May 23, 2019

残 念

夕刻、家内が取り入れてきた新聞を見て「あっ」と声を漏らしてしまった。
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このページでも何度か書いてきた千日前の〔『德家』が幕 〕との見出しだ。
女将もいろいろと考えた末の結論なのだろう。
ハリハリ鍋は勿論、鯨のいろんな部位の刺身を頂きながらお酒を楽しんできた。
鯨料理を知ってもらいたくていろんな人を連れて行ったし、帰りがけには鯨カレーを土産に持ち帰らせもした。
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私の世代において鯨肉は手に入りやすい大衆的な食材であったのだ。s-2019-03-20_151159
乾物屋へ行けば2~3センチ厚で40センチ四方の板のようなコロが何時でも買うことが出来たし、魚屋へ行けば赤身肉の大きいブロックを買うことが出来たのだ。
今では尾の身やサエズリなど高くて高くて買うことも出来なくなってしまった。
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病いを得て7年半だから『德家』ご無沙汰も7年半になる。
『德家』のビルの前まで行くことが出来るなら2階へはエレベーターで上がれるのだが、今は未だ長く歩くことが困難なので行くのは難しい。
s-2019-05-23_193247しかも閉店が25日なのだと。
やはり残念と言う以外にない。

法善寺の土佐料理『にしむら』、バー『斛(ますめ)』。懐かしい店の名前が浮かぶ。
千日前『德家』も我が記憶のページに入れることになってしまった。
女将にも店のスタッフにも「ありがとう」の言葉を贈っておこう。


masatukamoto at 20:55│Comments(0)

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