June 19, 2018

地震・・・要らん

昨日の地震は大きいものだった。と言っても大きいと言うのは私の感覚である。
気象庁が発表した我が町の震度は4であったが、震度3以上の揺れを経験したことがない私にとっては怖ろしく大きい地震だったのだ。
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揺れの強さや伝播速度は地質構造との関わりが大きいとされる。
我が町に隣接する行政区の震度は5弱。震源地からは我が町の方が近いのだが我が町の震度は4だった。震源地から遠いほど震度が小さくなるとは一概には言えないということだ。
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断層が川に沿って存在するというのは一面正しい。と言うのも断層面の摩擦によって破砕された部分が水による浸食が容易で、長い年月の間に川となると言えるからだ。ボニージャックス-1
しかし川が無くとも断層が確認されている所は沢山あり、断層の位置イコール川筋という式は成り立たない。
もっとも断層が全て発見されているわけではなく推定断層ばかりか地震が発生して発見される断層も多いのだ。それを考慮すれば川筋に沿って断層は無いとも言いきれない。
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昨日の地震による被害は震源地(高槻市と茨木市の境辺り)を中心に淀川流域に多くみられたように思うが、淀川に沿った断層があるとの報告は未だ耳にしていない。多分淀川流域の沖積層地質ゆえのことだs-2018-06-08_144638と思った。
淀川流域の沖積層はサントリー山崎蒸留所のある大山崎辺りで木津川、宇治川、桂川の三川が合流して淀川になるのだ。その大山崎や樟葉(くずは)辺りから淀川河口部に向けて⊿(デルタ)状に砂利・砂・シルト・粘土といったものが層を成して堆積しており、地盤としては柔い方に入るだろう。
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昨日淀川の川筋を赤色と黄色の破線で示し、確認されている生駒断層(地図上の右部)、上町断層(左下部)、高槻・有馬断層(上部)を赤色の線で表しておいたのだった。
テレビでは高槻・有馬断層における逆断層と横ズレ断層が絡む複合的運動が地震発生の要因で、今後上町断層が動くことに注意を払わねばならないと熊本地震(布田川断層・日奈久断層)を例に地震学者が語っていた。
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地震を怖いことの筆頭に挙げている私ゆえに地震に対する注意を怠ることはないが、怖いものはコワイ。
昨朝7時58分の地震以後、幾度もの揺れに何度も身構えてきた。
日付が変わって0時31分、寝入りばなに大きい揺れ。その後もちょこちょこ小さな揺れを感じてきた。今朝ベッドで本を読んでいた4時53分。ドスン、ガタガタガタ。
食事を始めようとしていた6時50分、ガタガタガタ。続いて7時52分、ドスン、ガタガタガタ。
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今日は家内が仲間たちとの演奏練習のために出かけるが、事故が無いようにと願う。
いつも通り私が留守番をするのだが頻繁に余震が起きる状況下である。怖さと不安を抱えながらの留守番はいつも通りというのとは随分違う感じである。
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masatukamoto at 10:34│Comments(0)

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