June 22, 2017

夏至

以前に書いた通り今年の夏至は6月21日、昨日であった。
地学の教科書なら公転や自転、地軸の傾き(23.4度)などの説明が必要だが、日本では一年のうちで最も昼の時間が長い日と知っておけば良いかと。s-2017-06-21_162440
その日、我が家から見る日の出の写真をと思っていたが夜半からの雨で叶わず。明くる22日、今朝の日の出をと思ったが雲厚く断念。
もっとも紫陽花などの花や葉が雨に濡れ、目には優しくも嬉しい鮮やかな色彩を呈してくれていた。
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夏至の時期、私の頭に思い浮かぶ一番は冒頭で触れた地球と太陽に関わる天文分野のことだ。
そのことからフィンランドでの白夜や夏至祭の記憶に繫がり、日本の自然と比べるように思考が広がって行く。
紫陽花などの植物への関心もその流れの筋道にあると言える。
そして食いしん坊の私は鱧(ハモ)蛸(タコ)を思い浮かべるのだ。
で、氏に出前を頼んだのだ。
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ハモ、タコに加えて剣先イカ、マグロ赤身にヒラメのお造りが。
生ものを好んで食べない家内は鱧の湯引きを梅肉で。
料理でお造りが提供されると、私は家内の分と二人分食べることが出来るので結婚して以来40数年ウハウハ幸せ感いっぱいの時を過ごしてきたのだ。
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「なんだ自分ばかり」と思われるのも片腹痛いので一言弁明すれば、家内は少食で量的には食べないのだ。そしs-2017-06-21_211437て家内は野菜や海藻などが好きで、煮物や酢の物などのアッサリ系の料理を好むため、そうした料理は私の分を渡すと、まあバーターの関係だと言えようか。
今月に入って毎日食膳にのぼる地産のトマト。
家内の好物である。
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トマトはさておき、ご馳走のお造りが出れば当然お酒が付き物。
いつもは『蔵人の詩』(中本酒造)を冷酒でとなるのだが、昨夜は充分に冷やしておいs-2017-06-22_112138た限定100本生産の高価な『ARABASHIRI(あらばしり)』を飲むことにした。
先日飲んだ生酒と同様に火入れ前で、酒造りの発酵微生物が生きている段階のお酒である。
昔は木桶、今は金属製の桶が主だと思うが、簡単に書けば、そこで発酵した醪(もろみ)を搾り、酒とs-2017-06-18_132913酒粕に分離した最初の酒が『あらばしり』と言える。
醪の搾り方もいろいろあるようだが、私の頭の中では吊り下げられた醪の入った布袋からポタリポタリと滴り落ちている様子が思い浮かぶのだが・・・・・
充分に冷やしたビンの底には白い沈殿物があり、開栓した時には僅かながらも発泡現象が起きた。
味わいはシャンペンの如くサッパリしており最近よく使われる言葉で表現すればフルーティーと言える。
私の好みで言えば、お造りには普段のお酒の方が良いような・・・
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ご飯は私の好きなバッテラ(海苔巻)と鉄火巻。家内は山ゴボウ
の細巻きなど。
s-2017-06-21_211311ただし私のものは一人前の量が削られているのだ。
これは
氏の仕業ではなく、私がお酒を飲んだからと家内が寿司を半分に減らしたのである。
まあ私のお抱え管理栄養士、否、監視栄養士だから仕方がないのだ。
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ともあれ長い昼は美味しい夕食を戴くことで締めくくることになった。

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masatukamoto at 12:56│Comments(0)TrackBack(0)

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