May 14, 2020

コロナ対策・経過から《2》

泥縄式という言葉がある。
先日、安倍首相と共に会見した尾身氏はPCR検査実施数の不足を認め、その理由のひとつに「韓国やシンガポールなどは
SARSやMERSの経験を踏まえてPCR検査体制を拡充してきたが日本ではそれらの新感染症患者が多数発生することはなかった」ことを挙げていた。
s-2020-04-28_054333しかしSARS(重症急性呼吸器症候群)発生は 2003年。 MERS(中東呼吸器症候群)は2012年のことだったことを思うと、今年
2020年まで政府・厚生省はいったい何をしていたのかと思う。
ピンク短
尾身氏や専門家会議の面々が政府・厚生省の弁護人で無ければ、専門家の立場から感染拡大防止対策で不十分な面があるなら改善も含め早急に実行させるだけの態度を示すべきだというのが私の考えである。
だから私は尾身氏を『お飾り』とも彼の発言を『言い訳がましい』とも先日のブログに書いたのだ。
会議では提言して頂いているのだろうが、政府・厚労省の対応はあまりにも遅く、専門家会議の提言を聞き流しているのではないかと疑いたくなるほどなのだ。s-2020-04-28_055108
空色短
機構的に厚労省を統べるのは加藤勝信大臣である。
その厚労省から各都道府県衛生主管部(局)に対し『新型コロナウイルス感染症に対応した医療体制について』の事務連絡が2月1日付け、『新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安について』との事務連絡が2月17日付けで送付されている。
この文書に『風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方』との記載があり、これが受診基準となったことは各医療関係者や受診を希望していた人の言葉から明らかである。そしてこの基準に忠実であったのが各都道府県の保健所であり、医師がPCR検査が必要と判断したs-2020-04-28_055934ものであっても保健所が受け付けなかった事例が少なからずあったのだ。
紫短
上の通達が2月1日と17日に出されて既に3ヶ月を過ぎた。この間に医療関係者やマスコミから受診基準やPCR検査実施について批判の声が相次いできた。
そして漸く5月8日になって、加藤厚労大臣が記者会見で
PCR検査に向けての目安としていた『37.5度以上の発熱が4日以上続く』についての見直しを表明した。
ところが加藤厚労大臣は「目安ということが相談とか或いは受診の一つの基準のように。我々から見れば誤解でありますけれど・・・」「これについては幾度となく通知を出させて頂いたり、そうではないんだということを申し上げて相談や受診に弾力的に対応させて頂いた・・・」などと語っていた。s-2020-04-28_055422
青短
うん? 目安、基準、誤解だと?
何だか、以前にどこかで聞いたような・・・

目安とは凡その基準のことであり、同じ意味の言葉なのだが誰が誤解したと言うのだろうか。
赤短
役所仕事に携わったことがある私は、あらゆる通達が中央省庁⇨都道府県庁⇨市町村役所(場)と、⇨印が示す如く『上意下達』の関係にあることをよく知っている。
『地方分権一括法』で国と地方の上下関係が対等な関係になったものの、何もかもが対等協力関係にs-2020-04-28_060358なったわけではないのだ。
5月8日の発言で国民や保健所に対しての責任転嫁だと批判された加藤厚労大臣だが「保健所の方々がそうだったと言っているのではない。《略》誤解という言葉《略》を使ったことが適切だったのか、これは真摯に受け止めなければならない。」とも語っていた。
緑短
誤解という言葉を用いたことの適切さを考えるなら、真摯にという言葉の使い方についても考えるべきだと思うがね。



masatukamoto at 16:30│Comments(0)

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