June 29, 2018

スッキリしないこと (2)

昨夜 FIFA ワールドカップ (2018) グループ H の日本対ポーランドのサッカー試合があった。
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ワールドカップと言えば、ブラジル(2014年)、南アフリカ(2010年)、その前がドイツ(2006年)開催だった。
そのドイツ大会の折に私たちはベルリンに滞在していた。イタリアが優勝したのだが、勝利を祝うイタリアのサポーターたちが夜中までドンチャカ騒いでいたことを拙ブログで書いたことがある。
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またウィーン空港で散々な目にあったことやクラクフ(ポーランド)空港でラッゲージが届かなかったという不運に遭ったことについても書いたのだった。s-2018-06-23_165430
しかし『禍福は糾える縄の如し』と言われるように災厄は何時までも続くものではなかった。
クラクフ空港の若い女性係員は私たちの荷物探しのため懸命に働いてくれた。空港から鉄道駅までのバス運転手は料金について丁寧に教えてくれた。その後、駅舎も改札口も無い駅から列車に乗ってクラクフ中央駅に向かう車中で知り合ったアメリカの老婦人は、検札に回ってくる車掌から乗車券を買うことや、ここが下車駅だと教えてもくれた。そればかりか自分が降りる駅でもなかったのに、わざわざ駅前のタクシー乗り場まで案内してもくれたのだった。
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まだあった。タクシーの台数が少ないのか、いつまで待っても車待ちの人数が減らないので家内と共にホテルまで歩くことにしたのだ。しかし何ぶん初めて訪れた町でありポーランド語が分からない上に英語が通じにくいといった理由が重なり、地理勘には強い私が迷子になってしまったのだった。s-2018-06-20_062915
この時たまたま道を尋ねた女性が当時ヤギェウォ大学の学生だったアンナさんである。彼女も自分の用事を後回しにしてホテルまでの結構な道のりを共に歩いて案内してくれたのだった。
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ポーランドとのサッカー試合を見て、素晴らしく温かい気分に浸った時があったことを思い出した。
しかし昨日の試合の前半・後半とも日本の素晴らしいプレーの数々を見せてもらい、とても昂揚した気分でいたのだが、後半の残り10分くらいだったろうか、あまりのプレーの違いに正直なところ気分はサイテー、イライラもどんどん高まるばかり。
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まあいろんな考え方があることは事実。別にルール違反をしているわけではない。決勝トーナメントへ進むための戦略だと言われれば、そうだなあと同調する気分にもなる。
分からないではないが柔道では無気力と判断されれば指導が与えらる。ロンドン五輪・バドミントン試s-2018-06-20_095225合での韓国チームの無気力試合を見たが、あれはスポーツの試合とは言えない。全く唾棄すべきことと私は思ったものだ。
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ラグビーでも、わざとボールをライン外に蹴って攻撃されることを防ぐために逃げの手としてのタッチキックを行うことはある。例として同じではないがラグビーを齧ってきた者としては西野監督の判断指示に理解は出来るものの認めたくないというスッキリしない気分でいるのだ。
確かに勝負は結果第一である。勝てば官軍、勝つためには見苦しくとも規則に触れない限り何をやっても良いと、これはスポーツとは言えないだろうと、私の気分はイライラ。
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何だか政治の世界でも似たような・・・
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masatukamoto at 21:09│Comments(0)

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