April 29, 2020

最近の状況《2》

私の日常は新型コロナ感染症問題に関連して大きく変わったということはない。もともと自由に出かけることが出来ない身体状況にあるので変えようもなく、外出を自粛している状況が私の常態であるのだから。
s-2020-04-27_203230以前同様に所蔵CDで私だけのコンサートを開いたり、読書したり、以前に録画しておいた洋画を見たりと日常生活を平穏無事に過ごしている。
緑短
そんな中、書斎まで移動出来るようになったので、終活と言うほどではないが何年もほったらかしにしていた机の引き出しなどの片付け整理を始めたのだ。
これには長兄宅の整理の大変さを目の当たりにしたこともきっかけになっている。
赤短
実際に片付けを始めて、「へえーっ、こんなものを置いてたのか。」と感心したり昔のことを思い出したりと作業が止まってしまうこともしばしば。s-2020-04-27_203445
小学生の頃から蒐集し始めた切手のストックブック、記章・バッジの類い、QSLカードや名刺などなど。
青短
個人の名前や住所が明らかな年賀状や名刺、様々な写真などはシュレッダーで細かく裁断して燃えるゴミとして出したが、それらには3000通を超えるQSLカードも含まれていた。
s-2020-04-28_060146QSLカードとは無線交信証のことで、いつ交信したのか互いのコールサインのほか、送・受信装置(無線機やアンテナ)、使用した周波数帯、交信状況などを記した証明書である。
私にとってはアマチュア無線を楽しんでいた頃の宝物であり処分するに忍びない思いであったが、終活の基本は断捨離であり全て裁断処分に。
ピンク短
最後にとの思いで1通ずつ見直していったが、我が家で、或いは移動先での交信時の様子がありありと思い出された。勿論沢山の無線局と交信したので中には思い出せない人もいたが、アイボール(実際に会う)した局や、多くの局が絵葉書のようなQSLカーs-2020-04-28_060146ドを発行していたので大方の局との交信状況を楽しく思い出すことが出来た。
紫短
1989年に初交信以来、何度かアイボールを重ねてきたK君(神戸・東灘区)のQSLカードもあった。
K君は1997年1月17日に起きた阪神淡路大震災の犠牲者の
一人だ。
このように悲しい記憶を思い起こすカードもあったが、QSLカードと名刺については全て裁断を終えた。

※ このところベルリオーズの作品を楽しんでいる。


masatukamoto at 16:00│Comments(0)

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