February 02, 2020

しっかりして、WHO!

世界保健機関(WHO)が新型のコロナウィルス(Coronavirus)について、漸く国際緊急事態(global health emergency)を宣言した。
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中国・武漢市で新型コロナウィルスによる肺炎の発症・感染が確認されたのが昨年12月中旬のことだったと伝えられている。その当時から、つまり昨年の状況について私は何も知らなかった。
しかし今年1月10日頃に新型のコロナウィルスが病原体であると中国疾病対策予防センター( CDC・Chinese Center
for Disease Control and Prevention)が突き止めたことを知って以来、新型コロナウィルスに関する情報に強い関心を持ってきた。
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SARSの時に情報隠しをしていた中国ゆえ、私は今回も同様だろうと思っていた。だから早々とCDCが情報公開したことについては少々驚きすら感じたのだった。それに対してWHOの対応は『どん臭い』としか言い様が無いように感じられた。
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※ 上はチーズフォンデュをした時の写真。
1月22日には台湾、タイ、香港、マカオでも感染者が確認されているにも拘らず、WHOは緊急事態の判断を保留した。
翌23日には武漢市封鎖という大胆な策が講じられたが、この決定以前に多くの人たちが武漢市外へ脱出していたことが明らかになっていた。それでもWHOは緊急事態の判断を避けた。
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そして30日には中国国内での感染者数は8000人を超え、死者数も200人に近付く勢いとなり、感染拡大はネパール、インド、マレーシア、フィリピン、ベトナム、スリランカ、それに日本とアジア全域だけでなく、UAE、フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリアなど世界中へ広がってしまった。
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ここに至って漸く漸くのこと、WHOは『貿易や人の移動に関する制限の勧告はしないが、医療の体制不十分な国の支援やワクチンなどによる治療法や診断方法の促進やデータ共有を行うべき』と国際緊急事態を宣言したのだった。
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新型ウィルスによる肺炎の発症・感染の現状を鑑みれば、全世界の国々が協力して取り組むべき緊急事態であることぐらいは医学の専門家でなくとも十二分に認識出来ていたことだ。
s-2019-12-01_103449それなのに感染が全世界に拡大するまで国際緊急事態宣言を発しなかったWHOの責任は大きいと言わねばならない。
テドロスWHO事務局長は、「中国政府は感染拡大阻止に並外れた措置を取った」などと語っていたが果たしてそうだろうか。武漢市長や武漢の医療関係者の言葉を聞くと否定的な発言ばかりなので信用し難い思いが強くなる。
フランスの夕刊紙ル・モンドが22日と23日に開かれた
WHOの緊急会合でs-2019-12-02_082748中国の代表者が緊急事態宣言は問題外との主張を繰り返したと報道していた。
ル・モンド紙の記事を全面的に信用するつもりはないが、世界的危急事態でありながら緊急事態宣言を発っせず延び延びにしてきたWHOの姿勢やテドロスWHO事務局長の中国政府を気遣い遠慮した発言を併せ考えると、WHOが「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的に活動しているのかどうか正直なところ疑わしく思えてならない。
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masatukamoto at 20:30│Comments(0)

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