October 13, 2017

秋 《地獄絵展》

今秋鑑賞したいと思いつつ私は行くことが出来ないので家内に鑑賞してもらい、その感想を聞きつつカタログの図絵を見ることで鑑賞した『つもり』になっていると書いてきた。s-2017-10-12_151336
『つもり』になったことの例に『源信』展を挙げたが、源信は極楽往生への道を納得しやすいようにと『往生要集』を著した。
そこで世界を地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人(にん)・天・総結の7つに分け、更に地獄は等活・黒縄・衆合・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・無間の8つに分かれると説いた。
そうして厭離穢土、つまり厭い離れ去るべき迷いの世を説明し、欣求浄土、つまり穢れた迷いの世から安寧清浄なる浄土へ向かう道筋を明確に示したと私は捉えているのだ。
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『往生要集』に示された源信の地獄観や浄土観は仏教絵画や彫刻など多方面にわたって影響を与えた。
そんな地獄についての特別展が11月12日まで龍谷ミュージアムで開催されている。
s-2017-10-12_162413この展覧会も家内に行ってもらえば良いのだが、いかに元気で良く助けてくれると言っても家内の体が二つも三つもあるわけではない。
そうした事情もあって家内の感想を聞くことも無く、ただカタログだけを仕入れるということもある。
龍谷ミュージアムの特別展『地獄絵ワンダーランド』のカタログは既に仕入れて読み終えている。
s-2017-10-12_161856『往生要集』に加えて『源信』展カタログ、更に『地獄絵ワンダーランド』展カタログを加え、いよいよ地獄に詳しくなってきた。勿論のこと念仏行による浄土への道についても、だ。
が、頭だけの理解ではダメ。
ダメであることも頭では分かっているのだが・・・・・
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この秋、まだまだ興味ある展覧会が・・・・・。

《続く》
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masatukamoto at 06:27│Comments(0)

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