January 07, 2018

お雑煮の記憶

私が記憶している限り、つまり4歳か5歳以前の記憶はハッキリしないので除外するが、それ以後の私の人生に於ける元日のお雑煮は、ただ一度を除いて丸餅を入れた白味噌雑煮であった。
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ただの一度。私が自宅で元旦を迎えなかったことが一度だけあったということだ。2018-01-01_160927
38豪雪の翌々年だったと思うが年末から青森県下北半島・下風呂温泉の長谷旅館に逗留し、そこで新年を迎えたことがあった。この旅館は井上 靖が『海峡』を執筆した宿で津軽海峡に面して建ち、海側への階段を下りた先にある浴室から北海道の戸井や恵山岬を眺め2018-01-01_161044たことを思い出す。
元旦、高足膳で本膳・二の膳・三の膳と豪勢な祝い膳を拵えてもらったことも思い出す。
この膳で深く記憶に残っていることが、味噌でなくすまし汁の雑煮であったことと、フカ(鱶)の肉の酢味噌和えを頂いたことだった。
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本題から逸れるが、フカ=サメ。フカヒレ料理を食べたことはあったが、サメの肉を食べるのは初めて2018-01-01_161322だったから強く印象に残っているのだ。当時の私は、サメは人喰い鮫で怖ろしい生き物との思いが強く、そのサメを食すなどとは思いも寄らぬことだったのだ。
宿の女将が、サメは新鮮な物でないとアンモニア臭を発するので食べられないのだと教え2018-01-01_161349てくれたことも覚えている。特別美味しいとは思わなかったが初物である。それも旬のというだけでなく生まれて初めてのホンマもんの初物だったのだ。
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お雑煮の話に戻そう。
今年の元旦、家内がすまし汁のお雑煮を拵えたのだが、これは私の人生において二度目のことであり、思わず「どうしたん?」と家内に問うたのだった。
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家内曰く、二日に来る息子夫婦が共に白味噌仕立てのお雑煮が好きだから元日と替えたのだと。
むむむむむ。
元日でも二日でも大した変わりはないが、何だかちょっと寂しいような・・・
※ みず菜無く 三つ葉と柚子で 餅隠れたる雑煮
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masatukamoto at 12:40│Comments(0)

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