April 04, 2021

歯痒い

歯痒くイライラすることを隔靴掻痒と言う。
ミャンマーの治安部隊という殺人者集団を跳梁跋扈させている奴の名前はミン・アウン・フライン。
例えを映画『スターウォーズ』に求めるなら、こ奴が銀河世界を支配しようとする悪のシス(暗黒の勢力)に相当する。
2021-03-17_163858世界が注視している中、何ら躊躇うこと無く人殺しを続けさせている奴を捕らえることも止めさせることも出来ない現況は単にイライラするだけでなく悲憤慷慨の思いでいるのだ。
ももいろ短い
このミャンマーのミン・アウン・フラインに対して武器を売っているのがウラジーミル・プーチン(ロシア)であり、経済面で密に繋がっているのが習近平(中国)であることは世界が知るところだ。
ミャンマー治安部隊の一般市民に対する殺戮は続き、昨日(4/3)の時点で2021-03-17_164740死者数557人に上っている。この死者数には自宅前で撃たれて亡くなった子を含め、無抵抗で殺された子供たち43人(BBC)も入っている。
あかいろ短い
随分前になるが、藤田まこと氏が演じる必殺仕事人というテレビ映画があった。恨みを抱いて亡くなった人が生前に依頼した怨念を晴らす仕事を代行するという作品だ。藤田まこと氏が演じる南町奉行所の同心・中村主水は刀で、他に柔の技をもって頸椎を折ったり、簪を延髄に突き刺したりして悪人を殺す仕事人もいた。『目には目を歯には歯を』(旧約聖書・エジプト記)とあるように即効明快な手段ではあるが、私の思いは違う。まだるっこいが国連の働きに期待したいのだ。
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ところが国連の現状はとても私の期待に応えられる状況にはない。
ミャンマー治安部隊の残虐行為を抑え停止させる力を持つのは国連をおいてほかに無いと私は思っている。しかし国連が力を発揮するには安全保障理事会常任理事国(米英仏ロ中)が賛成しなければならないのだが、これら常任理事国のうち1ヶ国でも拒否権を使い反対すれば決議できないのだ。
これまでも自国の利益第一とばかり拒否権を行使してきた国々だ。今回ミャンマー軍事政権が行っていs-2021-03-23_103528る国民に対する残虐な殺戮行為を止めさせる決議について中国、ロシアが後ろ向き姿勢を取っている。
うすむらさき短い
全く能無しで力無い国連だが、直ぐにでも取って代わる組織など望むべくも無く、悲憤慷慨隔靴掻痒の思いで中国、ロシアを罵り溜飲を下げているのが近頃の私だ。




masatukamoto at 13:00│Comments(0)

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