March 05, 2017

歌・・・

家内が出掛けている間の私の行動について何度か書いてきた。
コーヒーを飲みながら音楽を聴いたり本を読んだり、時にボウーッと窓外の景色を眺めていたりと、今なお大筋において変わることはない。と言うか、未だ行動不自由のため変えることが出来ないでいるのだ。
外を自由に歩き回れるまでに回復すれば大きく変わること間違いなしだが未だ目標地点は霞がかかったままだ。
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そんなこんなで世の中の出来事・変化に疎くなっている事も事実だ。
先日、アメリカに於ける権威あるグラミー賞を内田光子女史が受賞したのだと随分遅れて知ることとなった。
世の流れに遅れてはならじと新聞に目を通したり、テレビもニュースだけは極力見るようにしているが、まあ実際はこの程度であり笑われても仕方がない状態だ。
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賞は最優秀クラシック・ソロ・ボーカル・アルバム賞で内田光子女史(ピアノ伴奏)とドロテア・レシュマン(Dorothea Röschmann)女史(ソプラノ)がシューマンの『リーダークライス』と『女の愛と生涯』、それにアルバン・ベルクの『初期の7つの歌』を演奏するCDだ。
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一昨年の晩秋、シューマンの歌曲を聴いてみたいと思いデッカのクラシックページを探していたところ上のCDを見つけたのだ。 内田女史については知っていたが、ソプラノ歌手の経歴は全く分からないままドイツ人らしいs-2017-02-25_100252ベッピンでタイプの女性という理由が加わっただけで購入決定。
当時腰痛がひどくて車椅子が無ければ家の中の移動すら困難な時で、CDは何度か聴いた後に地下の書斎へ片付けてもらっていたのだ。
しかし此の度グラミー賞受賞を知り、またまた聴きなおすことに。
合わせて林美智子女史のCD『赤と黒』も聴きなおすことに。
彼女はメゾソプラノ歌手で去年の秋、『クラシック音楽館』(NHK・Eテレ)で森 麻季女史と共に歌うのを聞かせてもらった。
彼女のCD『赤と黒』を買ったのはアンブロワーズ・トマのオペラ『ミニョン』の中で歌われs-2017-02-28_064225る『君よ知るや南の国』を聴きたかったからだが、このCDも随分長く書斎で眠っていたことになる。
私が幼かった頃、我が母親はいろんな童謡・唱歌の類いからアジア大会の歌、『帰れソレント』などの外国歌曲を歌って聴かせてくれたが、この君よ知るや南の国』もそれらのひとつだった。
私にとっては今も記憶に残る懐かしい歌なのだ。


masatukamoto at 17:31│Comments(0)TrackBack(0)

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