June 26, 2017

自信

6月24日(土)、シミュレーション通りに出来るかどうか実際に行動してみた。s-2017-06-13_071451
介護タクシーと車椅子利用なら既に何度か外出してきたが、今回の行動は家内の付き添いのみで両手の杖だけが頼りという条件だった。
この条件での行動を試みる時、先ず第一番目に 氏の店へ行こうと決めており、そのため頭の中での演習を何度も繰り返し行ってきた。
line-2赤色
我が家と店の往復は車に頼らざるを得ない。
車を降りてからは少しだが歩道を歩かねばならない。
店内へ入ったとして杖を持って歩くことが出来るか、カウンター前に並ぶ椅子に座り、また立って手洗いへ移動出来るか、手洗いで用を足せるか、他に客がいる場合に迷惑をかけないか等々、事前の頭の中での予行演習は多岐に渡った。
s-2017-06-21_163915
この日、先日出前してもらった時の容器を 氏が引き取りに来てくれるので、それに合わせて店まで乗せてほしいと頼んだのだ。
立っている者は親でも使えと言うが、いつも何かと気遣ってくれている 氏をただ便利だからと、コキ使ったというわけでは勿論ない。
s-2017-06-25_135014タクシーを使うつもりでいたが、私の状況を知ってくれている 氏ゆえに安心の度合いが比べ物にならない、このことが一番の理由だった。
勿論、タクシーを利用するなら往復で5000円を超えるのだから懐具合の方でも大いに助かる。
まあそれはさておき、丸4年半ぶりに 氏の店の暖簾をくぐることが出来たのだ。
これは私にとってとてもとても嬉しいことだ。s-2017-06-25_114708
写真のように家内と並び、カウンター越しに 氏と向き合うことがこれほど早く出来るなど思いも寄らぬことであったのだから。
生ものを好まない家内も天ぷらは大好物。
自分で揚げていると油でむせて食べられなくなる家内だが 氏に揚げてもらうので味わうだけ。
天つゆも沖縄の塩も天ぷらの素材の美味さをよく引き出してくれた。
s-2017-06-25_114103
私の為にお造りやハモの焼き霜など料理も次々と。
美味しい料理に家内の嬉しそうな顔、もう満足という言葉以外ない思いでいたのだ。
写真の通り、 氏が朝から冷していたという久保田もウマイ。
s-2017-06-25_104614
私の飲食にウルサイ家内もこの時ばかりは何も言わず、共に喜んでくれているようだった。
久保田は私にとって辛口の酒ではない。と言って甘口でもなく、うーむ、旨口と言えるかな。
ともかく帰りはタクシーで無事自宅に帰り着いた。
line-9赤紫色
案ずるより産むが易しという古諺があるが、案ずることすら出来なかった状態から頭の中で様々に演習を繰り返し、その都度心配に心配を重ね、とうとう実践に踏み切ったのだが、古人の言葉を実感し、大いなる自信を得たのだった。
家内の付き添いも足となる自動車も必須で、まだまだ一人で好きに外出とは行かないが、また新しい一里塚に辿り着いたように思う。
氏にも家内にも感謝 》
2017-06-03_141233


masatukamoto at 23:38│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索
月別アーカイブ