June 22, 2018
地 震 後 考《2》
今回の地震が収束の方向にあるようで少し嬉しい気分になっている。とは言うものの地球相手にチリかホコリのようなニンゲンが勝手な希望的オモイを持っているに過ぎないのだ。
得体の知れぬ地球のことゆえ、いつ何時何処で何を起こすか分からない。
震源地を特定出来ても、それはヒトの皮膚のシワの交点を
ひとつ見つけた程度のこと。
手指を切った場合その傷口が痛むものだ。しかしヒトには痛みの原因部分とかけ離れた箇所が痛む関連痛という症状があり、痛みの原因を特定するのが困難な場合もある。小っちゃい人間一人とっても分からぬことが多いのだ。ましてや地震は得体知れぬ地球が相手なのだ。
積み重ねた経験は知恵として大切だが傲慢にならず謙虚さを忘れてはならないと改めて思った地震である。
そんな思いを抱きながら大阪ガスに
一言。
今回の地震によって電気・水道に異常が無かったことは既に書いたが、昼食の用意にガスコンロを使おうとした際にガスが使えないことが分かった。
地震の揺れに即応し、自動的に送ガスをストップした機能は素晴らしいと評価しよう。
広く行政区単位でも、各戸別のガスメーターにおいても送ガス停止としたのだろう。
行政区単位での送ガス復旧については分からないが、各戸別の送ガス機能の回復については少々言っておかねばとの思いがある。
要点のみ出来るだけ簡潔に書くと、
1. ガスメーターの操作で個別の送ガス機能が回復出来ることの周知を。
地震後、電話回線が混雑しており大阪ガスにもサービス・ショップにも繋がらなかった。
大阪ガスがテレビを通じ、ガスメーターに対する復旧操作の説明映像を流し始めたのは地震発生後、二日を経てからであったと思う。
また不明な場合はホームページを見るよう案内していたとも思う。
歩行困難な私だが家内の介助でガスメーターの設置場所まで行けたことと、私がたまたまガスメーターの復旧操作を知っていたので送ガスは回復した。
しかし大阪ガスに電話がつながらなかった家内は電子レンジで昼食の用意をすると言っていたし、パソコンを扱わない家内が大阪ガスのホームページを見ることは無いのだ。
大阪ガスのホームページをパソコンで自由に見ることの出来る年寄りが一体どれくらいいるのだろうか。
家内がひとり暮らしをしていたならガスの使用まで2日はかかったかもしれない。
今回の地震における大阪ガスの対応について安全対策は良しとしても、不親切と言わねばならない面があったことは残念だ。
masatukamoto at 15:00│Comments(0)│