物となる。

早速家内と私の夕膳に。
体調が回復したようでも猶胃腸の具合がイマイチの家内にとり、この温泉湯豆腐セットは絶妙のタイミングで届けられたものであった。
s-2015-08-30_105908説明書通りに作るだけで材料は全て揃っている。
旅番組で仕入れた情報通り、ひと言で言えば「美味でござる。」ということ。
豆腐がトロットロッの食感。将に朧どうふ状態になっており、味わいもまろやかで美味しいのだ。
湯豆腐と言えば私がイメージするのは京都・南禅寺の順正のものだが、この嬉野温泉水を使っての湯豆腐は全くの新種として私の脳に記憶させることにした。
K子さんにも常々気遣いを頂き感謝している。
家内からは、「じゅうじゅう、十重二十重にもお礼を申し上げて欲しい。」と言っていたことも書き添えておきたい。

初物、初物でまたまた寿命を延ばして頂けた。
足の回復に一層努めねば。


masatukamoto at 12:12│Comments(0)TrackBack(0)

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