April 16, 2021

独善専制

瞬間的に判断行動しなければならないことは人が生きていく上で沢山ある。
こと人の命が危険に直面している時、これは言を俟たない。
しかし即決即時断行が常に必要と言っているわけではない。むしろ熟慮断行することが大事だと私は思s-2021-03-23_104038っている。
あかいろ短い
現代は以前にも書いているが、過程(プロセス)を無視して結果のみを重視、或いは無視せずとも結果を求めることを急ぐという風潮が当然と言うが如くに広がっている。そして結果が良いか悪いかどちらかを明確にし、グレーな中間的結果を認めない傾向がますます強くなっているように私は感じている。
うすむらさき短い
もう20年ほど以前になるだろうか。国政上、衆議院で認められても参議院で否決されるという『ねじれ』状態が起き、『決められない政治』という言葉がマスメディアを通して広まり、結果として自民党s-2021-03-23_104240が力を得て、そこへ公明党が加わることで『ねじれ国会』が解消していくことになった。
かき色短い
2012年(平成24年)末に自民党・第二次安倍政権がスタート。これ以後安倍首相は経済再生、成長戦略などの政策を実現する一方、内閣人事局を設置することで各省庁の人事権を掌握するなど、権力の集中化を進めてきた。
そうした中央集権体制の強化は内閣、それも総理大臣集権体制とも言える状態となり、官僚や与党国会議員は勿論のこと地方各級首長・議員に至るまで『総理大臣は神様』と祭り上げられる存在となっていったのだ。
ももいろ短い
『総理案件』『総理のご意向』と言いさえすれば何でも通る。思い浮かぶのは「下にい~、下にい~」と歩む将軍の行列に対し、道路わきに只々平伏している一般民衆の映像だ。
駕籠の中には祭り上げられた裸の王様(総理大臣)。駕籠の周りを固め警護するのは官房長官を頭に内2021-04-03_110914閣府の政務・諜報(警察軍事)など側近たち。行列を構成するのは各省庁の大臣と官僚、それに国会で多数を占める自民・公明の議員たちだ。
空色短い
これは私が想像する安倍・菅政権の階層構造(ヒエラルヒー)である。
総理大臣にあらゆる権力が集中する。この構造に『ねじれ』は無いので総理大臣(内閣府)が口にしたことは上意下達で指示・命令となり、政策は与党多数の国会で立法化されて実施される。
選挙で選ばれた者たちが反対意見はあれど一応審議した形を採っているのだから民主主義のルールを逸脱しているとは言えない。しかし総理大臣の意のままに政治が進められる状況は専制的であり独裁的とも言える。
s-2021-04-03_113305

紺色短い
こうした状況に人間世界の欲が混じり、相手の心情を思いやる忖度といった清浄高潔なることではなく、自己中心で我欲を求めるゴマすりが横行することになるのだ。
一方、『親方日の丸』の如くに『親方総理大臣』と親方(の名前)を嵩に偉そうぶり、言うたもん勝ち、やったもん勝ちとヤリタイ放題なのが政権中枢の姿だ。
法律すれすれ触法ギリギリまでヤル。バレないようにヤル。バレそうになれば証拠・証人を隠す。隠して隠して隠し通す。それでもダメなら証拠は消滅(焼却)するか捏造する。いよいよ、どうにもダメなら部分的に認め謝る。
こんな姿を安倍政権で10年近く、菅政権で半年ばかりだが沢山見せられてきた。
2021-04-03_111948『仏の』と冠せられてきた私が怒ることが多くなった期間でもある。
安保法制の解釈改憲、森友学園に加計学園に関わる公文書改ざん、官僚人事では佐川氏を国税庁長官にしたことや黒川氏を検事総長にとの思惑、桜を見る会でのウソ答弁の連発等々数え上げればキリがないほどある。菅氏の問題は既に彼の長男の件が明らかになっているが、人事、利権など既に臭い煙が燻りかけているように私には思えるのだ。
みどり短い
国民すべてが知り、いまだにオカシイと思われている事に限って挙げたが、権力が集中するというのはs-2021-04-03_114200怖い恐ろしいことなのだ。
ところが次々とクッサイ問題が続くものだからクッサイ臭いが当たり前のようになり、人々が臭くて恐ろしいと感じにくくなってきているのではと私は思っているのだ。


masatukamoto at 14:30│Comments(0)

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